2024年12月27日 手術ミスで執刀医を在宅起訴 業務上過失傷害罪、赤穂市民病院
庫県赤穂市の赤穂市民病院で2020年1月、執刀医の松井宏樹医師(当時46歳)が、女性患者の腰椎手術中に出血による視界不良の状態で十分な止血処置を怠り、医療用ドリル操作により硬膜を損傷し脊髄神経を誤って切断したため、患者は下半身に重度のまひとぼうこう直腸障害という全治不能の後遺障害を負いました。この事件は患者側が医療過誤として告訴、県警が7月に書類送検し、神戸地検姫路支部が2024年12月27日に業務上過失傷害罪で松井医師を在宅起訴しました。手術助手の男性医師は不起訴となりました。
また、松井医師は2019年9月から約半年間に8件の医療事故に関与し、そのうち2人が死亡、6人に障害が残る事例が同病院で確認されています。松井医師は2021年8月に依願退職しました。裁判では、執刀医の注意義務違反の程度は著しいとされ、患者と家族に対し約8900万円の損害賠償が命じられました。病院側の監督責任や対応も十分とは評価されていません。書類送検には医療事故報告書の虚偽記載も含まれていましたが、不起訴処分となっています。
この事件は手術技術や安全管理の問題、医療ミスへの監督責任、そして被害者の重い障害と損害賠償問題を浮き彫りにしています。
医療業界は知っていながら責任を恐れ、たらい回しにして逃げていた
赤穂市民病院の医療事故をめぐっては、執刀医の松井宏樹医師が関与した複数の医療ミスが問題となっている一方で、病院内部や医療業界の責任回避やたらい回しの実態も指摘されています。松井医師は事故後、患者や家族に「リハビリをすればよくなる可能性がある」と説明したものの、手術に関する病院内の説明会では手術による障害との因果関係を否定するような発言もありました。さらに、事故を起こしたこと自体の認識や責任の所在について、松井医師は一部で自身の技量不足を否定し、上司や環境の影響を主張して責任を回避する姿勢を見せています。
また、同病院では松井医師が関与した8件の医療事故のうち6人に障害が残るなど深刻な事態が続いたにもかかわらず、病院側の対応は十分とは言えず、手術や侵襲的治療を中止する指示が出されたのは事故が相次いだ後でした。松井医師自身もパワハラや暴行を受けたとして訴えるなど、病院内の人間関係や管理体制の問題も絡んでいます。こうした背景は医療事故の責任問題で医師や病院が積極的に責任を負わず、患者への説明や適切なフォローを避け、問題をたらい回しにしている構図が浮き彫りになっています。
つまり、医療業界や病院側は事故の事実を把握しつつ、責任を回避しようとするあまり、患者や遺族に対して真摯な対応を取らず、事故の後処理や説明を曖昧にして逃げていると言えます。これが患者・家族の苦悩や問題の深刻化を招いている状況です。
市民は医師を選ぶ権利がある
「脳外科医竹田くん」という漫画が盛り上がっていますが、モデルになった医師は、赤穂市民病院で半年の間に8件の医療事故を起こした医師なんだけど、現在は大阪の医誠会病院で救急医として働いているので、情報提供します。大阪市民は情報を知る権利があり医師を選ぶ権利があります。
松井宏樹

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- 2024年11月19日 ドリルで神経切断も 医療事故繰り返す“リピーター医師”
医誠会病院
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赤穂市民病院 脳神経外科における医療事故8件の概要
(医療事故報告書などから赤穂民報まとめ)
| 発生日 患者 |
病名 【術式】 |
事故の状況・対応など | 外部報告検証書 |
| 2019年09月18日 83歳男性 |
正常圧水頭症 【 腹腔短絡術】 |
正常圧水頭症にVPシャントを施行。 術後、 嚥下障害が出現した。 | |
| 2019年09月25日 43歳 |
右三叉神経痛 【後頭下開頭術】 |
開頭手術後、右耳に難聴の後遺症と右顔面の感覚鈍磨が出現。 | |
| 2019年09月26日 90歳女性 |
右中大脳動脈塞栓症 【カテーテル血栓回収術】 |
術中には出血に気付かなかったが、 翌日のCTでは血腫が拡大し、意識レベル低下。もともとあった糖尿病が悪化し、 | 糖尿病性高浸透圧性昏睡により死亡。 |
|
| 2019年10月02日 75歳女性 |
後縦靭帯骨化症 【頸椎後方除圧術】 |
ドリルを操作中、過って頸椎の硬膜を損傷した。 頸髄損傷、髄液漏が想定され、 ただちに硬膜を 閉鎖した。 もともと寝たきりだったため、 家族からの強い責任追及はなかった。 | あり |
| 2019年12月25日 89歳男性 |
頚椎症 【頸椎前方固定術】 |
手術は特に問題なく終了。 |外部検証 報告書 あり あり 術後、高度の嚥下障害が出現した。 |
あり |
| 2020年01月22日 74歳女性 |
腰部脊柱管狭窄
【椎弓切除術】 |
手術中、 ドリルで腰椎の硬膜を損傷し、ドリルに 巻き込まれた一部の神経を切断。 右足関節が ほぼ動かなくなるなどになった。 | あり |
| 2020年02月19日
75歳男性 |
膠芽腫 【側頭葉切除】 |
右側頭葉を中心とした脳腫瘍に対し、側頭葉切除を 予定。 術後に心停止となり、意識障害が続いた。 手術から56日目に死亡 ※2) 「2月28日」 と記載されている資料もある。 | |
| 2020年02月27日 (※2)
|84歳女性 |
脳梗塞 【カテーテル血栓回収術】 |
カテーテルで血栓回収中、 ガイドワイヤーが血管を突き破り、手術を中止した。 血栓を回収できなかった ことにより、広範な脳梗塞に陥り、脳ヘルニアから 脳死に至った。 |
「脳外科医竹田くん」という漫画が盛り上がっていますが、モデルになった医師は、赤穂市民病院で半年の間に8件の医療事故を起こした医師なんだけど、現在は大阪の医誠会病院で救急医として働いているので、情報提供します。
大阪市民は情報を知る権利があり医師を選ぶ権利があります。 pic.twitter.com/osx4M6Uca1— サトウヒロシ🐰特怨忌サロ師。老人支配をぶっ壊す、軽老革命。 (@satobtc) May 15, 2023
赤穂市民病院
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脳外科医 竹田くん
2023年1月から7月までブログサービスの「はてなブログ」で連載されていたWEB漫画であり、医療系の「ホラー漫画」とも評されている。
架空の地方都市である赤池市にある市民病院で、未熟な手術技術により様々な医療事故を起こす脳神経外科医の竹田と、その竹田の上司でありながら彼に翻弄される「僕」こと古荒の姿を描いている。2023年連載中の時点で作者は明らかになっておらず、クレジットは「脳外科医 竹田くん」製作委員会になっている。
兵庫県の赤穂市民病院で過去に起こった医療事故がモデルになっているといわれ、手術エピソードや患者の後遺症などの描写は現役の医師からみても「病院関係者が制作協力しているとしか思えないほどリアル」「関係者の方がまず間違いなく関わっている」と評されている。
地名や病院名だけでなく登場人物の名前やキャラクターデザインも実在する関係者からとっていると思われ、赤穂市民病院で医療事故を相次いで起こした男性医師やその上長の個人情報がインターネット上で拡散される事態も発生した。
全三部である。第一部「医療事故篇」(1話-55話)では竹田が市民病院に着任してから様々な医療事故を起こす過程を、第二部「野望篇」(56話-106話)では事故を連発したことが原因で冷遇される竹田が、失地回復のために様々な行動に出る様子を、第三部「隠蔽工作篇」(107話-142話)では竹田の起こした医療事故が全国報道され、脳神経外科学会から市民病院自体が処分を受けた顛末を描く。
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