インドには野良猫がいないのか?少ないのか?

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ヒンドゥー教ではネズミが神聖とされる

インドには野良猫は少ない

インドには野良猫は少ないと言われています。理由は大きく3つあります。

  1. ペット文化が薄く、猫を愛玩動物として飼う習慣があまり根付いていないこと。牛や犬は家畜や実用動物として飼われることはあるが、猫は自由気ままで人の役に立つことが少ないため、繁殖や飼育が少ない。
  2. 宗教的な理由。仏教の伝説ではお釈迦様が猫にまつわる事情で命を落としたと言われ、猫に対して不吉なイメージを持つ人もいる。またヒンドゥー教では神聖とされるネズミ(神の乗り物)が猫に食べられるため猫があまり好まれない。
  3. 野犬が多く、猫にとって天敵が多い環境。インドの野犬は野生的で攻撃的なため、野良猫は生き延びにくい。

ただし、都市部などには猫好きな人もおり、野良猫もまったくいないわけではありません。キャットフードの入手も困難で、全体的に猫は少数派といえます。

以上のように、インドでは文化・宗教・環境の影響で野良猫が少ないとされています。

 

 

ネズミの駆除など、野良猫(地域猫)は適度な数がいたほうが有益か?

野良猫(地域猫)は、適度な数がいることでネズミの抑制に一定の役割を果たし、有益であると考えられています。猫の狩猟本能によりネズミの動きを抑制し、ネズミの繁殖を減らす効果や駆除効果が昔から認められてきました。一方で、猫の過剰な減少はネズミの大量発生を招き、都市部でのネズミ被害が増えるという報告もあります。ネズミを抑える天敵として地域猫が一定のバランスを保っているため、生態系全体の調和を考えた管理が望ましいとされます。

ただし、猫が実際にネズミを捕食する頻度や効果については研究結果が分かれており、猫の数が少なすぎるとネズミが増える一方、猫が増えすぎると生態系のバランスを崩す恐れもあります。また、猫がネズミの病原菌やノミなどを媒介するリスクもあるため、猫の健康管理も重要です。

まとめると、適度な数の野良猫(地域猫)はネズミ駆除や抑制に役立ち、環境や人間社会にとって有益である一方、猫の数を調整しながらバランスを保つことが重要です。

 

 

「就職氷河期世代論」のウソ
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1993年から2004年に卒業した現在40~50代の就職氷河期世代について、そのイメージが誇張されていると指摘しています。著者は、氷河期世代の多くは非正規労働者ではなく正社員化している人も多く、また支援は女性や非大卒が主要対象であること、低年金問題もバブル世代のほうが深刻だというデータを提示しています。さらに、「見捨てられた世代」という表現は正しくなく、政府は当初から支援対策を行い、令和時代も毎年約200億円の支援予算があると述べています。こうした内容から、就職氷河期世代を単純に一括りにして政策を語ることに対し異議を唱えている書籍です。