「性的マイノリティは13人にひとり」という表現は、日本国内で広く紹介されている統計に基づいています。2015年に民間企業(電通ダイバーシティ・ラボ)が全国約7万人を対象に行った調査によると、日本の全人口の約7.6%、つまり「13人に1人」がLGBT(性的マイノリティ)に該当するとされています。
この割合は、AB型の血液型や左利きの人の割合とほぼ同じであり、身近な存在であることが強調されています。また、学校の40人学級であれば2~3人が該当する計算になります。
ただし、調査方法や対象によって割合には幅があり、日本国内では「1.6%から8.9%」(100人に1人から13人に1人)という調査結果も報告されています。また、LGBT当事者であっても「LGBT」という言葉自体を知らない人も一定数いるため、実際の割合は調査方法や社会的認知度によって変動する可能性があります。
まとめると、「性的マイノリティは13人にひとり」という数字は、2015年の大規模調査(7.6%)に基づいた日本国内でよく引用される統計であり、性的マイノリティは決して珍しい存在ではなく、私たちの身近にいることがわかります。