外国からの融資に「軽率に」依存することはしない
2023年12月11日 中国からの融資受け入れ慎重に パプアニューギニア首相
パプアニューギニアのジェームズ・マラペ首相(ames Marape)は11日、AFPの取材に応じ、中国の巨大経済圏構想「一帯一路(Belt and Road)」の下での資金借り入れについて、外国からの融資に「軽率に」依存することはしないと語り、慎重に対応する姿勢を示した。
2018年、太平洋諸国として早期に一帯一路に参加
パプアニューギニアは2018年、太平洋諸国として早期に一帯一路に参加した。
2019年のマラペ首相就任後は対米関係を徐々に強化
しかし、翌19年のマラペ首相就任後は対米関係を徐々に強化し、今年に入ってからは米国と防衛協力協定を締結している。
エネルギー関連の会合に出席するため豪シドニーを訪問中のマラペ氏は、中国が提供する融資を無条件に受け入れる考えはないと強調。「仮に一帯一路の下でのプロジェクトについて、財務省が定めた要件に合わない場合は公正な検討がなされる」と語った。
また、「われわれは軽率ではない。投資は確かな見返りがあるものに対して行う」と述べた。
返済が困難な状態に陥らせる「債務のわな外交」を展開
中国は一帯一路を通じて開発途上国に過度の貸し付けを行い、返済が困難な状態に陥らせる「債務のわな外交」を展開していると批判されている。同じ太平洋の島国トンガは、中国輸出入銀行(中国輸銀、China Eximbank)に対し、国内総生産(GDP)のほぼ3分に1に相当する約1億3000万米ドル(約190億円)の債務を負っている。
関連ニュース パプアニューギニア
Twitter / Google / Youtube / 5ch / mimizun / togetter
リアルタイム / Google トレンド / Yahoo!ニュース
- 中国からの融資受け入れ慎重に パプアニューギニア首相
- パプアニューギニア「中国と安全保障協議せず」 豪と協定締結
- 豪パプアが安保協定署名 中国をけん制、警察協力も推進
- M7.7襲い住民パニック/天を突く巨大噴煙 登山者死亡/強風&高潮で浸水深刻
- 日本も〝将来的大地震〟に要注意!専門家が指摘 フィリピンでM7・7、インドネシアで大規模噴火…太平洋地域で相次ぐ
- 日本へ津波あるか調査 インドネシアの火山噴火 気象庁
- インドネシアで大規模噴火 有意な潮位変化確認されず
- 〔海外地震〕パプアニューギニア付近でM6.5・津波被害のおそれなし(11/28)
- 噴煙が“高さ1万5000m”に到達 パプアニューギニアに火山噴火 アイスランドでも噴火迫り道路が地割れ
- 火山噴火から1日、パプアニューギニア上空に広がる大きな噴煙を撮影
- パプアニューギニア火山噴火で住民が避難準備、航空便は運航停止
- 南太平洋パプアで噴火 日本への津波影響なし
- パプアニューギニアで大規模噴火 日本への津波の影響なし~気象庁発表
- パプアの噴火、日本への津波影響なし
- パプアニューギニアの火山で大規模噴火 日本への津波調査中
- 【動画を見る】気象衛星ひまわりが捉えた噴煙 パプアニューギニアの火山で大規模噴火 噴煙は上空1万5000mに到達か
- 有意な潮位変化の観測なし、気象庁
- パプアニューギニアのウラウン火山で大規模噴火 日本への津波の影響を調査 気象庁
- パプアニューギニアで大規模噴火、日本への影響調査
- パプアニューギニアで大規模な火山噴火 津波発生のおそれも 今後の情報に注意
- アングル:豪、中国にない「切り札」で太平洋諸国への影響力行使
- 対中国で島しょ国にインフラ支援 米豪が強化、日本とは無人機協力
- アフガン地震は“四つ子地震”だった、科学者ら唖然、「ありえないパターン」
- 【中国】一帯一路向け投資案件続々、シノペックなど
- 【海上自衛隊の特殊任務】インド太平洋方面派遣「緊迫の密着10日間」フォトルポ
- 中国「核汚染水キャンペーン」振り上げた拳はどこに置く?
- 莫大な経済援助で覇権狙う中国 新たな“地政学的戦場”となる南太平洋