UAE、湾岸諸国のイラン対応を「弱腰」と批判
UAEのガルガシュ大統領顧問は、イランの報復攻撃に対する湾岸諸国(GCC)の対応を「歴史的に見て最も弱腰」と批判した。特に政治・軍事面での対応が不十分だと指摘し、想定外だったと述べている。
背景には、米国とイスラエルによる対イラン攻撃と、それに対するイランのミサイル・無人機による報復がある。UAEは大きな被害を受けたため、他の湾岸諸国より強硬な姿勢を取っている。
これまで湾岸諸国は、仲介や経済関係を通じた「イラン封じ込め」を進めてきたが、ガルガシュ氏はそれが失敗だったと認め、政策の見直しが必要だと強調した。
三日月の丸くなるまで南部領 脱石油を目指し成功しつつあったのにイランのせいで金融・観光立国としての立ち位置を脅かされたのに対し焦っているんだろう。アメリカやイスラエルに更に同調しようとしている。機構内でのサウジとの軋轢も噂されていたしまだまだ波乱含み。世界はトランプ大統領のせいで更に混沌としていく
UAEは脱石油を目指し成功しつつあった
UAEは脱石油を目指す政策を長年進め、非石油部門の成長が目覚ましく成功しつつある。
主要戦略
UAEは「Ghadan21」や「We the UAE 2031」などの計画で、スタートアップ支援やAI・宇宙開発に投資を集中。石油依存からの脱却を進め、ソブリン・ウェルス・ファンドで資金を再投資している。
経済実績
2024年のGDP成長率は4%で、非石油セクターが全体の75.5%を占めた。2026年はGDP成長率4.9〜5.6%の見込みで、非石油GDPも5.3%前後の伸びが予想される。
OPEC脱退の背景
2026年5月1日にOPEC脱退を発表。生産能力拡大を活かし、市場需要に応じた柔軟な増産が可能になり、脱石油加速の象徴。イラン危機も政策見直しを後押しした。
イランのせいで金融・観光立国としての立ち位置を脅かされた
UAEはイランの報復攻撃により、金融・観光立国としての地位が大きく脅かされた。ミサイル・無人機攻撃で空港・ホテルが被害を受け、観光客激減と金融機関閉鎖が発生した。
観光業への打撃
イラン危機で中東全体の観光支出が1日6億ドル減少、UAEのドバイ稼働率は90%から16%に急落。高級ホテル被害と航空混乱で、2026年の損失は数百億ドル規模に上る。
金融セクターの影響
ドバイ国際金融センター(DIFC)などでシティグループなど銀行が閉鎖継続。イランによる金融機関標的宣言が原因で、安全地帯イメージが崩れ、投資・ビジネスに悪影響。
追加被害と対応
ホルムズ海峡封鎖でエネルギー・食料供給乱れ、UAE政府は10億AEDの支援策を実施。低賃金労働者の収入激減も深刻。
アメリカやイスラエルに更に同調しようとしている
UAEはイラン危機を機に、米国・イスラエルへの同調を強めている。ガルガシュ顧問の湾岸批判やホルムズ護衛連合参加示唆がその表れだ。
外交的シフト
米国主導のホルムズ海峡護衛連合に同調を示し、在イラン大使館を閉鎖して自衛権行使を主張。イランの侵略を強く非難し、米イスラエルとの連携を深めている。
過去の基盤強化
アブラハム合意以来のイスラエル国交正常化を基に、トランプ政権下でイラン包囲網に参加。危機でUAEの防衛・外交が米側に傾斜した。
湾岸からの距離
OPEC脱退やGCC弱腰批判でサウジなどから離れ、米国依存を高める動き。経済・安全保障で米イスラエルとの戦略的提携を優先。

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