ギリシャの歴史 古代から第二次世界大戦後まで解説

動画「【ギリシャの歴史】古代から戦後までをわかりやすく解説!」の内容まとめ

この動画は、ギリシャの歴史を古代から第二次世界大戦後まで、重要な出来事を中心に簡潔に解説しています。以下に主な流れをまとめます。

先史・青銅器時代(紀元前3000年頃~)

  • クレタ島で栄えた「クレタ(ミノア)文明」、ペロポネソス半島を中心とした「ミケーネ文明」など、エーゲ海周辺で独自の青銅器文化が発展しました。
  • クノッソス宮殿などの壮大な建造物が特徴です。

古代ギリシャ(紀元前8世紀~紀元前4世紀)

  • ポリス(都市国家)が各地に成立。代表的なものはアテナイ、スパルタ、テーバイなど。
  • 紀元前5世紀、ペルシア戦争やペロポネソス戦争を経て、アテナイが文化・芸術・哲学の中心として繁栄しました。
  • ソクラテス、プラトン、アリストテレスなどの哲学者が登場し、西洋文明の礎を築きました。

ヘレニズム時代(紀元前4世紀末~紀元前1世紀)

  • アレクサンドロス大王の東方遠征により、ギリシャ文化が広範囲に拡大(ヘレニズム)。
  • ギリシャ語と文化が地中海からアジアにまで広がりました。

ローマ・ビザンツ時代(紀元前2世紀~1453年)

  • 紀元前2世紀、ローマ帝国に征服されるも、ギリシャ文化はローマ世界に大きな影響を与え続けました。
  • ローマ帝国分裂後は東ローマ帝国(ビザンツ帝国)の一部となり、キリスト教文化が根付きます。

オスマン帝国支配(1453年~19世紀初頭)

  • 1453年、ビザンツ帝国滅亡後、ギリシャはオスマン帝国の支配下に置かれます。
  • 長い支配の中でギリシャ人の民族意識が高まり、独立運動の機運が生まれました。

近代ギリシャの独立と王国(19世紀)

  • 1821年、ギリシャ独立戦争が勃発。列強(イギリス・フランス・ロシア)の支援もあり、1830年に独立を達成。
  • その後、ギリシャ王国が成立し、領土拡大と国家建設が進みます。

20世紀:戦争・内戦・現代国家へ

  • 第一次・第二次世界大戦を経て、ギリシャは大きな被害を受けます。
  • 戦後、共産主義勢力とのギリシャ内戦(1946~1949年)が勃発。西側諸国の支援を受けて王政が維持されますが、1967年には軍事独裁政権が誕生。
  • 1974年、軍政崩壊とともに王制が廃止され、現代のギリシャ共和国が成立しました。

まとめ

ギリシャの歴史は、古代文明の発展とヨーロッパ文明への多大な影響、長い異民族支配と独立への闘争、そして現代国家への歩みという大きな流れで構成されています。古代から続く「ギリシャ人」としてのアイデンティティは、時代を超えて受け継がれ、今日のギリシャ共和国に至っています。

一冊でわかるギリシャ史 世界と日本がわかる 国ぐにの歴史
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