フランスの歴史 古代から戦後まで解説

【フランスの歴史】古代から戦後までをわかりやすく解説!

フランスの歴史:古代から戦後までの流れ

古代:ケルト人とローマ支配

  • 現在のフランス地域には、紀元前5世紀ごろからケルト系のガリア人が住んでいました。彼らは独自の文化を発展させていましたが、統一国家は作りませんでした。
  • 紀元前1世紀、ローマのカエサルによるガリア遠征でローマ帝国の支配下に入り、ローマ文化が深く浸透しました。

中世:フランク王国と王権の強化

  • 4世紀以降、ゲルマン民族の大移動でフランク人が台頭し、フランク王国を建国。カール大帝の下で封建国家として発展し、9世紀に分裂。西フランク王国が後のフランス王国の基礎となりました。
  • 10世紀末、カペー朝が成立し、「フランス」と呼ばれる王国が始まります。
  • 14世紀から15世紀にかけて、イングランドとの百年戦争が勃発。ジャンヌ・ダルクの活躍でフランスは勝利し、王権が強化されました。

近世:絶対王政と宗教対立

  • 16世紀には宗教改革の波が及び、カトリックとプロテスタント(ユグノー)の対立が激化。ユグノー戦争を経てブルボン朝が成立し、絶対王政が確立します。
  • ルイ14世の時代(17世紀末〜18世紀初頭)は絶対王政の最盛期で、重商主義政策により国力が増大しました。

近代:革命と帝政、共和政の時代

  • 1789年、民衆の不満が爆発し、バスティーユ襲撃をきっかけにフランス革命が勃発。封建的特権の廃止や人権宣言が行われ、王政は崩壊しました。
  • 革命の混乱の中からナポレオンが台頭し、1804年に皇帝となって帝政を樹立。ナポレオン戦争後は王政復古や七月革命、第二共和政、第二帝政など政体が目まぐるしく変わります。

現代:世界大戦と戦後のフランス

  • 19世紀末から20世紀初頭にかけて帝国主義政策を進め、第一次世界大戦では連合国側で勝利。
  • 第二次世界大戦ではドイツに占領されるも、レジスタンス運動やド・ゴール将軍の指導で解放されました。
  • 戦後は第四共和政、そして1958年から第五共和政(現行憲法)となり、ド・ゴールが大統領として強い指導力を発揮しました。

一冊でわかるフランス史 世界と日本がわかる 国ぐにの歴史
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