ラヒーム・ピールザダ(Raheem Peerzada)タリバンへの物質的支援の疑いと、イランの暗殺計画に関与したとされる義理の兄との関係

なぜアメリカはアフガニスタンの高級外交官を拘束しているのか

Why the U.S. is detaining a senior Afghan diplomat

Raheem Peerzada has been in immigration detention for more than a year.

アメリカ当局がアフガニスタンの元外交官ラヒーム・ピールザダ(別名モハメド・ラヒム・ワヒディ)を拘束している理由は、タリバンへの物質的支援の疑いと、イランの暗殺計画に関与したとされる義理の兄との関係です。

拘束の主な理由と経緯

アメリカの移民裁判所の書類により、拘束の具体的な理由が明らかになりました。

  • ### タリバンへの物質的支援の疑い
    ピールザダは、2021年にタリバンが権力を握った後も、スペインのマドリードにあるアフガニスタン大使館で勤務を続行しました。連邦判事は、彼が率いた大使館の活動がタリバンを促進・維持する傾向があったと判断し、これがタリバンへの物質的支援にあたるとみなしています。
  • ### 性的暴行などのスキャンダル
    ドイツに住むアフガニスタン人女性など、複数の女性から性的嫌がらせやレイプの訴えが寄せられています。ピールザダは2022年に女性に薬物を盛ってレイプしたと告発されており、この報道の直後にスペイン政府から国外退去を命じられました。
  • ### イランの暗殺計画との関わり
    彼の義理の兄であるファルハド・シャケリは、イランの革命防衛隊の指示でドナルド・トランプ大統領などの暗殺を計画した容疑でアメリカ当局から告発されています。空港での尋問で、ピールザダはこの義理の兄との関係や金銭的支援の有無について矛盾する供述をしています。

弁護側の主張

ピールザダの弁護士は、以下の点を挙げて釈放を求めています。

義理の兄への金銭的支援の証拠はなく、大使館での仕事は国際的に認められていた旧アフガニスタン共和国のためのものだった。

空港での尋問は、弁護士や通訳がおらず、翻訳ソフトを使って行われた不適切なものである。

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