中東の石油利権、米国との関係、地域の政治的なパワーバランス
- アラブ諸国はパレスチナ人と同じアラブ人で同じ宗教のイスラム教を信仰しているが、石油で潤う産油国が多く、その利益を優先しているためガザを助けない。
- 特にサウジアラビアは中東のリーダー的存在だが、公式にはパレスチナ国家を支持しつつも実際は米国側に立ち、イスラエル寄りの二枚舌外交で責任を避けているため、他のアラブ諸国からも裏切り者と見られている。
- 米国のトランプ前大統領がガザをアメリカが再建すると発言した際、産油国はむしろ安心し、その負担を米国に押しつける姿勢を見せた。
- パレスチナ難民を多く受け入れているのはヨルダンやレバノンなどであり、石油資源が乏しい国が支援している一方、産油国は利益優先で動いている。
- エジプトもパレスチナ難民の受け入れは慎重で、イスラエルに支配されることを阻止したい意図がある。
- 複雑な理由として、アラブ諸国は自分たちの経済と安全保障利益を優先し、パレスチナ問題では表面上は支持しつつも実際は責任逃れの姿勢をとっている。
- 結果として、パレスチナ問題の根本的解決にはアラブ諸国が一枚岩で連携し米国へ強く訴えることが必要だと述べています。
中東の石油利権や米国との関係、地域の政治的なパワーバランスが、パレスチナ(ガザ)支援の抑制につながっている背景が詳しく説明されています。全12分ほどの動画で、こうした複雑な事情を丁寧に解説しています。
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