Men on Strike: Why Men Are Boycotting Marriage, Fatherhood, and the American Dream – and Why It Matters

2014/12/8
ストライキ中の男たち
- アメリカ社会が男性に対して不利になっていると感じる男性たちが、結婚、父親になること、伝統的な責任を避ける「ストライキ」を起こしている、というのが中心の主張です。
- 著者のヘレン・スミスは法医学心理学者で、男性のインタビューやデータに基づいて説明しています。
- 男性がこれをやるのは「未熟だから」ではなく、合理的な選択だと言います。社会が男性に与える報酬が少なく、リスクが高いからです。
- 具体的なポイントは次の通りです。
結婚のストライキ
- 離婚時の財産分与、養育費、親権で男性が不利になりやすい。
- 結婚しても男性が尊重されにくく、家で「地下室送り」になるイメージもある。
父親になることのリスク
- 男性には生殖に関する選択権がほとんどない。
- 女性が妊娠を決めた場合、男性は強制的に父親の責任を負わされるケースがある。
- 親権争いでも母親有利と見なされやすい。
教育と仕事の離脱
- 大学で男性が不利になる環境(性的同意に関するルールなど)。
- 男性の大学進学率が下がり、労働参加も減っている。
文化的な敵対
- メディアや社会で男性が「馬鹿」「危険」「不要」と描かれることが多い。
- これにより男性は積極的に参加したくなくなる。
著者は、こうした状況を「反男性のバックラッシュ」と呼び、男性が無意識にでもストライキをしていると指摘します。
解決策として、男性が自分の権利を主張し、社会が公平になるよう声を上げることを勧めています。
注意点
- この本はアメリカ中心の話です。日本全体の状況にそのまま当てはまるかは、法律や文化が違うので確認が必要です。
- データは2013年時点のものが多く、現在(2026年)では一部変わっている可能性があります。
- たとえば大学での性的同意ルールなどはアメリカで一部見直しが進んだという指摘もあります。
読む価値
- 男性の視点から見た社会の不均衡を、率直にまとめた本です。
- 似たテーマの本(例: Hanna Rosinの「The End of Men」)とは違い、男性の行動を「合理的な反応」と肯定的に捉えています。
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