日本のナフサは中東以外の地域から調達して穴埋め済。国内需要の3カ月分以上の在庫も確保

中東産ナフサは5月にほぼゼロへ、代替調達3倍で供給維持-石化協

日本の石油化学業界は、イラン戦争によるホルムズ海峡閉鎖で途絶えた中東産ナフサの不足分を、米国、南米、北アフリカなどの他地域からの代替調達を3倍に増やすことで穴埋めし、供給を維持しています。主要な石油化学製品の国内出荷は維持されており、国内需要の3カ月分以上の在庫も確保されています。

代替調達による供給維持の現状

中東以外からのナフサ輸入量は、イラン戦争以前の月約45万キロリットルから、4月には90万キロリットル、5月には135万キロリットルへと急増する見通しです。

この増加分(プラス90万キロリットル)は、途絶してしまった中東からの輸入量(月約90万キロリットル)をちょうど相殺する規模となります。

主な代替調達先は米国であり、それに加えて南米や北アフリカからの調達も進んでいます。

国内の在庫と需要への影響

ポリエチレンやポリプロピレンといった主要な石油化学製品の4月の国内出荷は、全体として正常な供給体制が保たれています。

国内には、需要の3カ月分以上に相当する在庫水準が現在も維持されています。

建設、小売、自動車など、ナフサを原料とする製品を広く使用する産業では不足への懸念がありましたが、政府は年を越えてもナフサ由来の化学品を確保できるという見通しを示しています。

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