- 昭和は食べることすらはばかられていた。神経質な時代があった。
- イタリア料理の一般化などとともに、普通に受け入れられるようになったような気。
- オレは変わり者だから昔から「旨いものは旨い」と思っていた。
- 大半の日本人は他人の意見に迎合する傾向にある。
- 誰かが「ニンニクはクサい」と言えば、右に倣えで「クサいクサい」と言っていたのではないかと想像。
- もともと、にんにくはその臭いのために洋の東西を問わず、忌み嫌われてきた歴史があり、日本もその例外ではありませんでした。食後の臭気は嫌われ続けていたわけです。
- 特に日本の場合は、仏教の影響で修行に「にんにくのもたらす精力が煩悩のもとになる」という理由から、ほとんど食生活に登場しなくなってしまいました。
- にんにく卵黄は、江戸時代ごろに今の鹿児島、当時の薩摩地方の民間の滋養食を起源にします。当時の薩摩は日本でも珍しい食文化を持っていました。それは、肉食文化が存在したことです。
- 江戸時代といえば生類哀れみの令からはじまって、4つ足(4本足の動物)を食べてはいけないということが法律に定められていた時代でしたが、その時代でも、薩摩地方では肉食の食文化が営々と続いていたのです。
- にんにくも日本で唯一、薩摩でだけ食べられていたんだと思います。