この動画(【オーストリアの歴史】古代から現代までをわかりやすく解説!)は、古代から現代に至るまでのオーストリアの歴史を、約20分で分かりやすくまとめた内容です。以下に、動画の流れと主要ポイントを時代ごとに簡単にまとめます。
古代〜中世初期
- ケルト人の時代:紀元前2世紀ごろ、現在のオーストリアにはケルト人が住み、ノリクム王国を建国。
- ローマ帝国の支配:1世紀以降、ローマ帝国の一部となる。
- ゲルマン民族の大移動:4世紀以降、ゲルマン人の影響で西ローマ帝国が崩壊(476年)。
フランク王国〜神聖ローマ帝国
- フランク王国の支配:カール大帝時代に現在のオーストリア地域が「オストマルク」として辺境領に。
- 東フランク王国→神聖ローマ帝国:962年、オットー1世が皇帝となり、神聖ローマ帝国が成立。
- バーベンベルク家の統治:オーストリアの基礎を築く。996年、初めて「エスターライヒ(オーストリア)」の名が文書に現れる。
ハプスブルク家の時代
- ハプスブルク家の登場:1278年、ルドルフ1世が支配を開始。以降、オーストリアはハプスブルク家の中心地に。
- オスマン帝国との対立:16世紀以降、ウィーン包囲などで何度も戦う。
- 宗教改革・三十年戦争:カトリックとプロテスタントの対立、オーストリアはカトリック側。
近代国家への道
- オーストリア継承戦争・七年戦争:プロイセンと対立し、シュレジエンを失う。
- ナポレオン戦争:神聖ローマ帝国が消滅、オーストリア帝国が成立。
- ウィーン会議とウィーン体制:メッテルニヒが主導し、ヨーロッパの秩序を再構築。
19世紀の変動
- 1848年革命:民族運動や自由主義の高まり、オーストリアも大きく揺れる。
- 普墺戦争・オーストリア=ハンガリー帝国成立:ドイツ統一から除外され、ハンガリーと二重帝国に。
第一次世界大戦とその後
- サラエボ事件→第一次世界大戦:セルビアとの対立が発端。戦争敗北で帝国崩壊、多くの領土を失う。
- 戦間期の混乱:経済危機や政情不安、ナチスの台頭。
ナチス・ドイツと第二次世界大戦
- オーストリア併合(アンシュルス):1938年、ナチス・ドイツに併合される。
- 第二次世界大戦後:連合国の分割占領を経て、1955年に中立国として独立回復。
現代
- EU加盟:中立を維持しつつ、欧州統合に参加。
- 多民族国家から現代国家へ:歴史を通じて多様な民族・文化が融合し、現在のオーストリアへ。