GDP成長率は2.6%から3.0%がほんとう?ロジウム・グループの試算

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GDP成長率は2.6%から3.0%がほんとう?ロジウム・グループの試算

米シンクタンクのロジウム・グループ(Rhodium Group)が、中国のGDP成長率について公式発表(5%前後)よりも大幅に低い数値を試算しているという情報は、事実に基づいています。

最新の2025年12月の報告書では、2025年の中国の成長率は2.5%から3.0%程度にとどまったと分析されています。

ロジウム・グループの試算内容

ロジウム・グループは、中国の国家統計局(NBS)が発表する公式データをそのまま受け入れず、独自の指標を用いて経済の実態を評価しています。

彼らの直近の分析によると、2025年の中国経済は公式発表の約半分である2.5%から3.0%の成長だったと推計されています。公式には5.2%(1〜9月期)と発表されていますが、それとは大きな乖離があります。

過去数年の彼らの試算値は以下の通りです。

  • 2022年:マイナス成長(公式は3%)
  • 2023年:1.5%〜2.0%(公式は5.2%)
  • 2024年:2.4%〜2.8%(公式は5.0%)
  • 2025年:2.5%〜3.0%(公式は5%超の見込み)

公式データとの乖離の理由

ロジウム・グループがこれほど低い数値を算出している主な理由は、以下の項目における統計の不透明さを指摘しているためです。

  1. 固定資産投資の低迷
    公式統計では投資が成長を支えているとされていますが、ロジウム側は不動産市場の不況が建設やインフラ投資に深刻な打撃を与えており、実態は「崩壊」に近いレベルで減少していると見ています。
  2. 消費の伸び悩み
    政府の補助金などで一時的に家電販売などが伸びたものの、家計の消費意欲は依然として低く、内需が経済を押し上げる力は極めて限定的だと分析しています。
  3. デフレの影響
    中国では物価の下落(デフレ)が続いていますが、ロジウム側は「デフレ下で5%もの高成長を維持できた国は歴史上存在しない」として、公式発表の論理的矛盾を突いています。

今後の展望(2026年に向けて)

ロジウム・グループは、2026年の見通しについても極めて慎重な姿勢を示しています。

不動産セクターの縮小が続いていることや、輸出への依存が限界に達していることから、2026年の成長率はさらに鈍化し、1.0%から2.5%程度になると予測しています。

彼らの主張は、中国が今後も「5%成長」という目標を掲げ続けるのであれば、それは実態を反映したものではなく、統計上の数字合わせになる可能性が高いという警告でもあります。

 

 

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