男性の終わり: そして女性の台頭

結婚

The End of Men: And the Rise of Women
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2013/7/4

男性の終わり: そして女性の台頭

  • この本は、2010年にThe Atlantic誌に掲載された記事が基になっています。
  • Rosinは、現代の経済変化(製造業からサービス業への移行)で、女性が教育や仕事で男性を上回るようになっていると指摘します。

具体的な例:

  1. 大学卒業生:女性が男性より多い(2対3の割合)。
  2. 労働力:2009年頃、米国で女性が労働力の半数近くを占めるようになった。
  3. 仕事の変化:体力よりコミュニケーションや柔軟性が重視される職種(看護、介護、教育など)が増え、女性に有利。
  4. 家庭や関係:女性の収入貢献が増え、伝統的な男性役割が減っている。

Rosinは「Plastic Woman(柔軟な女性)」と「Cardboard Man(硬直した男性)」という言葉を使い、女性は変化に適応しやすいが、男性は遅れていると書いています。

これにより、結婚、子育て、性別役割が大きく変わると主張します。

タイトルはセンセーショナルですが、本の中身は「男性の終わり」ではなく、ジェンダー役割の変化を分析したものです。

出版当時の反応

  • 肯定的:女性の進出をデータで示した点が評価され、社会の変化を捉えたとされる。
  • 批判的:証拠が米国中心で、女性の不利(賃金格差など)を軽視している。タイトルが過激すぎて誤解を招く。男性の不適応を強調しすぎという声も。

Rosin自身は後年、2021年の記事で「The End of the End of Men」と振り返り、パンデミックで女性の労働参加が一時的に下がったことなどを認め、楽観が強すぎた部分を振り返っています。

2026年現在の視点(日本全体)

  • 日本では、女性の大学進学率や管理職比率は上がっていますが、男性優位の産業構造や長時間労働が残っています。
  • Rosinの本が描いたような「女性の決定的優位」は、日本全体で見るとまだ起きていません。
  • 男性の非正規雇用や教育格差の問題は指摘されますが、経済や社会全体のデータでは、男女の役割変化は緩やかです。
  • 本の予測は米国中心で、日本にそのまま当てはまらない点が多いです。

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