日本の中国地方という名称はいつから?794年~1185年
「中国地方(ちゅうごくちほう)」という呼び方は、実はかなり古くて、平安時代(794年 – 1185年)ごろからの「中国」という区分に由来しています。もともと日本の律令制で、地方を「近国(きんごく)」「中国(ちゅうごく)」「遠国(おんごく)」というふうに分けていたんです。たとえば京都(都)からの距離で区分されていて:
- 近国:都に近い地域(たとえば近畿地方など)
- 中国:その中間の距離にある国々
- 遠国:遠い地域(九州や東北など)
現在の「中国地方」にあたる地域(山陽・山陰)は、都から見て「近国」と「遠国」の間にあったため「中国」と呼ばれるようになりました。つまり「中国地方」という言い方は、律令時代の「中国」の分類に基づいていますが、「中国地方」という地域名称として定着したのは明治時代以降です。近代になって全国を地方区分するときに、過去の「中国」という呼び名をもとに「中国地方」という名称が使われるようになったというわけです。
まとめると:
- 律令制で「中国」という区分 → 平安時代ごろから
- 「中国地方」という名称として定着 → 明治時代以降
中華人民共和国という名称はいつから?1949年
「中華人民共和国」という国号は、1949年10月1日 に正式に使われ始めました。
この日は、毛沢東が北京の天安門で「中華人民共和国」の成立を宣言した日で、中国共産党が国民党との内戦に勝利し、新しい政権を樹立した瞬間です。
ちなみに、それ以前は「中華民国」(1912年成立)という名前が使われていて、現在の台湾の正式な国号も「中華民国」のままですね。
中国人に「爆狩り」される日本の生物リスト
セミ・・・日本の公園で乱獲され、自治体がセミ捕獲禁止の看板を設置したことも。中国ではここ数年で市場価格が3倍に高騰。セミは中国で滋養食として人気
カブトムシ・・・中国遼寧省の税関は、日本から届いた郵便小包のなかから生きたカブトムシ9匹を発見し押収。中国では一匹数万円で取引され、ペットとして人気
ヤドカリ・・・中国人の夫妻が沖縄で約680匹のヤドカリを捕獲して逮捕された。中国では食用の他にペットとして飼育する人も増えている
牡蠣・・・千葉県市川市の河川敷には牡蠣の殻が不法投棄される。中国のSNSでは、日本にある牡蠣の乱獲スポットが紹介されている。日本の牡蠣は質が良く、中国では高値で取引される
サザエ、アワビ・・・神奈川県横須賀市で一部中国人による密漁被害が報じられた。日本同様、中国でも高級食材として流通しているため、市場価値は高い
ハマグリ、アサリ・・・日本産ハ関東近郊の海岸で中国人観光客による乱獲が問題に。マグリは希少で、潮干狩り禁止エリアにいる稚貝もターゲットに
ロバ肉は美味しいらしい
中国の、特に華北においては、ロバは一般的な食材のひとつとなっている。多くの場合、老いて輸送などの労務が難しくなったものが食用にされる。このため、単に炒めるだけの料理では食べづらく、煮込み料理か餃子や肉まんの具や肉団子のようなミンチ肉料理にされることが多い。そのままではある程度の臭みがあるが、下ごしらえをうまくすることで中国で「上有龍肉、下有驢肉」(天には竜の肉があり、地上にはロバの肉がある)と言われるほどの美味に仕上げることができる。
- 臘驢肉(ラーリューロウ làlǘròu)・・・中国山西省長治市の名物食材で、ロバ肉の塩漬けを燻製にしたもの。
- 驢肉火燒(リューロウフオシャオ lǘròu huǒshāo)・・・中国河北省保定市の名物料理で、ロバ肉を使ったハンバーガー風の軽食。「火燒」と呼ばれるパンの腹を割って、中に煮込んだロバ肉をはさんで食べる。近年は陝西省の「白吉饃」(バイジーモー)と呼ばれる白く押しつぶしたように焼いたパンを使う変種も出ている。
- 肴驢肉(ヤオリューロウ yáolǘròu)・・・中国山東省広饒県などの名物料理で、ロバ肉を煮込んで、ゼラチン質と共に冷やし固め、スライスしてたべる、アスピック(煮こごり)のような前菜料理。
薬用
ロバの皮から毛を取り、煮つめて取る膠(にかわ)は、漢方で「阿膠」(あきょう)といい、主成分はコラーゲンで、血を作り、止血する作用があると考えられている。このため、出血を伴う症状や、貧血、産後の栄養補給、強壮、皮膚の改善などの目的で、服用、配合される。阿膠は薬用以外に、これを加えた柔らかい飴(阿膠飴)なども作られている。