トランプが「ロシアへの圧力を強めるため」ゼレンスキーに働きかけた

トランプ「ロシアに対してより大胆に行動」するようゼレンスキーに非公式に伝える:ウクライナメディア報道

  • トランプ、ロシアに対して「より大胆に」行動するようゼレンスキーに非公式に伝える:ウクライナメディア報道

米国のトランプ大統領がウクライナのゼレンスキー大統領に対し、ロシアへの圧力を強めるため「より大胆に行動する(Act more boldly)」よう非公式に促していたことが、ウクライナのメディア(Kyiv Independentなど)の報道で明らかになりました。背景には、米国主導の対露和平交渉を進めるため、力による外交を重視するトランプ政権の方針があるとされています。

トランプ氏の非公式な働きかけと背景

報道によると、トランプ大統領はゼレンスキー大統領との最近の会談で「プーチン大統領は圧力をかけられなければ対話に応じない」という認識を示し、ロシア本土へのより攻撃的なアプローチを容認または推奨したとされています。

米国政府関係者も、トランプ氏が「力による平和(Peace through strength)」の原則を重視していると言及しています。

直近で開催されたアラスカでの米露首脳会談(トランプ・プーチン会談)がウクライナ情勢の打開に繋がらなかったことから、ワシントン側はウクライナ自身にロシアへのレバレッジを持たせる方向にシフトした模様です。

ウクライナ側の動向

ウクライナ政府は、モスクワやクリミアへの活発なドローン攻撃、ロシアへの圧力を強化する作戦に対して、ホワイトハウスから実質的な「青信号」を得たと受け止めています。

ゼレンスキー大統領は、交渉の場としてモスクワに赴くことは拒否し、トルコやスイス、中東などを候補地に挙げています。

ウクライナは戦況を自国に有利な形で進めることで、実質的な和平交渉の席にロシアを引き出す戦略をとっています。

欧州各国の反応と今後の懸念

英国、フランス、ドイツ、バルト三国などは、ロシアへのコスト負担を強化する米国の姿勢を歓迎しています。先日のG7サミットでも、ウクライナへの武器製造ライセンス供与を含む強力な支援体制が再確認されました。

一方で、ロシアへの攻勢を強めることは核保有国である「ロシアの熊」を過度に刺激することになり、ウクライナの国境を越えたNATO(北大西洋条約機構)との直接的な軍事衝突に発展する危険性も内包しています。

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