中国で拘束 孫海燕 劉建超 共通点は「日本と交流の過去」

中国

 

孫海燕は北京大学を卒業し、九州大学でも学んでいます

孫海燕(そん かいえん)は、中国共産党の中央対外連絡部で副部長を務めた初の女性です。河北省出身で、北京大学を卒業し、九州大学でも学んでいます。1997年に中央対外連絡部に入局し、東南アジア外交局長や報道官を経て、2022年5月から2023年7月までシンガポールの中国大使を務めました。

しかし、2025年8月初旬に中央対外連絡部のトップの劉建超部長とほぼ同時期に孫海燕副部長も拘束され、事情聴取のために取り調べを受けていると報じられています。一方で、中央対外連絡部は2025年8月15日に、孫海燕副部長が北京でインド大使館のレセプションに出席したと公式に発表し、拘束報道を否定する狙いがあると見られています。拘束の詳細や現状は不明なままです。

このように、彼女は中国外交部門のエリートであり、女性として副部長に就任した重要人物である一方、現在は調査や拘束の報道も出ています。

 

 

劉建超は若い頃に日本の徳島県の農家でホームステイ

劉建超(りゅう けんちょう)は中国の外交官で、中国共産党中央対外連絡部の部長を務めています。吉林省出身で北京外国語大学卒業後、1987年に外交部に入部。駐フィリピン大使や駐インドネシア大使などを歴任し、2015年からは中国共産党中央規律検査委員会国際協力局長を経て、2017年に浙江省の党規律検査委員会書記に就任。2022年6月に中央対外連絡部部長に就任しました。

2025年7月時点で、中国の外相である王毅の有力な後継候補とされていましたが、同年7月下旬に海外出張から北京に戻った際、当局に拘束されて尋問を受けていると報じられています。拘束の理由は公表されていません。

劉建超は若い頃に日本の徳島県の農家でホームステイを経験するなど日本との交流もあり、2025年4月には日本の政治家と会談するなど積極的に対外交流を行ってきました。

要点まとめ

  • 中国共産党中央対外連絡部部長
  • 駐フィリピン、駐インドネシア大使を歴任
  • 2025年時点で中国次期外相の有力候補
  • 2025年7月に拘束・尋問される報道
  • 日本との交流経験あり

外交面で重要な役割を担ってきた人物であり、その拘束は中国の外交政策にも影響を与える可能性が指摘されています。

 

 

2025年08月18日 中国外交部門、幹部のインド大使面会を公表-拘束報道の数時間後

中国共産党の外交を担当する中央対外連絡部(中連部)の孫海燕副部長が8月初旬に拘束されたと報じられたが、その数時間後に中連部は、孫副部長が北京でインド大使館のレセプションに出席し、駐中国インド大使と面会したことを写真付きで公表した。この発表は孫氏の拘束報道を否定する狙いがあるとみられている。中連部ではトップの劉建超部長も拘束されたと報じられており、情報が錯綜している状況だ。

この公表によって、拘束の報道があった後も、少なくとも公には孫副部長がインド大使と接触していることが示され、対外交流の事実を示す形となっている。

以上が、中国外交部門の幹部とインド大使の面会についての最新の公表内容です。

 

 

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