MBB(Management By Belief)信念による経営、思いのマネジメント「教養を身に着けて状況に応じた適切な判断を行い、多くの人の幸せを意識しつつ、やりたいことを自分に問いかける」
学ぶクセがないと損をする
- コロナ禍も好機と考え、 ライフシフトする
- ライフシフトのカギは40~50代
- 重要なのはやりたいこと・やれること・生み出すこと
- 自分に問いかける
- MBBで思いの質を高める
- 学びの癖をつける
- 市場価値を確認する
- 変身資産の棚卸しをする
未来を広げるライフシフト実践術
1つの仕事じゃ生きていけない
- 私たちは80歳まで働き、100歳まで生きることになる
- IT化によって仕事が減っていく
- 1つの仕事をずっと続けることができなくなる
- 仕事が安定しないので、家を買わなくなり、結婚が遅くなる
- 常に勉強して新しい仕事に転職していく必要がある
- 健康を大切にしないと何十年もベッドで寝たきりになる
- 孤独で辛い人生を送らないために友達と家族を大切にする
- 新しいことに挑戦し続ける勇気を持つ
序章 これから日本人に起こる10の変化
- 人生100年が当たり前になる
- 新しい職種とスキルが登場する
- 3ステージの人生が終わる
- 人生はマルチステージ化する
- エイジとステージのリンクがなくなる
- まだ見ぬ新しいステージが誕生する 選択肢を持っ
- ておくことの価値が増す
- 無形資産がより重要になる
- 家庭と仕事の関係が変わる
- 自分の再創造に時間を使うようになる
第1章 人生100年時代は本当に来る?
- 平均寿命は延び続けている
- 長寿化は世界規模で進行中
- より健康に老いられる社会に
- 大規模に進む「認知症」対策
- 人生の時間が大幅に増える
- 長く働く不安をなくす生き方へ
第2章 3ステージの人生は苦しくなる
- 老後の資金、いったいいくら必要?
- 3ステージの人生でOK―1945年生まれの俊夫
- 3ステージの人生が軋む -1971年生まれの貴弘
- 3ステージの人生が崩壊―1998年生まれの萌美
- 3ステージ型仕事人生に別れを!
第3章 無形資産が人生を左右する
- 長く生産的な人生を送るには
- 測定できる資産、できない資産
- 三つの見えない(無形) 資産
無形資産 1 生産性資産
- あなたのキャリア形成に役立つ資産
- どんな専門性を身につければよいか
- 人脈と評判も重要な資産となる
無形資産 2 活力資産
- 幸福感と充実感を得るための資産
- 「自己再生」の友人コミュニティ
- 3ステージの人生における無形資産
無形資産 3 変身資産
- ステージの移行を成功させる意思と能力
- 「自分」をより深く知ることを意識する
- 独りぼっちでは変身は成し遂げられない
第4章 人生はマルチステージ化する
- 「ありうる自己像」をイメージしてみる
- エイジとステージが一致した時代は終わる
ステージ 1 エクスプローラー
- 未知の世界と自分を発見する探索者
- エクスプローラーに適した三つの時期
- 正しい道を選び取るために大切なこと
ステージ 2 インディペンデント・プロデューサー
- 自分の職を生み出し、無形資産を蓄える
- 仕事と遊びと生活の境目があいまいに
- 高い能力を築き、上手にそれを宣伝する
ステージ 3 ポートフォリオ・ワーカー
- 複数の活動のバランスを取りつつ生きる
- 柔軟性を持って早い段階から準備をする
- なぜ若者は重要な選択を先送りするのか
- 思春期が長期化して若々しく生きる
第5章 100年人生の新しいシナリオ
- 1971年生まれの貴弘の人生
- 40代半ばになった貴弘の資産
- 貴弘の3.0シナリオ 3ステージを歩む
- 貴弘の3.5シナリオ 野心的でない移行
- 貴弘の4.0シナリオ 変化と変身に挑む
- 萌美の4.0シナリオ 行く先に待つ困難
- 萌美の5.0シナリオ 85歳で引退するまで
- キャリアダウンというポジティブな選択
- 萌美とほかの世代の決定的な違いとは
第6章 お金の心配を減らすための考え方
- お金に苦手意識を持つ人へのアドバイス
- お金の現実から目を背けがちな人の思考
お金に関する自己効力感を持とう - お金に関する自己主体感を持とう
第7章 生涯現役でいるために必要なこと
- 時間の使い方が千差万別になる
- 余暇時間を再創造の時間に変えよう
- 双方に恩恵があるパートナー関係をつくろう
- アイデンティティを意識した計画と実験を
- 未来のために、いま、厳しい決断をくだそう
第8章 学校と企業はどう変わるのか
- 教育産業は大きな脅威にさらされている
- これからの教育に問われる四つの課題
- マルチステージに即した人材の育成
- これからの企業に問われる六つの課題
- 人事部門の大変革が必要になる理由
第9章 未来の人間関係
最終章 変革への課題
私たちは100歳まで生きる
- 時間を味方につける投資をする
- 人間関係を維持し、新しい人間関係を作り続ける
- 企業は労働者の年齢で採用したり、退職させないこと
- 政府は人々が将来必要となるスキルを身につける道筋を提供すること
- 年齢はただの数字くらいに捉えておこう
- 親のいう当たり前の生き方は自分達の世代には参考にならない
- 生き残りたければ生涯学習し続けること
第1部 人間の問題 第1章 私たちの進歩
テクノロジーの驚異的な進化
- 機械は私たちの雇用を奪うのか?
- 失業しないためにどのような能力が必要なのか?
- 人間が機械に勝てる分野とは?
長寿時代の到来
- どうすれば、長く健康であり続けられるのか?
- 家族と地域社会に及ぶ影響は?
- どうすれば、誰もが長く働き続けられるのか?
- 医療システムはどうあるべきか?
- どうすれば建設的な世代間関係を築けるのか?
人間だけが人間の問題を解決できる
第2章 私たちの開花
人生のあり方を設計し直す
- 人間としての可能性を開花させる
- 物語 自分の人生のストーリーを歩む
- 探索 学習と変身を実践する
- 関係 深い絆をはぐくむ
第2部 人間の発明 第3章 物語 自分の人生のストーリーを紡ぐ
年齢に対する考え方を変える
- 老いるとはどういうことか?
- 自分の年齢に対する考え方を変える
- 他人の年齢に対する考え方を変える
時間に対する考え方を変える
- 未来の時間をどう考えるか?
- 複利の魔法を味方につける
- 「現在」しか目に入らない?
- 仕事に関する「トンネリング」状態
仕事に対する考え方を変える
- 「エンゲルスの休止」
- トムのジレンマ
- 雇用の未来
流動性の高いキャリア
- 長期化する職業人生
- 余暇時間の増加
- 新しい働き方
- 「仕事」の概念が広がる
「よい人生」とは?
あなたの人生のストーリー
- 「ありうる自己像」を描き出す
- 自分がいだいている基本的な前提を再検討する
- 時間配分を検討する
第4章 探索 学習と移行に取り組む
探索と発見
- 選択肢をもつことの重要性
生涯にわたって学び続ける
- 何歳でも学ぶ
- 大人はどう学ぶべきか?
移行を成功させる方法を学ぶ
- 探索と調査をおこなう
- 新しい進路に本格的に踏み出す
- 人的ネットワークが変容する
新しいタイプの移行
- 中年期の移行 みずからの生産性を維持するために
- 高齢期の移行 よい老い方をするために
あなたの探索の取り組み
- 移行を成功させる
- 人生のあらゆるステージで学習の機会を設ける
- 学習できる場を確保する
第5章 関係 深い結びつきをつくり出す
家族
- 結婚の時期が遅くなる
- 子どもの数が減り、高齢の家族や親族が増える
- 家族の就労パターンが変わる
支え合いの関係
- 選択肢と向き合う
- ストーリーを共有する
- 誰が子どもの世話をするのか?
- 安定した基盤と互いに対する責任
世代
- 世代間の公平 若者の状況は高齢者より苦しい?
- 世代ごとのレッテル貼り世代間の違いは絶対か?
- 世代のレッテルは有益か?
- 世代間の共感をはぐくむ
コミュニティ
- 分断されたコミュニティ
- 生涯を通じてコミュニティに関わり続ける
- コミュニティへの共感「無知のベール」のなかで考える
あなたの人間関係づくり
- 人間関係に関する計画を点検する
- コミュニティを大切にする
第3部 人間の社会 第6章 企業の課題
マルチステージの生き方を可能にする
- 入社年齢を多様化する
- 新しい退職の形をつくり出す
幸せで健全な家庭生活を支援する
- 子育て社員への金銭的ペナルティ
- 男性の子育てを支援する
- 介護者を支援する
- 柔軟性を重んじる文化をつくる
学びを支援する
年齢差別をなくす
- 高齢の働き手の生産性を維持する
なぜ、企業が変わるべきなのか?
- 機敏な働き手を擁することの重要性
- 新しいタイプの「企業年金」とは
- 消費者と社員のマッチング
- 人手不足の時代が到来する
第7章 教育機関の課題
人間的スキルが重要になる
STEMだけでは十分でない
大人の学習が不可欠になる
- 大人のニーズを重視する
- 柔軟性と自在性を高める
- 年齢による区別をしない
- 学位中心主義が揺らぐ
- 教育機関による誇大広告の罠
- 積み上げ型で持ち運び可能なスキル証明
- 誰もが学べる仕組みをつくる
- テクノロジーを最大限活用する
新しい教育のあり方
第8章 政府の課題
悪い結果を避ける
- 「職」ではなく、「人」を守る
- 不平等を生み出さない
- 「劣悪な雇用」から人々を守る
- 悪い経済的結果を防ぐ
- 健康面での悪い結果を抑制する
好ましい結果を促進する
- 将来必要となるスキルを身につけるのを助ける
- 健康的に年齢を重ねることを後押しする
- 長寿経済を築く
包摂に向けた課題
- GDPだけにとらわれない思考
- 政治システムをつくり替える
おわりに―未来へ向けて前進する
豊島逸夫のニュース読解
更に皮肉なことは 医療改革で仮に米国人の平均寿命が延びても これはこれで高齢化のコストが米国経済を圧迫する。
国民の平均寿命が延びれば延びる程困る業界が年金なのだ。(逆に 潤うはずの業界が医療関連、そして 生命保険。)
ベビーブーマーにとっても若い世代にとっても 複雑な問題だよ これは。
きつい物言いではあるが “姥捨て山”の発想って 大昔の低成長経済においては 高齢化のコストを下げるbuilt-in stabilizer 持続的経済安定化の方策だったのかもね。