韓国の不動産市場は地方を中心にバブル崩壊局面 都市部でも停滞 今後も長期的な低迷リスク

韓国の不動産バブルはすでに崩壊局面

  • 韓国の不動産バブルは、すでに崩壊局面に入ったとみなされています。特に地方都市では「バブル崩壊」レベルで住宅景気が悪化し、住宅価格の下落や未分譲住戸の増加が深刻化しています。2020~2021年の不動産好況期にソウル以上に活況だった一部地域では、現在、長期低迷に陥った1990年代の日本と同様の懸念が指摘されています。

主な要因は以下の通りです。

  • 金利の高止まりと建築資材の高騰が2022年秋から価格下落のきっかけとなった。
  • 生産年齢人口の減少(2019年ピークアウト)が根本的な原因とされ、人口動態の変化がバブル崩壊を加速させています。
  • 地方市場では需要が途絶え、住宅価格は下落の一途。新規供給マンションの未分譲住戸が増加し、不良債権化の懸念も高まっています。
  • 都市部でも価格下落と取引停滞が続き、投資家や実需層の買い控えが鮮明です。

一方、ソウルなど一部都市部では価格の一時的な回復や分譲価格の上昇も見られるものの、取引量の減少や市場の停滞感が強く、今後の動向は不透明です。

「日本の例を見てもバブルがはじけた後、不動産価格は『バブル前』に戻るのが普通です。韓国が『バブル価格』を維持するのは相当な無理があります。」

まとめると、韓国の不動産市場は地方を中心にバブル崩壊局面にあり、都市部でも停滞が続いています。今後も長期的な低迷リスクが指摘されています。

韓国人として生まれ、日本人として生きる。~新日本人による日韓比較論~/a>
B0CCRZL5RV

概要

  • シンシアリー(SincereLEE)によるエッセイ・評論書です。著者は1970年代生まれの韓国出身者で、2017年に日本へ移住し、2023年に日本へ帰化した人物です。
  • 本書は、著者が韓国で生まれ育ち、日本で生活し日本国籍を取得するまでの経緯と心境、そして「新日本人」として両国の社会や文化の違いを比較・考察した内容となっています。韓国社会の「対人関係」や「遵法精神」、「閉鎖感」、日本社会の「適切な距離感」や「感謝・配慮の言葉」、「差別なき社会」など、実体験に基づく具体的な比較が特徴です。

主な章立ては以下の通りです:

序章 シンシアリー、日本人になる
第1章 韓国と日本の狭間で
第2章 新日本人による韓国旅行記
第3章 「キムバップ(海苔巻き)」と併合時代
第4章 韓国で失われつつある「マコト」
第5章 韓国で感じた「閉鎖感」の正体
第6章 韓国人の「遵法精神」
第7章 日韓の「架け橋」にはならない

内容例として、日本で暮らして分かった韓国の対人関係の特徴、日本語の「こんにちは」や「ありがとうございます」といった言葉が象徴する日本文化の素晴らしさ、韓国社会における「同胞(ドンポ)」意識、韓国での「一人でご飯を食べるのは負け組」という価値観などが挙げられています。

著者は韓国の「反日思想」を批判的に分析してきたことで知られ、ブログや著書は日本で高い人気を誇ります。本書も累計70万部を突破するなど大きな反響を呼んでいます。

日韓関係や両国の文化比較に関心がある方には、著者独自の視点と体験が詰まった一冊です。