ロシアのプリモルスク港は中国への原油輸出の重要な拠点

エネルギー

プリモルスク港(Primorsk)は、ロシアの西部、バルト海に面した主要な石油輸出港であり、近年の地政学的な変化により、中国への原油輸出の重要な拠点となっています。

中国が台湾侵攻や尖閣や沖縄をめぐる日本への攻撃(もしくは日本の”危険な軍拡”に対する先制攻撃)を思いとどまらせるには、すべての中国への原油供給先を締め上げるというのは、東アジアの平和にとってもっとも効果的な戦略になるかもしれない。ー中国の急激な備蓄の増加に”危険な兆候”はすでにあらわれていた。

プリモルスク港はロシアのバルト海最大の石油積出港

プリモルスク港はロシアのバルト海最大の石油積出港で、バルト・パイプライン・システムの終点として機能します。西部3港(プリモルスク、ウスチルガ、ノボロシースク)の一部としてウラル原油などを輸出し、中国を含むアジア向けに利用されている。

基本情報

ロシア・レニングラード州プリモルスク近郊に位置し、フィンランド湾に面したこの港は、原油と石油製品の主な輸出拠点です。年間処理能力は約5800万トンで、日量100万バレル超の積出が可能です。

最近の状況

2026年3月22日、ウクライナのドローン攻撃を受け燃料タンクが損傷し火災が発生、港の操業が一時停止しました。これにより輸出が中断され、ウスチルガ港などへの迂回が計画されています。

プリモルスク港の役割

プリモルスク港はロシアの原油輸出能力を支える施設で、2025年8月には西部3港からの輸出計画を日量20万バレル上方修正した。

主な輸出先は中国やインドで、西部港からのウラル原油のうち中国向けは一部を占め、2024年2月時点で9%程度の割合が見られる。

2025年全体でロシアの原油輸出の80%が中国とインド向けだった。

中国のロシア原油依存

中国はロシアから2025年1-9月に375億ドルの原油を輸入し、輸入全体に占めるロシア産シェアは上昇傾向にある。

2026年1月もロシア産輸入を拡大し、中国の原油輸入の48%をロシア産が占めた。

パイプラインと海上輸送で日量230万バレル規模を輸入している。

中国の原油備蓄動向

ゴールドマン・サックスは中国が2026年まで原油備蓄を加速させ、日量50万バレルを追加すると予測。

2026年1-2月輸入は前年比16%増で、供給中断に備えた備蓄目的とされる。

これにより地政学的緊張時の耐久力が高まっている。

供給締め上げ戦略の現実性

プリモルスク港の中国向け輸出は全体の一部に過ぎず、ロシアの中国輸出は東シベリア太平洋パイプライン(ESPO)やコジミノ港、北極海ルートも活用。

すべての中国向け原油供給を締め上げるには複数ルートの制裁が必要だが、中国の備蓄増加で短期耐久が可能で、効果は限定的か。

東アジア平和への影響は大きいが、サウジアラビアなど他輸入元も存在する。

 

 

グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない
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