- ロシア・ザバイカル地方で日本人旅行者の大仁田耕一さんが殺害された事件では、31日にかけての深夜、2人の男が殺人容疑で拘束された。 容疑者は20歳と21歳の若者。
- 調査によると2人の容疑者は田舎道でテントを張っていた大仁田さんと5月21日に知り合った。2人は大仁田さんを殺害して所持品を奪おうと計画し、22日にかけての深夜、大仁田さんのテントを訪れ、テント越しにナイフで何度も刺したという。
- 容疑者らは大仁田さんの遺体とテントを森に向かって数十メートル引きずって移動したが、車が通りかかったため何も取らずに逃走した。
- 2人の容疑者は取調べを受け、1人は強盗目的での殺害を認めた。調査の結果、大仁田さんの殺害にはさらに数人が関与したとみられている。
- ザバイカル地方のヒロク地区では22日、ナイフで数箇所刺された日本人旅行者の遺体が発見された。現場では日本のパスポート、スズキ製のオートバイ、衣類、携帯電話、現金などが発見された。パスポートの情報から、被害に遭ったのは大仁田耕一さんだと伝えられた。大仁田さんの遺体は日本へ搬送された。