[1章のポイント]
- お金は人生で一番大事なものじゃないかもしれない。でも、なにもかもうまくいかないとき、お金はすごく大切。
- お金との正しいつきあいかたを知らないせいで苦労している大人はとても多い。だから、お金の勉強はなるべく早いうちに始めること。
- 自分がほんとうに何を望んでいるのかを知るために、まず「お金があったらしたいこと」を10個考えて、書き出してみよう。
- 夢や目標は、「夢アルバム」をつくり、写真や絵を貼って、目に見える形にしておこう。そして夢や目標を達成したらどうなるか、何度も心に思い描いてみよう。そうすると、はかない望みが強い願望に変わり、実現させる可能性を探すようになる。
- 夢や目標を実現するための「夢貯金箱」をつくって、使わずにとっておけるお金を入れよう。
- 決めたことはすぐにやる。そして「やってみる」ではだめ。「やる」!
- 最初は、お金がどれだけあるかはあまり大事じゃない。大事なのは、お金とどうつきあうかを学ぶこと。そうしてはじめて、もっとたくさんのお金を得られるようになる。
[3章のポイント]
- お金をかせぐのに大事なのは「自分ならできる」と信じること。つまり自信をもつこと。
- 自信をもつために、うまくいったことだけを書く『成功日記』をつけよう。
- ほかの人が抱えている問題を解決してあげると、人は喜んでお金を払ってくれる。
- つねに考えよう――問題を解決するために自分が何を知っているか、何ができるか、何が備わっているかを。
[4章のポイント]
- 「自分が喜んでやりたいことはなにか」をはっきりさせよう。そのことでほかの人が抱える問題を解決することができるか、どうやってお金をかせげるかを考えよう。
- 一つの仕事だけをあてにしてはだめ。思っているより早くだめになるかもしれないから。すぐに追加の仕事を探そう。
- 順調なときは誰だってお金をかせげる。トラブルに直面したときにこそ、君の真価がわかる。
[5章のポイント]
- 毎日かならず「成功日記」をつけよう。10分あればできる。この10分のつみかさねが将来、大きなちがいを生む。
- 忙しいときも、問題が起きたときにも、自分で決めたことを実行しよう。困難にみまわれたときにもやり通せるかどうかが大事。
- お金をもうけた人たちは、問題を抱えているときほど最高の仕事ができる人たちだ。
- まず自分が変わらないかぎり状況は変わらない。
- やろうと決めたことは、72時間以内にやること。72時間以内にやらなかったら、きっと二度とやらないから。
[6章のポイント]
- 「仕事は不愉快でつらいもの」という思いこみを捨てよう。自分がほんとうに好きなことを仕事にしよう。
- お金に興味をもっていると、毎日がわくわくしたものになる。そしてとても興味深い人々と知り合いになれる。
- もっとお金をかせぐことを考える前に、まず今あるお金をやりくりすることを学ぶこと。
- 借金のある人が守るべき四つの原則とは――
- クレジットカードをすべて破り捨てる
- 分割払い金はできるだけ少なくする
- 「五分五分ルール」を守る
- 「ほんとうに必要?」
- 余ったお金は全部借金返済に使わず、貯蓄をする。そして物を買うときは借金をせずに貯まったお金で買えるものを買う。そうすれば、新しく借金をしなくてすむ。
[7章のポイント]
- お金持ちになる人は「他人が何をするか」は気にしない。自分が正しいと思ったことをする。
- 突拍子もない大きな目標のほうが意外とすんなり達成できることもある。なぜなら小さな目標を達成しようとするときよりも、ものすごくたくさんの努力をするから。
- 純粋な気持ちこそが「仕事」を価値あるものにする。
- 使うために貯金するだけではなく、お金持ちになるために「決して使わないお金」を貯金しよう。
- ガチョウを殺してはいけない。ガチョウとは君のお金のこと。お金を「貯金」すれば、利息がもらえる。この利息こそ、君のガチョウの金の卵だ。
- 多くの人がお金の問題を抱えているのは、若いころからお金について考えてこなかったから。若いうちに始めるのが一番だ。
[8章のポイント]
- 「お金があるほど不幸になる」というのはまちがい。
- 君が一生懸命、目標や夢に向かって取り組んだり努力をしたり考えたりしていると、君を尊敬する人や助けてくれる人がきっと現れる。
[9章のポイント]
- ただ「待つ」というのは、世の中で一番くだらない仕事。その時間を何に利用できるか考えよう。
- いつも全部のお金を使ってしまっていたら、ガチョウはもてないし育たない。
- お金のために働くのではなく、お金を自分のために働かせよう。お金持ちほどこのことをよくわかっている。
[10章のポイント]
- お金持ちはお金を大切にして仲良くしている。「汚いもの」とは思っていない。
[11章のポイント]
- 「幸運」とは、じつは準備と努力の結果にすぎない。
- けっしてお金が第一ではない。大切なのは、毎日わくわくしていること、できることはやってみること、そして自分に何ができるか考えること。
- 不安のない人なんていない。不安を抱えていても前に進もう。そのときはじめて勇気をもつことができる。
- 一生懸命努力するには、まず楽しくなくてはいけない。
- 仕事で得られる報酬の半分は「実際の仕事」に、のこりは「仕事のアイデア」と「アイデアを実行に移した勇気」に対して支払われるもの。
[12章のポイント]
- お金はきちんと準備をした人のもとにだけ留まるもの。
- お金そのものは人を幸せにも不幸にもしない。幸せな人は、お金を手に入れればもっと幸せになる。心配ばかりしている人は、お金が増えれば心配も増える。だからまず、自分自身が変わらなければ、お金があっても幸せにはなれない。
- お金は君がどういう人なのかを見せてくれる鏡のようなもの。君がいい人間ならお金を使ってたくさんのいいことをするし、泥棒だったらそのお金をくだらないことに使ってしまう。
- 人生においてもっともすばらしいものは、不安を乗り越えてこそ得られる。そして不安を乗り越えたときだけ人は成長する。
[13章のポイント]
- お金持ちになれば、ほかの人を助けることができる。
- 何をしたいかを決めるのは簡単。大事なのは、その代償を払ってでも必要なことをする覚悟。
- 困難や失敗、恥をかくことへの不安から人生を台なしにした人はたくさんいる。そこから逃げたらそれでおしまい。
- 成功しても、うぬぼれて学ぶことをやめてはいけない。学ぶことをやめたら人としての成長も止まってしまう。
- くじけそうなときは、成功日記をめくろう。これまでの成功を振り返ることで自信をとりもどせるから。
- 不安は、失敗することを想像したときに生まれるもの。でも成功日記を読み直せば、成功体験だけを考えられる。そうすれば自然と、成功すると思えるようになる。
[14章のポイント]
- 投資は思っているより簡単。
- ガチョウを育てるための投資の3原則とは――
- 安全な投資であること
- 金の卵をたくさん産んでもらえること
- わかりやすく、扱いやすいこと
- 自分で会社をつくらなくても、その会社で働かなくても、株を買うことで簡単に会社の経営に参加できる。つまり、自分の代わりにお金に働いてもらえる。
- 株を買ったり売ったりしたい人が集まって、毎日売り買いをおこなう場が「株式市場」。
- ものの価値は「人々がそれにいくら払うか」で決まる。
- 株への投資は、多くの利益を生み出す可能性がある一方で、もともと出したお金が減ってしまう可能性もあることを理解しておこう。
[15章のポイント]
- 人が自分を誇りに思えるのは、困難なことをなしとげたとき。
[16章のポイント]
- 「投資信託」とは、大きなお鍋のようなもの。自分で株をえらんで買う時間や知識や、あるいはその気がないおおぜいの投資家が、そこに自分のお金を入れる。
- このお鍋のなかのお金を株に投資する、お金の専門家を「ファンドマネージャー」という。ファンドマネージャーは、どこに投資すればお金がもうかるか、とてもよく勉強していて、将来株価が上がりそうなところを選んでくれる。そしていっぺんに損をしないように、いろいろな会社の株を買ってセットにしている。
- それでも、何かの拍子しに全部の株が下がることだってある。だから、また上がるまで待てるように、すぐに使わないお金だけを投資しよう。
- 「ボラティリティ』とは、株の値段の上がり下がりの幅のこと。一般的には、ボラティリティが小さいほど安心といえる。
[17章のポイント]
- 株価の暴落は、一つの季節と同じ。自然と同じで、株式市場にもこの季節が繰り返しめぐってくる。
- もっているお金をぜんぶ株や投資信託に投資してはだめ。
- 将来を予測することは専門家でもむずかしい。
- リスクを分散するには、お金の一部は絶対安全なところに回すほうがいい。
[18章のポイント]
- 誰にでも向き不向きがある。不得意なことは別の得意な人にやってもらい、自分は得意なことに専念すれば、みんなが幸せになり大きな成果も出せる。
- お金は、ごくふつうで、自然なもの。
- お金とかしこくつきあえば、より豊かでより幸せな人生が送れる。
- なくしたものを嘆くのではなく、一緒に過ごした時間に感謝しよう。