毒になる親 完全版 [スーザン・フォワード]

毒親

 

あなたはもう親を許さなくていい。
親に奪われた人生を取り戻すために。あなたが「毒親」にならないために。勇気をもって本書を開こう。
傷つけられた心を癒やし、新しい人生を歩き出すための具体的な方法を、あなたに伝授する。
カウンセリングの現場から発想された“現実の希望”にみちた一冊!

原書刊行から30年余、今も輝きを失わないカウンセリングの古典を完訳した決定版
「旧バージョンでは全体を300ページ程度に収めるため、部分的な省略や、場所によっては大幅な意訳を行うことで短縮を行いました。解説の部分は短くしたくなかったので、短縮はおもに実例として載せられているエピソードを端折ることでページ数を調整しました。文庫版ではさらに短くする必要があり、残念ながら一つの章を丸ごとカットしなければならなかったほか、さらに圧縮を行いました。
そこでこの完全版では、旧バージョンで短くしたところをオリジナル通りに書き直し、それ以外のところも文章を改めるなど手を加えました。ページ数はだいぶ増えてしまいましたが、省略や意訳により短縮した部分を復活させたことで、オリジナルの内容をさらに詳しくお伝えできたのではないかと期待しています。30年前に書かれたこの本がいまだに輝きを失っていないのは、著者がいかに被害者の苦しみを理解し、問題の根源を正しくとらえ、正しい解決法を示しているかのあらわれです。今やこのテーマの古典となった本書が、この完全版の刊行をきっかけに今後も末永く読み続けられることを願っています」(訳者まえがきより)

毒になる親 完全版
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  • 親による心理的な傷や虐待が子どもの心に及ぼす影響と、そこからの回復の道を描いた名著です。刊行から20年以上経ち、日本における「毒親」問題の啓発に大きく貢献した本書の未訳部分をすべて収録し、内容をさらに詳しくした完全版です。

内容は大きく二部構成で、

1. 「毒になる親」とはどんな親か

  • 神格化し過ぎる親、義務を果たさない親、過剰なコントロールをする親、アルコール中毒の親、残酷な言葉や暴力、性的虐待まで多様な「毒親」の形態を解説

2. 「毒になる親」から人生を取り戻す道

  • 親を許す必要はないことの説明、自分の感情や考え方の理解、自己の本当の姿の発見、「怒り」や「悲しみ」と向き合う方法、独立へ進む道筋、さらにはセラピーの実践法など、被害からの心理的回復を導く具体的な方法と心構え

が丁寧に示されています。

著者スーザン・フォワードはアメリカの心理臨床の専門家で、親による心理的虐待や被害者の治療に長年携わり、その実体験に基づいた豊富なケースを紹介。自身の洞察で問題の根源を明らかにし、希望ある解決への道を示す点が、この本の大きな特徴です。

完全版は内容を大幅に加筆し、旧版の省略や意訳を改め、オリジナルの深さやニュアンスを忠実に伝えています。心理的に傷ついた子どもが抱える「不安」「怒り」「過剰な義務感」「罪悪感」といった感情に向き合い、親に奪われた人生を取り戻すことを支援するための実践的な一冊となっています。

日本の読者には、精神面でのしがらみから自立し生きる力を見つけるための指針として、多くの支持を得ている書籍です。

 

 

「成人・大人」に関する名言・格言

  1. 人は常に進化する存在であり、『大人』になったからといって、その成長を止めてはいけない J・K・シモンズ(アメリカの俳優)
  2. 大人になる決定的な瞬間のひとつは、誰も自分の人生の面倒を見てくれないと悟ったときだ。この世界では、自分で重い荷物を背負って歩かなければならない。そうしなければ、結局は苦しむことになる アダム・サヴェッジ(アメリカの特殊効果デザイナー)
  3. 子供の頃は、大人になれば自然と“大人らしい考え方”ができるようになるものだと思っていた デイヴィッド・セダリス(アメリカのコメディアン)
  4. 結婚や子育て以上に、親を失うことこそが人を大人へと突き動かすのだと気づいた。少なくとも私にとってはそうだった。その瞬間、地球の軸が傾いたかのように世界観が変わり、まるで別人になったように感じた ポール・ラッド(アメリカの俳優)
  5. 成人期とは、子供時代と老年期のあいだに存在する、絶えず短くなり続ける期間である。現代の産業社会が目指しているのは、この期間を可能な限り縮めることだ トーマス・サーズ(ハンガリーの精神科医)
  6. 本当に大人になるのは、育ててくれた人が自分のためだけにいる存在ではないと分かったときだ。その瞬間から、ずっと受け取ってきた愛情や支えは、こちらからも返していくものになる リン・コーディ(カナダの小説家・ジャーナリスト)
  7. 大人になれば、ある日突然、もっと何でもできるようになると思いがちだ。でも、そんな日は決してやってこないんだよね ポール・セロー(アメリカの小説家)
  8. 子供を大人に育て上げたあとは、その子が許す範囲でしか、親は何かを求めることができなくなる マリエラ・フロストラップ(アイルランド系ノルウェーのジャーナリスト)

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