私は犯人の名前と事件の名前は知っていますが、内容に興味がありませんでした。
立川ホテル殺害事件がきっかけで思い出しました。
2008年6月8日に東京秋葉原で発生した通り魔殺傷事件
7人が死亡、10人が重軽傷。
弟自殺、母入院
加藤死刑囚の弟は2014年に自殺。
母親は事件後に入院。
秋葉原事件・加藤智大の父「10年という節目の数字に意味ない」
論理的な思考ができない印象
加藤によると、殺人を目的として事件を起こしたのではなく、ネットの掲示板荒らしに対する抗議の表明手段だったという。事件直前には中止を考えたものの既に掲示版で犯行予告を行っていたため、懲役刑よりは死刑になった方がましだと考えて決行したという。
母親に問題がありそうな印象
1998年4月、青森県立青森高等学校入学。母が卒業した学校であり母が進学を望んでいた。
2003年4月、母から資金提供を受け、宮城県仙台市にアパートを借りて一人暮らしを始めた。
母親に問題があると確信した記事
弟は手記に、繰り返しこう書いている。
兄は自分をコピーだと言う。その原本は母親である。その法則に従うと、弟もまたコピーとなる。兄がコピー1号なら、自分は2号だ。
兄の犯罪を憎みつつ、自分の中にある「兄と同じ部分」に気づいた時、弟の中で何かが崩れた。
「突きつめれば、人を殺すか自殺するか、どっちかしかないと思うことがある」
そんな言葉を私に漏らすようになった。なぜ、兄の犯罪を見てなお、そんなふうに考えてしまうのか。それを知るためには、弟が「原本」と呼ぶ、母親の特殊な教育を含めた家庭環境を知る必要がある。
事件直後、加藤は「両親は他人だ」などと供述。テレビでは母親の虐待に関する近隣住民の証言が取り上げられた。そして事件から1週間後、弟は本誌で告白をした。それは次のような内容だった。
〈小学校時代から友人を家に呼ぶことは禁じられていた〉
〈テレビで見られるのは『ドラえもん』と『まんが日本昔ばなし』だけ〉
〈作文や読書感想文は母親が検閲して教師受けする内容を無理やり書かされた〉
〈兄は廊下の新聞紙にばらまいた食事を食べさせられていた〉
母親は自分が絶対的に正しいと考えている人でした。母親の価値観が全ての基準です。その基準を外れると母親から怒られるわけですが、それに対して説明することは許されませんでした。(中略)私も同様です。誰かが私に対して、私の価値観で間違ったことをしてくると、私は怒りました。その考え方が「自分の掲示板を荒らした人々に、間違っていることを認識させて痛みを与える」という通り魔事件の動機につながったのだという。
東京と埼玉を往復するかのように、弟は職と住居を転々とした。「引っ越して、住民登録を済ませると、1ヵ月も経たないうちにマスコミの人が来るんです。インターフォンが鳴り、ドアが乱暴に叩かれる。なんでわかるんだろう、と恐怖を覚えるとともに、やっぱり逃げられないんだな、とあきらめのような感情が湧きました」
感想)弟は兄を日常的にバカにしていたのでは?
それが犯行の動機の1つだと思い、言い訳として母親を吊るし上げたんじゃないかな。
父親がどうなのかは読み取れなかった。
どのような環境で育ってきたのか、参考になる
このような事件が起こると、その人はどのような環境で育ってきたのか、子どもを育てる親として、すごく気になる。今後、加害者も被害者も出さないためにも、こういった記事は参考になると思う。
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生育環境が良ければ、犯罪に至らなかったであろうケースが多い
昔、TVのインタビューで、故鳩山元法務大臣が死刑執行の書類にサインする際、罪状以外に死刑囚の生い立ちや生活背景を調べ、どのような生育環境から犯罪を犯すに至ったかを確認し、サインしたと話されていた。生育環境が良ければ、犯罪に至らなかったであろうケースが多いというコメントが印象的だった。子どもは、親を選べない。