2025年10月16日 「脳トレ」は時間のムダだった…認知症専門医「晩年をイキイキ過ごせる人がやっている”脳を鍛える習慣”」
この記事は、米マウントサイナイ医科大学病院の山田悠史医師による「誤解されがちな認知症予防法」をテーマにした内容であり、「脳トレ」や「サプリメント」への過信を戒めるものです。
- 山田医師は、現代社会にあふれる「認知症予防ビジネス」の多くに医学的根拠が欠けていると指摘している。特にサプリメントと脳トレについて、次の点を強調している。
サプリメント
- 「オメガ3脂肪酸」「プロバイオティクス」「イチョウ葉エキス」などは、認知症の発症を防ぐ科学的根拠が乏しい。
- 品質管理が薬ほど厳密ではなく、不純物混入による健康被害も報告されている。
- 紅麹サプリによる死亡例のように、「食品だから安全」とは限らない。
- 健康のためにお金や時間を使うなら、運動やバランスの取れた生活の方が有効で安全。
脳トレ
- 短期的には推論力や処理速度が上がる場合があるが、長期的な認知症予防効果は確認されていない。
- 同じパターンの繰り返しで脳が慣れ、刺激が減るため、効果は限定的。
- 通勤中にパズルゲームに没頭するより、読書や新聞、会話などの方が脳活性に有益。
- 興味を持って楽しめる活動(語学、音楽、運動、社会交流)の方が、より持続的な脳の健康維持につながる。
結論として山田医師は「脳トレよりNOトレ」と述べ、形式的な訓練よりも“人生を楽しむ活動”や“人との交流”を通じた自然な刺激こそが、晩年をいきいきと過ごす鍵だと説いている。
認知症になりやすい人の特徴と対策
認知症になりやすい人の特徴・共通点
- 年齢だけが原因ではなく、生活習慣や環境要因が約40%も発症リスクに関与していると医学的に分かっている(ランセット誌の12大リスク要因を参照)。
主なリスク行動・特徴
運動不足・座りすぎ・家にこもりがち
- 運動不足は最大のリスク。脳の体操は「体の体操」が重要。
- 1日3,800歩以上歩くと発症リスクが25%低下するという研究も。
偏った食事・口腔ケアの不十分さ
- 食の多様性が低い(同じものばかり食べる)と認知機能が低下しやすい。
- 歯の健康(特に歯周病の予防)が重要。歯周病があるとアルツハイマー型認知症のリスクが1.7倍に。
- 「マインド食」(地中海食+DASH食)が推奨され、全粒穀物・魚・植物性油などを積極的に摂る。
耳のケア不足・難聴の放置
- 加齢による難聴や耳垢の放置もリスク。聴力低下は認知症のリスク因子。
- 補聴器の積極的な利用も推奨。
健康診断を受けていない
- 高血圧・糖尿病・肥満など生活習慣病は認知症のリスクを高める。
- 特に脳血管型認知症は血管のダメージが原因。定期的な健診が重要。
古い家・住環境の危険(転倒・頭部外傷)
- 家の段差やコードで転倒、頭部を打つと認知症リスクが急増。
- 家のバリアフリー化や整理整頓が大切。
社会的孤立・人との交流が少ない
- 孤独感は認知症リスクを2倍以上にするというデータも。
- 趣味や地域活動、ボランティアなどで社会とのつながりを持つことが予防につながる。
認知症予防の具体的な対策
- 運動:無理なくできる範囲でウォーキングや水中歩行などを習慣化。
- 食事:多様な食材をバランスよく摂る。魚や全粒穀物、野菜、ナッツなどを意識。
- 口腔ケア:定期的な歯科受診、歯磨き・フロスの徹底。
- 耳のケア:耳掃除や定期的な聴力チェック、必要なら補聴器の利用。
- 健康診断:年1回は必ず受診し、生活習慣病の早期発見・管理。
- 住環境の整備:家の段差や危険箇所の改善、転倒防止策の徹底。
- 社会参加:趣味や地域活動、仕事やボランティアなどで人と交流する機会を増やす。
最新のリスク予測検査「フォーネスビジュアス」について
- NECグループのフォーネスライフ社が開発した血液検査で、約7,000種類のタンパク質を解析し、将来の認知症や心筋梗塞などのリスクを可視化できる。
- 25年間・約1.1万人の血液データから、認知症発症と強く関連する25種類のタンパク質を特定。
- 検査は医療機関を通じて実施、保険適用外の自由診療(2025年06月20日までキャンペーン価格29,800円)。
- 結果に基づき、専門スタッフが生活改善のアドバイスも提供。
まとめ
- 認知症は遺伝や年齢だけでなく、日々の生活習慣や環境が大きく影響する。
- 運動・食事・口腔ケア・耳の健康・定期健診・住環境・社会参加が予防のカギ。
- 早期にリスクを把握し、行動を変えることが重要。
- 科学的根拠に基づいた予防策を意識し、できることから始めることが推奨されている。
数は多くありませんが、認知症になりやすい遺伝子をもっている人もいます。
- アルツハイマーは脳の危険信号
- 炭水化物を中心とした食生活だと認知症になりやすい
- 避けるべきなのは加工肉、糖質、マグロ。
- 食べるべきなのは平飼いの卵、野菜、天然の魚
- 認知症になりたくなければ夕飯から朝食までは12時間空けること
- 認知症になりたくなければ、良い脂肪とサプリを取り入れること
- 1週間で150分以上の運動をすること
- 認知症になりたくなければ睡眠時間は1日7時間はとること
- 定期的に歯医者に行って口の中を清潔に保つこと
- 認知症になりたくなければ脳トレをすること
- 全てを完璧にやらなくても効果が出る
現役時代に可愛げのある親ならどうにかしてあげたい。
でも悪態・暴力で振り回されたら、面倒なんて見たくない。
当てはまる人ほど、認知症になりやすい
- 難聴
- 教育歴
- 喫煙
- 抑うつ
- 社会的孤立
- 頭部外傷
- 高血圧
- 運動不足
- 大気汚染
- 過剰飲酒
- 肥満
- 糖尿病
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アルツハイマー病 真実と終焉“認知症1150万人”時代の革命的治療プログラム

この本で提唱されるのは「リコード法(ReCODE法)」と呼ばれる治療プログラムで、これはアルツハイマー病の進行を引き起こす原因を脳の炎症、栄養不足、毒素の3つの脅威として捉え、これらに対処するオーダーメイド型の治療法です。
リコード法の特徴は、従来のアミロイドβ除去を目的とした単一治療から脱却し、36の発症要因を個別に診断・対応する点にあります。検査では遺伝子(APOE検査)、栄養状態、体組成、自律神経バランスなどを多角的に分析し、生活習慣を含めた複合的な改善プログラムを提供します。実際に500人以上の患者で効果が確認されており、早期の認知機能低下なら約9割の改善が報告されています。
本書は認知症は治らないという従来の常識に異を唱え、個々の根本原因を見つけて多面的にアプローチすれば、回復や予防が可能であるという希望を提示しています。専門監修に白澤卓二医師を迎え、わかりやすい説明と実践的な治療プログラムの紹介で多くの医療関係者・患者から注目されています。
まとめると、『アルツハイマー病 真実と終焉』は、アルツハイマー病の原因の多様性と根本的対策を明らかにし、科学的検証と臨床実績に基づくリコード法によって革命的な治療への道を示した書籍です。
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