中国映画「南京写真館」歴史学者やジャーナリストは史実との矛盾を指摘

デマ

 

この映画「南京照相館」はフィクション

日本軍の従軍カメラマンが実際にそのような写真を地元で現像させることはなかった

 

 

中国が主張する「南京大虐殺」のウソ

中国が主張する「南京大虐殺」については、犠牲者数や事件内容を巡る論争が依然として続いています。中国側は犠牲者30万人以上と大規模な虐殺を主張し、そのプロパガンダの一環として映画「南京照相館」などを制作・公開しています。しかし、日本側や一部の研究者は数字や事実関係に疑問を呈し、大虐殺の存在自体を否定もしくは縮小解釈する見解を示しています。

日中歴史共同研究などでは、両国の専門家が調査し、日本軍による虐殺が存在したことを認めつつも、犠牲者の規模については日本側は約2万人から多くても20万人以内、中国側は30万人以上とする説に分かれています。日本側の否定派は、当時の外国人記者や日本軍記録、南京安全区の人口調査などを根拠に「大虐殺はなかった」と主張するが、学界では虐殺そのものを否定する見解は少数派です。

また、中国国内では「30万人以上」という犠牲者数を疑問視する発言は許されず、反論や議論が封じられている現状もあります。最近も中国で犠牲者数に疑義を唱えた教員が解雇された例が報告されています。

まとめると、南京大虐殺の事実自体は国際的にも認められているが、犠牲者数の大小や事件の詳細を巡っては、中国政府の主張と日本側一部の否定派の間で大きな認識の隔たりがあり、このことが歴史問題の根深い対立を生んでいます。

 

 

中共抗日映画に隠された六つの歴史的真実

中国共産党が盛んに制作・放映する抗日映画は、文化的催しにとどまらず、政権安定のための政治的プロパガンダである。これらの作品の背後には、長年隠蔽・歪曲された六つの歴史的真実が存在する。以下にその六つをまとめる。

  1. 毛沢東と日本軍の関係
    中国共産党は抗日戦争の主役を自称するが、実際には毛沢東は抗日戦争初期に日本の特務機関にスパイを送り込み、国民党軍の情報を日本軍に提供していた。中共は日本軍との直接衝突を避け、日本軍を利用して国民党軍を攻撃し、自勢力拡大を図った(毛沢東の方針は「七分発展、二分摩擦、一分抗日」)。抗日戦争で誇る戦績も、実態は限定的かつ党内の権力闘争の影響を受けている。
  2. 毛沢東が日本の侵略に感謝していた
    毛沢東は公に日本の侵略に対して感謝を表明しており、「日本帝国主義がなければ中国共産党は発展できず、蒋介石を打倒できなかった」と認めていた。抗日戦争期間は権力掌握の手段と見なしていたことが明らかになっている。
  3. 日本の謝罪と中国への巨額援助
    中共は日本が謝罪しないと宣伝するが、実際には1972年の日中国交樹立時に日本に対する戦争賠償請求を放棄し、日本は村山談話など公式に謝罪を繰り返している。2010年には鳩山由紀夫首相が南京大虐殺記念館で謝罪した例もある。
  4. 日本から中国への長期・巨額援助
    日本は1979年以降、ODAを通じて30年以上にわたり無償資金協力や低利子融資を含む経済援助を行い、中国のインフラや産業の近代化を支援した。しかし中共はこれを国民に伝えず、反日感情を煽っている。
  5. 中共は反日感情を巧みに操作し国内矛盾の転嫁に利用
    中共は経済問題や社会不安のたびに反日感情を煽り、国民の不満を外に向けさせる戦略を採用。歴史的にもアジア金融危機や尖閣問題を利用して世論操作を行い、抗日映画も国民の民族感情を「安全弁」として活用してきた。
  6. 靖国神社参拝の真実の歪曲
    靖国神社には約250万人の戦没者が祀られているが、参拝者の多くは戦没者への追悼が目的で軍国主義復活を望むわけではない。しかし中共は靖国神社を軍国主義の象徴として描き、参拝のたびに反発を呼び起こしている。これは中共軍の戦没者数が少なく明らかにされたくないためとされる。

これらの真実が広く知られることは、中国国民の抗日戦争の認識を根底から覆し、中国共産党の正当性を揺るがしかねない。

 

 

DEAD TO RIGHTS (2025) Trailer | Epic War Drama Based on True Events | In theaters August 15

 

 

中国映画「南京写真館」 再び反日ブーム? 中国渡航が慎重に

中国で公開された映画「南京写真館」は、1937年の南京大虐殺を題材にした作品であり、中共政権の抗日戦勝80周年記念の一環として上映された。この映画は特に子供たちの間で強い反日感情を煽っていると報告されている。上映後、子どもたちが日本地図の上に道具を叩きつけて「日本人を皆殺しにしたい」と叫ぶなどの過激な反応が見られていることから、社会的議論が巻き起こっている。

この映画は、南京の写真館を舞台に15歳の少年が日本軍が持ち込んだフィルムを現像し、日本軍による虐殺や強姦、略奪の写真を保存し証拠として使われたという筋書きだが、歴史学者やジャーナリストの中には史実との矛盾を指摘する声がある。日本軍の従軍カメラマンが実際にそのような写真を地元で現像させることはなかったとされ、この映画はフィクションの側面が強いとの見解もある。

また、この映画による反日感情の高まりは中国全土の社会現象に影響を及ぼしており、過去に日本人男性児童が刺殺された事件や日本人母子が襲撃されるなどの暴力事件も報じられている。これらの背後には中共政権による反日憎悪教育や宣伝活動があるとの指摘もある。

一方で、中国の官製メディアはこの映画を「重要な反人種主義の芸術作品」とし、批判する意見を「憎悪教育」と一蹴する一方、愛国的な位置づけで推進している。歴史学者によれば、こうした映画は中国国内の政治的な目的で国民の目を国内問題から逸らす戦略の一部として位置づけられている。

結果として、中国渡航に対しては、反日感情の高まりや安全面での懸念から慎重な姿勢が促されている。

以上のことから、「南京写真館」は中共の政治的意図を反映し、反日感情を強く煽る内容として中国社会に一定の緊張をもたらしているといえる。

 

 

中国映画「南京写真館」(原題:南京照相馆、英題:Dead to Rights)は、1937年の南京大虐殺を舞台にした歴史ドラマ映画で、監督は申奥(シェン・アオ)です。2025年07月25日に公開されました。

この作品は、日本軍の南京占領時に「吉祥照相館」という写真館に閉じ込められた7人の南京市民に焦点を当てています。彼らは生き延びるために、日本軍のカメラマンが撮影した写真の現像を余儀なくされますが、その中には、日本軍の残虐行為を示す証拠写真が含まれていました。映画は、普通の庶民が「生き延びたい」気持ちから「大虐殺の証拠を残したい」という覚醒に至る精神的変化をテーマにしています。主演は劉昊然(リウ・ハオラン)、王伝軍(ワン・チュアンジュン)らで、物語は戦争に巻き込まれた民間人の姿と勇気を描いています。

歴史的背景としては、南京で実際にこのような写真を撮影・現像し証拠を残した人物の実話に基づいています。その写真アルバムは後に南京戦犯裁判の重要な証拠となりました。

この映画は中国国内で大きな反響を呼び、公開から間もなく興行収入が1億元を超える大ヒットとなりました。上映を見た観客からは深い感動の声が多数上がり、映画館で静かに余韻に浸る人が多かったと報告されています。

まとめると、「南京写真館」は南京大虐殺という歴史的事実を背景に、平凡な市民たちの視点から戦争の残酷さと証拠を残す勇気を描いた中国の歴史ドラマ映画です。2025年に公開され、中国で話題となっています。

 

 

大使が語るジョージア 観光・歴史・文化・グルメ
B0BRSP5CSG

在日ジョージア大使ティムラズ・レジャバ氏と国際政治学者ダヴィド・ゴギナシュヴィリ氏が案内する、ジョージアの魅力を多面的に紹介する書籍です。ジョージアはヨーロッパとアジアの境界に位置し、古くから文明の十字路として豊かな文化や自然が育まれてきました。この本では、観光スポットや歴史、文化、そしてグルメまで幅広く解説しており、シュクメルリやジョージアワインなど日本でも人気の料理や飲み物、世界遺産建築も紹介されています。まだ日本で知られていない魅力的な場所も多く取り上げられています。

ジョージアの主要観光地としては、首都のトビリシを中心に、世界遺産の古都ムツヘタ、黒海沿岸のリゾート地バトゥミ、カズベキ村やジョージア軍用道路沿いの歴史的名所が有名です。トビリシ旧市街は歴史的建造物や教会、伝統的なベーカリーやワインショップが立ち並び、ジョージア文化の体験に最適な場所です。また、至聖三者大聖堂(Sameba Cathedral)やシオニ大聖堂など宗教的・歴史的価値の高い建築物も見どころです。

グルメでは、シュクメルリ(鶏肉のガーリックソース煮)をはじめ、ジョージアワインやビール、各地伝統の料理を楽しめます。ジョージアの料理は味わい深く、日本でも注目されています。

この本は観光客だけでなく、ジョージアの歴史・文化・グルメに関心のある方にとっても参考になる内容です。詳細な解説とイラストも豊富に含まれており、文字通り「大使が自ら案内する」視点でジョージアの多面的な魅力を学べます。

 

 

 

コメント