黒潮大蛇行が解消し海流が正常化したことでスルメイカが戻り豊漁になった。自然回復による好漁期なのに休漁は不要との声が上がっている
2025年10月22日 【函館のスルメイカ漁…突然の休漁】「こんなことしてたら個人の漁師、日本から消滅する」
- 漁獲枠を超えたため小型イカ釣り漁船が当面の間”休漁”に…イカの街に激震<北海道>
函館のスルメイカ漁では、漁師らに突然「きょうから休漁」との通達が出され、現場が大きく混乱しています。
イカ漁師たちは、
- 「今年限りで辞める人も出るかもしれない」
- 「制度が大企業や船主に有利で、個人漁師を追い詰めている」
と強い不満を示しています。
鮮魚店側も「イカを取るな、出荷するなと言われたのは初めて」と困惑しており、やっと豊漁が期待できた年に突然の休漁を強いられた漁師たちへの同情の声が上がっています。
すでに2025年度中に漁獲枠は3度拡大済みで、さらなる枠の引き上げは認められず、制度上これ以上の操業は不可能とされています。結果として函館のスルメイカ漁は、今後の見通しがまったく立たない深刻な状況に陥っています。
今回のスルメイカ漁の豊漁は、ここ数年の「黒潮大蛇行」が収まったから
今回のスルメイカ漁の豊漁は、ここ数年の「黒潮大蛇行」が収まり、海流や水温が本来の位置・状態に戻ったことが大きく関係しています。黒潮の蛇行によって北日本の海域に暖水が入り込み、イカの回遊ルートが変化し漁獲量が激減していました。
しかし2025年は、その蛇行がほぼ解消したことで、スルメイカが再び北海道近海に戻り、久しぶりの豊漁となったという自然回復の結果です。
そのため、現場の漁師や関係者からは「せっかく自然条件が戻って豊漁なのに、制度上の理由で休漁にするのはおかしい」「資源保護の名目でも現状には合っていない」との批判が出ています。豊漁期を迎えた今、休漁の必要性に疑問を感じるのは当然です。
2024/7/20
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