2025年09月30日 広がる老後の選択肢 船上生活から田舎移住まで
この記事は、高齢期の暮らし方の多様性について取り上げており、「終の住処」は陸上に限らず、船上や田舎、仲間との共同生活など幅広い選択肢があると伝えています。
船上生活という選択
- 米国の77歳女性(元外国語教師・シャロン・レーン)が自宅を手放し、居住型クルーズ船に乗船。
- 「ヴィラ・ヴィー・オデッセイ号」で15年契約し、世界一周をしながら暮らす。
- 屋内キャビン価格は約1,800万円(15年)、月額利用は約40万円。
- 本人は「南カリフォルニアで暮らすより安い」と語る。
- 先例として、フロリダの女性「ママ・リー」が夫の死後、豪華客船で12年間暮らし、100カ国以上を巡った事例も紹介されている。
陸上での別の道
- 都会から地方へ移住し、自ら畑を耕す自給自足生活。
- 海外に移り住み、年金を活用しながら第二の人生を送る人々。
- 都市部では高齢者同士が集まるシェアハウス型住宅も普及し始めている。
全体のメッセージ
- 老後は「静かに余生を送る」だけではなく、「挑戦」や「変化」も選べる時代になっている。
人生の最終章をどう彩るかは年齢ではなく、自らの決断と勇気によって広がっていく、と記事は強調している。
この記事の観点からすると、老後の生き方はコストの問題だけではなく「生き方の価値観の転換」が鍵になっていると読めます。
クルーズ船で永住は可能か
- 結論:特定の「居住型クルーズ船」であれば、永住に近い長期滞在や生活が現実的に可能です。
具体例と仕組み
- 近年、「分譲型」や「レジデンシャルクルーズ」と呼ばれる居住型クルーズ船が登場しています。代表的な例は、2025年就航予定の「MVナラティブ(Storylines)」や、「The World」などです。
- これらの船では、マンションのように「部屋」を購入または長期リースし、実質的に「自宅」としてクルーズ船上で生活できます。価格はワンルームで100万ドル(約1億4000万円)~、広い部屋では800万ドル(約11億円)程度です。
- 住民は船内の各種サービス(食事、ジム、プール、Wi-Fiなど)を利用しながら、世界中の港を巡る生活が可能です。
- 「The World」など一部の船では、住民による投票で航路を決めることもできます。
注意点・制約
- こうした居住型クルーズ船の「永住」は、あくまで「船上での生活が継続的に可能」という意味です。法的な「永住権」や国籍の取得とは異なります。
- 船が各国の港に寄港する際には、通常のクルーズ同様、各国の入国管理規則(ビザなど)に従う必要があります。
- 物件購入には高額な費用と、年間数千万円規模の管理費が必要な場合が多く、資産審査も厳しいです。
まとめ
- クルーズ船の「永住」は、分譲型・居住型クルーズ船を購入(または長期賃貸)することで、実現可能です。
- ただし、費用は非常に高額であり、法的な国の永住権とは異なります。船上生活を続けることはできても、寄港地での滞在には各国の法令が適用されます。
知っておけばもっと楽しめる クルーズ旅行術 ガイドブックに載らない達人の知恵50

ベンジャミン・フランクリンの格言
偉大な政治家であり科学者であり発明家
- 知識への投資は最高の利益を生む
- 客は魚と同じで、3日後には臭い始める
- 伝えられるだけなら忘れる。教えられれば記憶に残る。参加させてもらえれば学べる
- 小さな出費に注意せよ。小さな漏れが大きな船を沈める
- 余暇の生活と怠惰の生活は別物だ。眠るのは墓場で十分だ
- 準備を怠ることは、失敗への準備をしているようなものだ
- 今日できることを明日に残してはいけない
- 信頼できるものは3つある。年老いた妻と、年老いた犬と、すぐに使える金だ
- たいていの人は、小さな好意は返し、中くらいの好意は認め、大きな好意は恩を仇で返す
この手の格言は相反するものがあります。例えば上記の例でいうと「今日できることを明日に残してはいけない」です。ストレスを貯めない生き方として「明日できることは明日やれ」という考え方を説く人がいます。具体的には「完璧主義を手放す」「自分のペースを大切にする」「今に集中する」「心のゆとりが生まれる」。
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