お金を使わずに香港旅行を楽しむ中国人。地下鉄の無料給水機、公共浴場、24時間営業のマクドナルドでの休憩、慈善団体の配給食「福飯」

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2025年10月24日 「0円香港の旅」が中国で炎上 節約術が越えてはいけない一線

中国本土のインフルエンサーが作成した「0円香港の旅」という動画が中国でも話題となりながら、香港では大きな批判を浴びている。この動画は、地下鉄の無料給水機や公共浴場、24時間営業のマクドナルドでの休憩、さらには慈善団体の配給食「福飯」を無料の食事として紹介し、「1日中お金を使わずに香港を楽しむ方法」として発信された。

しかし、香港市民からはこの行為が「善意の悪用」であると強く非難されている。特に慈善配給の食事は本来、生活に困っている人々のための支援であり、観光客がこれを利用することは道義的に問題があるとされている。また、公共施設の利用も本来は市民のためのものであり、観光客が押しかければ本当に必要な人が困るという懸念がある。投稿者は批判を受けて謝罪したが、この問題は中国の経済低迷により「節約旅行」が人気化している背景もある。

この事件は、節約術が越えてはならない一線を示すものとして社会的に大きな波紋を呼んでいる。

 

 

現代の中国人の価値観

  1. 実利主義・現実主義
    経済発展と社会の急速な変化の中で、個人の経済的成功や生活の安定を重視する傾向が強まっています。消費行動においても「財布の紐は固い」一方で、経験や質の高いサービスへの支出は増えるなど合理的な選択が特徴です。個人主義と社会への責任感が交錯し、バランスを取りながら生きる姿勢が見られます。
  2. 権威主義的傾向と国家への帰属意識
    政治的には国家の統制や指導を受け入れる権威主義的な文化が根強く残る一方、国家や集団への帰属意識が強く、社会の安定や調和を重要視しています。技術進歩による監視社会の強化もその背景にあります。
  3. 伝統と近代の価値観の混在
    儒教を基盤とする家族尊重や倫理観、相互尊重の精神が根底にありつつも、グローバル化や個人主義の波が押し寄せ、伝統的な価値観と近代的価値観が混在しています。
  4. ストレス社会
    仕事のプレッシャーや競争の激化により、多くの若者が高いストレスを感じていますが、自己実現や体験価値を求める傾向も強まっています。

総じて、現代中国人は経済的現実を重視しながらも、伝統的価値や社会的責任への意識も持ち合わせ、国家や社会の安定を望む複合的な価値観を有しています。

 

 

さかなかるた 淡水魚版
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