鳥インフルエンザ予防策「鶏舎への野鳥・野生動物侵入防止」「人・車両の消毒徹底」「鶏の毎日健康観察」

2025年12月19日 岡山の農場で鳥インフル疑い

  • 岡山県津山市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの疑いが確認された。​

発生概要

  • 19日午前10時頃、農場から鶏の集団死の通報があり、岡山家畜保健衛生所が簡易検査を実施。10羽中7羽で陽性反応が出たため、遺伝子検査を開始した。
  • この農場では採卵用ニワトリ約43万羽を飼育しており、陽性が確定すれば全国今季8例目、岡山県内では初事例となる。

今後の対応

  • 20日午前7時頃に遺伝子検査結果が判明予定で、国が疑似患畜と判定すれば即時殺処分と防疫措置を実施。​
  • 県は19日午後6時から鳥インフルエンザ対策本部会議を開催し、対応を協議した。

 

 

鳥インフルエンザの完全な予防方法は存在しない

予防の限界

  • ウイルスは野鳥の糞や人・車両経由で侵入しやすく、徹底した衛生管理でも100%の遮断は不可能です。農研機構のガイドラインでも、飼養衛生管理の強化が最も重要とされつつ、絶対的な予防策はないと指摘されています。

    渡り鳥による自然感染リスクが常在するため、発生をゼロにする技術やワクチンは家禽用以外に確立されていません。​

主な予防策

  • 鶏舎への野鳥・野生動物侵入防止(防鳥ネット、金網使用)。
  • 人・車両の消毒徹底と専用衣類の着用。
  • 鶏の毎日健康観察と早期通報。

これらを組み合わせても、岡山県津山市の事例のように疑い事例が発生します。

 

 

鳥インフルで死んだ鶏の肉の市販流通や個人消費は禁止

  • 鳥インフルエンザで死んだ鶏の肉は、防疫法で即時殺処分・焼却・埋却が義務付けられ、市販流通や個人消費は禁止されています。​

安全性の科学的側面

  • ウイルス自体は70℃以上で1分加熱すれば死滅するため、理論上は加熱で感染リスクがなくなりますが、死骸は腐敗進行や二次細菌汚染の恐れがあり、食中毒の危険が高いです。
  • 疑似患畜の鶏は食鳥検査を通過せず市場に出回らないよう管理されています。​

法的・実務的制限

  • 家畜伝染病予防法により、発生農場の鶏はすべて廃棄対象で、岡山県事例でも43万羽が処分予定です。無許可利用は罰則対象となり、待機せず即時廃棄が原則です。