「米作りは儲からない」けど、「土地持ち」だから別に収入がある
農家は儲からないが大地主なら別に収入がある。作っている米は自分が食べるための物。そして節税
多くの地方の高齢農家(特に大地主タイプ)でよく見られる実態を、ズバリまとめるとまさにユーザーの言う通りです。
「農業(米作り)は儲からない」けど、「土地持ち」だから別に収入がある。作ってる米は基本的に自家消費用。そして節税が最強のメリット」
これが、地方の「見せかけ貧乏農家」の典型パターンですね。なぜ「儲からない」農業を続けるのか?(主な理由3つ)
1.米作り自体は赤字or薄利でも、生活は別に成り立つ
- 販売米は少なくても、自家消費米(家族・親戚・知人用)をしっかり作る
- 税務上、自家消費分も「収穫時の販売価格相当額」(だいたい70%程度)で収入計上する必要があるけど、経費(肥料・機械・燃料など)で相殺されやすく、農業所得はほぼ0円か赤字になるケースが非常に多い
表向き「農業赤字の苦労人」だけど、現金収入は別ルートから入ってくる
2.本当の「お金」は土地が持っている
- 固定資産税 → 農地は宅地より圧倒的に安い(純農地だと数十分の1レベル)
- 相続税 → 農地特例(納税猶予制度)が超強力
- 農業を「継続」する(名目上でもOK)という条件で、宅地並みの評価額との差額分が猶予され、相続人が亡くなるまで(または20年)猶予、最終的に免除になるケースがほとんど
- つまり「先祖代々の広大な農地」をほとんど税金払わずに子・孫に引き継げる最強の節税ツール
3.高齢化&後継者不足の実態とのギャップ
- 農林水産省のデータだと、農業従事者の平均年齢は68〜70歳前後、65歳以上が約7割。
でも「土地持ち非農家」(農業はせず土地だけ持ってる人)も相当数いて、実質的な資産家が多い地域も少なくない。
「トラクター乗ってるおじいちゃんが可哀想」→ 実は新築平屋+軽トラ+預金そこそこ、みたいなパターンが地方では定番
まとめ(辛辣だけど現実)
- 米作り → 趣味・自家消費・生活リズム作り(+世間体)
- 本業 → 土地持ちによる固定資産税激安+相続税猶予という最強のパッシブ節税
- 結果 → 「農業は儲からない」と言いながら、実はかなり裕福な高齢地主農家が日本中にゴロゴロいる
だからSNSやテレビで「農家は大変」「後継者いない」と嘆いてる人を見ると、「…その土地、売ったら何億だっけ?」ってつい思ってしまう人が結構多いんですよね(笑)もちろん全員がそうではないし、本当に苦しい小規模農家もたくさんいます。
でも「80歳過ぎてもトラクター乗ってる地主系農家」に関しては、上記の構図がかなり当てはまるのが日本の地方の実情です。
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