April 22, 2010
1800-1815
Napoleonic wars. Austria, France, Russia, the German states all default under the cost of financing armies.
ナポレオン戦争時;オーストリア、フランス、ロシア、ドイツ。軍費が嵩みデフォルト
1826
Greece defaults for the first of five times. Its first king, Otto, spends his rule fruitlessly trying to stabilize finances.
ギリシャのデフォルト5回のうちの1回目;オットー王が財政を安定化させようと、無駄にお金を使ったのが原因
1932
Germany, devastated by hyperinflation, war reparations, and Depression, repudiates debt owed U.S. investors.
ドイツ;ハイパーインフレと戦争と賠償金と景気後退などで、アメリカの投資家の債務ヘのデフォルト
1973-1989
Sixteen Latin American countries default on tens of billions of dollars, owed mostly to U.S. banks. Citibank almost goes under.
ラテンアメリカの16カ国;このせいでCitibankが潰れかけた。
1994
Mexico suddenly devalues the peso, which had been under mounting pressure. The peso’s crash triggers a crisis that requires intervention form the U.S. Treasury.
メキシコ;突然のペソの切り下げ。この切り下げにより危機が起こり、米財務省が介入
1997-1998
Thailand, Indonesia, and South Korea prove unable to repay dollar-denominated debt as their currencies collapse. IMF boss Michel Camdessus imposes draconian budget cuts in return for aid.
アジア通貨危機;タイ、インドネシア、韓国が自国の通貨危機のためドル建の借金が返せなくなった。IMFが救済。
2001-2002
Argentina, beset by budget woes, partly defaults on its foreign debt and abandons the peg to the dollar. Bondholders have still not settled.
アルゼンチン;公的債務の支払いを一時的に停止。ドルへのペッグ制の廃止。
2009-2010
Greece, Latvia, Romania, Bulgaria, Hungary all face a sovereign debt crisis.
ギリシャ、ラトビア、ローマ、ブルガリア、ハンガリー、すべての国がソブリン債務危機
Defaults, Near-Defaults, and Other Financial Disasters – BusinessWeek.
歴史に見る、国家のデフォルト|じゃくりんのBusiness と企業価値評価を学ぶ日々
2010年11月06日19:15
国の財政が破たんすると国民も悲惨な思いをするのでしょうか?
その答えはYES&NOです。
国の台所事情は苦しくなるので、公務員とかの仕事はダメになります。これはギリシャとかを見ればわかります。
通貨が暴落すれば、、、
ミドルクラス(中流)の暮らしは国際比較のデータ上では「どか貧」状態になります。
そう言うとその国の国民がうつむきかげんで亡霊のように街をさまよう姿を想像してしまいますが、実際には国家財政の破たんした国民の少なからぬ者は破たんの前よりいきいきとします。
水を得た魚のようにスイスイ動き回りはじめるのです。
才覚あるものは(ここぞ!)とばかり立ち回り、逆に宮仕えの安定した暮らしに慣れた既得権益保持者は、一夜あけると自分の職が脅かされていることに気付きます。
いま僕が書いている事は別に皮肉や嫌味でも何でもありません。
このような状態はルーブル危機の起きたロシアでも起こったことですし、アルゼンチンでも起きました。だから観察した結果をそのまま書いているだけです。
国が逝くときは世の中が全部ダメになると思っている人は、たとえばロシア株の長期でのチャートを見て下さい。ルーブル危機直後(1998年)は一生に一度、あるかないかの買い場だったことがわかります。
日本国債がデフォルトしたら日本国民はいきいきする
2015-09-18 16:50
南アフリカランドや、トルコリラなど、新興国の通貨が大幅に下落しています。「新興国の通貨が紙くずになることはあるのか?」といった、ご相談も増えています。お答えします。
■通貨がデフォルトすることはあるのか?
「通貨がデフォルトすることはあるのか?」といったご質問もあります。デフォルトとは、一般に「国家破産」とか「財政破綻」などと言われますが、正確には、国が借金を返済することが不可能になった状況を指します。ただ、財政が破綻しても、経済活動がすべて停止するわけではありませんので、通貨そのものがなくなることはありません。通常、デフォルトした場合、その国の通貨は、大幅に下落したり、政府が意図的に切り下げしたりするため、紙くずにはなりませんが、為替レートが極端に下がるリスクは考えられます。
■破綻した新興国の通貨は、どれほど暴落するのか?
この先、もしどこかの新興国が破綻(デフォルト)した場合、通貨がどれほど暴落するのか?予測するのは難しいのですが、過去の事例が参考になります。韓国は1997年のアジア危機で事実上破綻しました。その時、韓国ウォンは2カ月ほどの間に対ドルでざっと半値以下に暴落しました。トルコは2000年に一度、破綻状態に陥ったことがあります。当時のトルコリラも対ドルで半値以下に暴落しました。アルゼンチンは2001年に破綻。当時は、およそ半年の間に、アルゼンチンペソが対ドルで約4分の1にまで大暴落しました。以上のように、破綻した国家の通貨は、紙くずになることはありませんが、(通貨暴落が始まる前の落ち着いていた時期のレートと比較して)、だいたい半値から4分の1くらいに暴落したことがわかります。
■南アフリカとトルコの破綻リスクは?
現状、南アフリカの格付けは「BBB+」、トルコの格付けは「BB+」。南アフリカが少しましな状況です。「BB+」とは、まだそれほど深刻ではありませんが、環境が悪化した場合、経済的なショックが加わった場合に、債務履行(デフォルトを防ぐ)能力が不十分になる可能性があることを意味します。ちなみに現状、ロシア、ブラジル、インドネシアなども格付けは「BB+」です(※すべてS&P社発表資料より)。今夏、中国バブル崩壊のショックに見舞われた世界経済に、この先もし、また新たなショックが加わるようなことがあれば、南アやトルコに限らず、ロシアやブラジルなど規模の大きな新興国もデフォルトリスクが高まりますから、世界危機に発展するおそれも出てくると考えられます。ただ、現状、そこまで深刻な状況ではないと見て良いでしょう。
新興国通貨が紙くずになるリスクはあるのか?=為替王