寝起きの口中は細菌だらけ?唾は飲み込まずに吐いたほうが良い?

健康

 

唾液を意識的に吐き出す必要はありません

寝起きの口の中は細菌だらけ?

起床直後の口腔内は、日中に比べて細菌数が格段に多い状態です。

  • 睡眠中は唾液の分泌が減少し、口の中が乾燥するため、細菌が増殖しやすくなります。
  • 起床時の唾液や口腔内には非常に多くの細菌が含まれており、一部のデータでは細菌の数が日常時の数倍になることも報告されています。

増殖した細菌は、むし歯や歯周病のリスクのほか、誤嚥性肺炎など全身の健康にも関係します。

「唾は飲まずに吐いたほうが良い?」について

起床直後に唾液を飲み込むと、唾液中の大量の細菌も一緒に体内に入ってしまうことになります。

  • とはいえ、健康な成人の胃酸は多くの細菌を殺菌できるため、唾液を飲み込む行為がただちに健康被害を与えるわけではありません。

おすすめされているのは、「朝起きたらまず口をゆすぐか歯を磨いて、口腔内の細菌を除去する」ことです。

  • 歯磨きやうがいをせずにすぐに朝食や水を摂取すると、口内の細菌を大量に飲み込んでしまうため、衛生面からみても朝一番にお口のケアを行うのが理想的とされています。

唾液を意識的に吐き出す必要はありません。

  • 口腔ケア(うがいや歯磨き)で十分に細菌を除去できるため、唾液を「吐き出す」ことには特に推奨も医学的根拠もありません。
  • 唾液には元々、口腔内の自浄作用や抗菌作用もあるため、過度に気にして唾液を吐き出し続けると、かえって口腔内の健康を損なうこともあります。

まとめ

  • 「寝起きの口の中は細菌だらけ」は事実。
  • 起床後はうがいや歯磨きをしてから飲食するのが最適。
  • 唾は無理に吐き出す必要はなく、正しい口腔ケアが最も大切。

 

 

サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット
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  • 投資やお金に関する心理的な側面に注目し、「どうやってお金と付き合い、豊かさを築き続けるか」という人生における本質的な問いに対するヒントを与える一冊です。著者モーガン・ハウセルは、金融リテラシーよりも感情や態度、価値観が資産形成の成否に深く関わることを、エッセイ形式で具体的なエピソードや教訓とともに解説しています。

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  9. 本当の富は見えない
    裕福さの誇示は、お金を減らす一番の近道
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    あらゆる計画でもっとも重要なのは、計画通りに進まない可能性を想定すること
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    長期計画は難しい
  15. この世に無料はない
    あらゆるものには価格がある。だが、価格が表示されているとは限らない
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  17. 悲観主義の誘惑
    楽観主義はセールストーク、悲観主義は差し伸べられた救いの手
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  • 金融や投資の“勝ち組”になるコツは、シンプルに「続ける」「退場しない」ことである
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モーガン・ハウセルについて

  • 米国の著名なコラムニスト・投資アドバイザー。金融ジャーナリズムで数々の賞を受賞し、「行動経済学」の視点から人間とお金の関係を発信している。

まとめ

  • この本は、「経済的自立」「本当の豊かさ」「メンタルの整え方」といった普遍的な問いにヒントを与えてくれる実践書です。知識だけでなく“心の土台”を強くしたい方におすすめです。

 

 

 

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