エプスタイン元被告らとの関係詳述 自死の被害女性、自伝出版へ
性的虐待で故ジェフリー・エプスタイン元被告と英国のアンドルー王子を告発したバージニア・ジュフリーさんの自伝が、2025年10月21日にクノッフ社から出版されることが明らかになった。ジュフリーさんはエプスタインの性奴隷として利用され、17歳の時にアンドルー王子から性的暴行を受けたと告発して注目されたが、2023年04月にオーストラリアの自宅で自死している。自伝は彼女が子どもの頃の性的虐待やエプスタインたちからの逃亡、被害者支援のための活動などを詳述したもので、出版を強く望んでいたという。出版社はこの作品をエプスタイン元被告とギレーヌ・マクスウェル受刑者との関係を容赦なく記録したものと説明している。
バージニア・ジュフリーとアンドルー王子
ジェフリー・エプスタインが運営していた未成年者に対する性的人身売買組織の著名な被害者の一人です。彼女は17歳の時にイギリスのアンドルー王子からの性的虐待を受けたと公に告発し、王子に肩書返上を求めるなど大きな注目を浴びました。
彼女の告発はエプスタイン事件として国際的にも大きな話題となり、アンドルー王子はこの件で公務を停止するなど影響を受けました。ジュフリーは性的虐待の被害者として声を上げ続け、2025年には自伝が出版される予定です。死去前は夫とのトラブルや精神的な苦しみもあったと報じられています。
幼少期に性的虐待、複数の里親家庭、14歳で路上生活を経験
バージニア・ジュフリーは1983年08月9日にアメリカのカリフォルニア州サクラメントで生まれ、4歳の時に家族と共にフロリダ州の小さな町ロクサハッチーに引っ越しました。幼少期には性的虐待を受けるなど過酷な環境にあり、その後は複数の里親家庭を転々とし、14歳で路上生活を経験しています。路上での生活中も偽のモデル事務所を運営する男性から搾取されるなど、苦しい日々が続きました。
その後、父親のもとでわずかな安定を得たものの、ジェフリー・エプスタインの共犯者ギレーヌ・マクスウェルと出会い、性的虐待と人身売買の被害に遭います。これらの経験を経て、彼女は被害者の支援活動に取り組み、性的人身売買に反対する擁護者となりました。
晩年は精神的な苦痛と闘いながらオーストラリアで暮らし、2025年04月に自死しました。彼女には3人の子どもがいます.
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