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NHK 【解説動画】中東情勢で偽動画拡散「発信源はロシア」の疑惑も
2023年10月12日 14時19分
イスラエルとパレスチナの衝突をめぐって、SNSなどでさまざまな偽動画が拡散されています。その発信源の一つとして、ロシアの存在が指摘されています。 【動画:2分41秒】 ※データ放送ではご覧になれません。
目次
- 「偽動画」と警告 ロシア側の発言
- 偽動画とほぼ同じ主張を
BBCのロゴが入った動画 「偽動画」と警告
「欧米がウクライナに供与した武器がイスラム組織ハマスに流出していた」
国際的な調査報道グループの「ベリングキャット」が偽動画だと警告したこの動画。 イギリスの公共放送、BBCのロゴが入っていて、BBCが制作したように見えますが、偽動画だと注意を呼びかけています。 制作者は不明ですが、同じような主張はここ数日、ロシア政府の関係者から相次いでいます。
ロシア側の発言 偽動画とほぼ同じ主張を
ロシアのメドベージェフ前大統領は、SNSに「ウクライナのナチス政権に供与された武器は現在、イスラエルに対して使用されている。事態は悪化するばかりだ。ミサイルや戦車、そしてすぐに飛行機も闇市場で売られるだろう」と書き込みました。 さらに、ロシア外務省の報道官も10日の記者会見で。
ロシア外務省 ザハロワ報道官 「アメリカやイギリスなどNATOがウクライナに供与した兵器は、現場の兵士に渡されなかった。闇市場で売られたので世界のどこにでも現れる」
ウクライナ政府は反論「ロシアがハマスに兵器供与のケースも」
これに対して、ウクライナ政府は反論しています。 ロシアがパレスチナ情勢を利用して大規模な偽情報の発信に乗り出したと批判し、「フェイクだ」とSNSなどで注意を呼びかけています。 ウクライナの国防省も声明を発表し、「ロシアの特別機関が中東でウクライナの信用を失墜させるキャンペーンを進めている」と警告しました。 ロシアがウクライナでの戦闘で奪った欧米の兵器を、ロシアがハマスに引き渡しているケースがあると主張しているのです。 さらにウクライナ軍は、現場の兵士のビデオメッセージも発信し、イスラエルを全面的に支持する姿勢をアピールしています。
ウクライナ軍兵士 「イスラエルに対する今回の攻撃は文明世界に対する犯罪だ。人道に対する罪を止めるため、国際社会は結束すべきだ」
パレスチナ情勢がどのようにウクライナ情勢に影響を及ぼすのか、現時点では不透明ですが、情報・サイバー空間ではすでに戦いが激しくなっているようです。 (10月11日の「国際報道2023」で放送しました)
NHK イスラエルとハマスの衝突 SNSで報道機関装う偽動画など拡散
2023年10月12日 18時28分
イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突が続くなか、イギリスの公共放送BBCのニュースを装った偽動画や、アメリカのホワイトハウスが出した声明であるかのように示した偽情報がSNSで拡散しています。メディアなどがこうした情報を否定していて、注意するよう呼びかけています。
イスラエルとハマスの衝突をめぐって、「ウクライナがNATOから供与された武器をハマスに売却していると、国際的な調査報道グループ『べリングキャット』が伝えた」とする偽動画が、旧ツイッターのXや通信アプリ「テレグラム」などで拡散しました。
この動画にはBBCのロゴが入っていますが、こうしたニュースが発信された事実はなく、BBCの記者が否定しているほか、ベリングキャットの創始者は「ロシア政府による偽情報なのか一般の人によるものかは分からないが、100％フェイクだ」とXに投稿しました。
ハマスとウクライナを結び付ける情報はほかにも拡散しており、ウクライナ国防省の情報総局はSNSで「ロシアが中東でウクライナの信用を失墜させるキャンペーンを行っている」などと批判しています。
また、ホワイトハウスの公式の声明と同じ形式を装って、「バイデン大統領がイスラエルに対する80億ドルの軍事援助を承認した」とする偽の文書がSNSで拡散しました。
しかし、ホワイトハウスのウェブサイトにはこの声明はなく、ホワイトハウスの報道担当者はAP通信に対して偽物であると否定しています。
イスラエルとハマスの衝突では偽動画などがSNSで多く拡散されていて、EU＝ヨーロッパ連合の高官がXを所有する起業家のイーロン・マスク氏に対応策を打ち出すよう求めています。
SNSではニュースや公式発表に見える偽情報が拡散されることがあり、情報の出どころや、偽物であるという指摘を受けていないか確認することが重要です。
確かに大量破壊兵器はなかったが、アメリカはその事を報告した
イラク戦争開始の根拠として、「イラクが大量破壊兵器を保有している可能性があること」および「国際連合の無条件査察を受け入れなかったこと」が挙げられている。なお、戦闘終結後、アメリカ合衆国などから派遣されたイラク調査団(英語版)が、大量破壊兵器の捜索をおこなったが発見されず、調査団団長チャールズ・デュエルファーは、2004年10月6日のアメリカ合衆国上院軍事委員会の公聴会において、「イラク共和国に大量破壊兵器は存在しなかった」と最終報告書(デュエルファー・リポート)を提出した。
一方で東側はデマを流し、訂正も謝罪もしない。
ハマスはクズ
「ウクライナが武器をハマスに横流し」とデマ
イスラエルとハマスの衝突 SNSで報道機関装う偽動画など拡散
2023年10月12日
イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突が続くなか、イギリスの公共放送BBCのニュースを装った偽動画や、アメリカのホワイトハウスが出した声明であるかのように示した偽情報がSNSで拡散しています。メディアなどがこうした情報を否定していて、注意するよう呼びかけています。
イスラエルとハマスの衝突をめぐって、「ウクライナがNATOから供与された武器をハマスに売却していると、国際的な調査報道グループ『べリングキャット』が伝えた」とする偽動画が、旧ツイッターのXや通信アプリ「テレグラム」などで拡散しました。
100％フェイク
この動画にはBBCのロゴが入っていますが、こうしたニュースが発信された事実はなく、BBCの記者が否定しているほか、ベリングキャットの創始者は「ロシア政府による偽情報なのか一般の人によるものかは分からないが、100％フェイクだ」とXに投稿しました。
ハマスとウクライナを結び付けるデマはほかにも
ハマスとウクライナを結び付ける情報はほかにも拡散しており、ウクライナ国防省の情報総局はSNSで「ロシアが中東でウクライナの信用を失墜させるキャンペーンを行っている」などと批判しています。
ホワイトハウスを装って偽の文書がSNSで拡散された
また、ホワイトハウスの公式の声明と同じ形式を装って、「バイデン大統領がイスラエルに対する80億ドルの軍事援助を承認した」とする偽の文書がSNSで拡散しました。
しかし、ホワイトハウスのウェブサイトにはこの声明はなく、ホワイトハウスの報道担当者はAP通信に対して偽物であると否定しています。
イスラエルとハマスの衝突でも偽動画
イスラエルとハマスの衝突では偽動画などがSNSで多く拡散されていて、EU＝ヨーロッパ連合の高官がXを所有する起業家のイーロン・マスク氏に対応策を打ち出すよう求めています。
SNSではニュースや公式発表に見える偽情報が拡散されることがあり、情報の出どころや、偽物であるという指摘を受けていないか確認することが重要です。
2024年01月11日 “「偽情報」が最も深刻なリスクに”「ダボス会議」前に報告書
アメリカの大統領選挙やインドの総選挙など、各国で選挙が相次ぐ中、偽情報が広められ、選挙で選ばれた政府の正統性が損なわれて政治的に不安定な状況になる可能性を指摘しています。
2023年10月13日 中国 米メディアの「ウクライナ武器のハマスへの転売」に注目(遠藤誉)
たしかに中国が主張する通り、「欧米から提供された武器をウクライナが他の組織あるいは国に転売する危険性がある」という趣旨の警告を発したのはアメリカだ。
そこでトランスペアレンシー・インターナショナル(TI)が公開している腐敗認識指数(Corruption Perceptions Index, CPI)の2022年版を見てみると、全180ヵ国の中で、ウクライナは116位(100点満点で33点)と、相変わらず「腐敗度」が高い。ちなみに中国は45点で65位、日本は73点で18位だ。もし習近平政権に入ってからの反腐敗運動がなかったら、中国もウクライナと大差ない状況だっただろう。
したがって、このような中国にはウクライナの武器転売を、こんなにまで大きく取り上げて分析する資格はないようにも思われるのだが、しかし、アメリカに対して「ハマスが大規模奇襲を実行できたのは、アメリカのせいだ！」と言いたいものと推測される。
2023年10月11日 中国新華網「ウクライナへの援助武器をハマスに売却」？
ウクライナは反論するも、米欧の懸念を確認
これに先立ち、パレスチナ・イスラム抵抗運動(ハマス)がガザ地区からイスラエルに攻撃を仕掛けた際、米国と欧州連合(EU)がウクライナへの支援に使用した武器の一部が、その後ウクライナからハマスに売却されたという噂が流れた。 これに対し、ウクライナ国防情報局は9月9日の発表で、この噂を厳しく非難した。 恥ずべきことに、中東におけるこれらの兵器の存在に関するウクライナの説明は、米国や他の西側諸国が以前から懸念していたことを裏付けるものであった。
発表によると、米国製とEU製の武器は、ロシアとウクライナの紛争中にロシアが鹵獲したもので、ロシアの諜報機関が略奪品をハマスの武装勢力に届けたという。 ウクライナ側はまた、ロシアの動きはウクライナ軍に対して世論戦を仕掛けることが目的であり、アメリカとヨーロッパがウクライナへの軍事援助を続けることを阻止するために、ウクライナが「利益のために西側の武器をテロリストに売った」と非難していると述べた。
ウクライナの諜報機関も、ロシアの計画を知らされていたことを強調し、ロシア側は次に、ウクライナから亡命してロシアに渡った元ウクライナ軍将校が情報を確認するために名乗り出ることで、信憑性を増すだろうと予測した。 ウクライナ側は明確な証拠を提示しておらず、ロシア側はウクライナ側の一方的な非難に対してまだ反論していない。2022年12月、『ザ・ヒル』紙は「ウクライナからの米国製兵器の流出防止が課題」と題する記事を掲載し、当初ウクライナに輸送された米国製兵器が他の国や地域に流出する可能性があり、米国の敵対勢力が米国の最新鋭兵器を入手できるようになると述べた。 ウクライナの敵対勢力はアメリカの最新兵器を手に入れることができる。 著者は、米国のウクライナへの援助規模が大きいため、こうした流出は追跡が難しいだけでなく、「ほぼ確実に起きている」とさえ強調している。
したがって、「ウクライナから売却された」と噂されようが、「ロシアから届けられた」とウクライナ側が主張しようが、ウクライナ側の対応は、ウクライナへの軍事援助に関する米国、さらには西側の懸念、すなわち、西側の援助による武器は西側の敵対勢力に流れる可能性が高く、それは規模の問題に過ぎないという懸念を裏付けるものである。 規模の問題だ。 (梁毓志)
スプートニクは信用できません。
2023年10月08 NATOがウクライナに供与した武器がハマスに
イスラエル兵に対する攻撃にウクライナへ供与の武器が使用か＝ドネツク高官
ドネツク人民共和国のヤン・ガギン首長補佐官はイスラエル情勢について語った中で、NATOがかつてウクライナに供与した武器が、今、イスラエル兵士を攻撃する際に使用されている可能性があると語った。
10月7日、イスラエルはガザ地区に対し、未曽有の大規模ミサイル攻撃を開始した。イスラエル軍報道部は3000発を超えるミサイルを撃ち込んだと発表。イスラエルの集中ミサイル攻撃の後、イスラム組織ハマスはイスラエル南部の境界線を越境している。
パレスチナのイスラム組織「ハマス」は10月7日、イスラエルに対して「アルアクサの洪水作戦」開始を宣言。イスラエル軍はガザ地区でハマスに対して開戦した際に、この戦いを「鉄の剣作戦」と命名している。
2023年10月08 ウクライナは古いソ連製の武器をハマスに売った
ウクライナは歴史的にソ連製武器を転売しており、それがハマスの手に渡った可能性が高いと専門家は指摘(Ukraine Historically Resold Soviet-Made Arms Which Likely Ended Up in Hamas’ Hands, Expert Says)
土曜日、パレスチナ組織ハマスの軍事部門は、イスラエルに対してアル・アクサ・フラッド作戦を開始した。一部のメディアの報道によると、ハマスの武装勢力は、ソ連製のマンパット防空システム(MANPADS)であるSAM「イグラ」を使用したという。
国家安全保障、政治学、国際関係の専門家であるサイモン・ツィピス博士がスプートニクに語ったところによると、ウクライナはソ連崩壊後、ソ連時代の兵器をイスラエルと国境を接する国々に転売した。
On Saturday, the military branch of the Palestinian organization Hamas launched the Al-Aqsa Flood operation against Israel. According to some media reports, the Hamas militants used the SAM ‘Igla,’ a Soviet-made man-portable air defense system (MANPADS).
Ukraine resold weaponry left from the Soviet times to the countries bordering Israel after the collapse of the USSR, through which the arms allegedly “fell into the hands of Hamas,” Dr. Simon Tsipis, an expert on national security, political science, and international relations, alleged to Sputnik.
2023年10月09 NATOがウクライナに供与した武器がハマスに
NATOが供給したウクライナの武器がイスラエルで使用され、さらに広がる： ロシア安全保障理事会(NATO-Supplied Ukrainian Arms Used in Israel, Will Spread Further: Russian Security Council)
ドミトリー・メドヴェージェフ前ロシア大統領(現ロシア安全保障理事会副議長)は、NATOがウクライナに供給した武器がハマスの過激派の手に渡り、中東におけるNATOの最大の同盟国であるイスラエルに対して積極的に使用されていると述べた。
Former Russian President Dmitry Medvedev, now deputy chairman of the Security Council of Russia, stated that weapons NATO supplied to Ukraine, have found their way into the hands of Hamas militants, who are actively using them against Israel, NATO’s biggest ally in the Middle East.