2025年10月21日 対テロ戦から国家間の戦争へ 動き鈍い日本
この記事は、2022年のロシアのウクライナ侵攻を契機に、長らく主流だった対テロ非対称戦争の時代から再び国家間の大規模戦争の時代に回帰しつつある現実を指摘しています。冷戦終結後、多くの国が「国家間の戦争はなくなる」と判断し、砲弾の大量生産ラインを縮小し、軍をテロ対策に特化させてきました。そのため、長期にわたる大量の砲撃戦が必要な国家間戦争に即応できる準備が不十分でした。2022年のウクライナ戦争では通常兵器の大量消費や砲撃戦が再燃し、欧米諸国はドローン対策や軍事力強化を急いでいます。
一方で日本の対応は鈍く、自衛隊の兵力や兵器の増強、準軍事組織の整備が進んでいません。政治家の理解不足や予算制約が背景にあります。日本の自衛隊は総兵力約23万人であり、常備軍の目安である人口の1%に達していない上、予備兵力の拡充や米国の州兵、欧州の国家憲兵、中国の武装警察のような戦略的準軍事組織の保有もありません。ウクライナ・ロシア戦争ではドローンも使用されていますが、人的兵力の充実が依然として重要であることが示されており、日本の軍事戦略は大きな課題を抱えています。
この記事は、今後の国家間戦争に備えるためには日本も軍事力の強化、装備の近代化、人的資源の拡充を急がねばならないという危機感を強調しています。また、国内で大量の砲弾を生産できる体制や、外国から必要兵器・弾薬を迅速に調達可能な外交ルートの確保も重要な問題です。欧州のようにドローン対策システムの導入も含め、国防の体制整備が急務とされる一方、日本はなかなか動きが見えないままです。
以上の点から、日本の防衛環境は国際情勢の変化に対応しきれておらず、今後の軍事戦略見直しが喫緊の課題といえます。
ひとり旅を通じて体験する小さな幸せや気づきをつづったエッセイ集です。有川さんは鹿児島県出身で、多様な職業経験を活かしながら執筆や写真活動を行う作家・写真家です。
本書では、日常から離れてひとりで旅をすることの醍醐味として、自由で気ままに自分の気持ち次第で動ける点や、「初めて」のことに挑戦できる楽しさが語られています。旅先で出会う人々との交流や、自然や風景の美しさがもたらす感動、そしてそんな小さな幸せの瞬間が心を豊かにし、日々の暮らしを元気にしてくれることが紹介されています。
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