子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方
将来「子どもをダメにしてしまう」親のNG行動10
2013年5月22日
“子は親を映す鏡”と言われるように、子どもは親から良くも悪くも大きな影響を受けます。
1小言を言う
- 子どもは、例え「これだけは真似してほしくない」と思っていることでも、親の言葉や行動すべてをスポンジのようにぐんぐん吸収します。
- そのため、いちいち小言を言ったりいつも文句ばかり言ったりしていると、人をけなすことを覚えてしまいます。そして、「ぼくはダメな子なんだ」とやる気を失い、自分自身を責めるようになってしまいます。
- 上手に叱ったり、肯定的な言い方をしたりするように心がけましょう。
2誰かを罵る
- 子どもは、敵意や憎しみの中で育つと精神が不安定になります。子どもによっては、乱暴なことになったり引っ込み思案な子になったりします。
- 夫婦間や親子間で罵りあったり、暴力を振るったりしていませんか? そんなことを続けていると、子どもも同じことをするようになってしまいます。
- 感情的にならないで、歩み寄ったりよく話し合ったりしてください。それは家族以外の人に対しても同様です。
3恐ろしい体験をさせる
- 子どもは、いつも恐怖を感じていると健全に成長できなくなってしまいます。人とうまく付き合えなくなり、何事にも消極的になってしまいます。
- 何かに怯えているときは、優しい言葉とスキンシップで不安を和らげてあげましょう。
4心配しすぎる
- 子どもは、親がよく「どうしよう」「困ったな」と言っていると、暗い気持ちになってしまいます。
- そして、心配しすぎたり過保護になったりすると、それを重荷に感じます。子どもには子どもの人生があるので、やりたいようにさせてあげてください。
5バカにする
- 子どもは、バカにされると、おどおどしてなるべく目立たないように、陰に隠れるようになります。そして将来、引っ込み思案な子になってしまいます。
- 失敗しても笑ったりバカにしたりせず、許して、受け入れてあげてください。
6誰かを羨む
- 子どもは、誰かと比べられて羨ましがられると、他人を妬んだり嫉んだりするようになってしまいます。
- その子のよさや素晴らしさ、幸福を認めてあげるようにしましょう。
7厳しく叱る
- 子どもに善悪を教えることは大事ですが、厳しく叱りすぎると無益なコンプレックスを抱くようになってしまいます。
- 自信を失い、「自分は悪い子なんだ」と思い込み、どんどんダメな方向に進んでしまうのです。厳しく叱るより、子どもを支え、励ましてあげてください。
8余計な手出しをする
- 子どもに自分でやらせるべきことでも、時間がかかっているとつい手出ししてしまいますよね。
- 「自分のことは自分でする」ということを学ばせるために、本人にやらせてあげましょう。
9物を粗末にする
- 子どもは、家族が物を粗末にしていると、同じことをするようになります。例えば、服を出しっぱなしにする、ドアをバタンと閉める、などが子どもの中で当たり前になってしまいます。
- 家の中の物は、大切に扱うようにしてください。
10プライバシーを無視する
- 子どもは、他人のプライバシーを守ることを知りません。そのため、部屋に入るときはノックしないといけないことなどを教えないと、“夫婦のプライバシー”も守れなくなってしまいます。
- 成長すると自分の身体を意識することも増えるので、まずは親が、子どものプライバシーを守るようにしましょう。
「子どもに悪影響」な親のとっさの一言3つ
2014年10月26日
クレヨンを折った我が子に「クレヨンを折るなんて悪い子ね」ではなく「クレヨンを折るのはいけないことだよ」と行動だけを否定する言い方がある。
子どもの行動に対して出る“とっさの”親の言葉こそ、気をつけたい。
大人目線で小馬鹿にしたり、脅したり、躾けたり躾けなかったり、正しい答えをしないと否定したり……。全部、“伸びようとする芽”を摘む行為です。
1子どもには通じない冗談言ってない?
- 小馬鹿にする・・・子どもがどこで覚えたのか宮沢賢治の「雨にも負けず、風にも負けず雪にも夏の暑さにも負けぬ、丈夫な体を持ち……」と言いだしたので、パパが“雨”の次を指して「これなんと読むんだ」と聞いたとしましょう。ここで子どもが「わからない」と答えたからといって、「なんだ、馬鹿かお前は。読んでねえじゃないか! そういうのを論語読みの論語知らずって言うんだぞ」なんて言ってはいけません。子どものプライドはズタズタになってしまいます。折角、“知らない言葉”を覚えて嬉しがっているのにおとしめるような言葉は禁物。大人同士は軽く受け流す冗談半分な言葉も、子どもは冗談ともわからず結構傷ついているものです。
- 恐怖を与える・・・子どもが悪いことをした時、こんな風に言ってしまったことはありませんか?「・お前は川から拾ってきた。橋の下で泣いていたのを拾ってきた」「ママの子じゃない。○○さんちの子どもになったら?」「妹を苛めるんだっらら妹を○○ちゃんのママに貰ってもらおうかな?」「お片付けしないんだったら寝ている間におもちゃ捨てておくからね!」「散らかすんだったら夕飯抜きよ!」「そんなことする子は赤ちゃんみたい。今日からオムツつける?」大人は何とか言うことを聞かせようとオーバーに言った一言も、子どもは文字通り受け取り、恐怖や不安を抱くだけです。
2“一貫性のないしつけ”してない?
- 家では床にこぼさないようにうるさく注意しているのに、公園や公共の場ではお煎餅のクズを落としても何も言わなかったり、汚してほしくない服を着せたまま、チョココロネや生クリーム大盛りのケーキを食べさせて案の定「汚した!」と叱っていては、子どもに伝わりませんし、身に付きません。パパとママ、お祖母ちゃん、お祖父ちゃんで躾の基準が一致しないのも一貫性のないしつけになってしまいます。家族で話し合って“我が家のルール”基準を決めておきましょう。
3間違ったからって否定してない?
- 「好きな動物はなあに?」と聞いたら「金魚!」と返してきたり、「お野菜で知っているものはなあに?」と聞いたら「みかん!」と返してきたからといって、イラッとしてしまい「違うでしょ!」と叱ったことはありませんか。気持ちはわかりますが、“間違えてもOK”と心得て。ママが望んだ答えをしなくても「金魚、可愛いね。でもお魚だからね。ネコとかライオンとか動物で好きなものはなあに?」「みかんは果物だね。大好きだね。お野菜では何か好き?」と言いましょう。頭ごなしに否定しないことです。筆者は子ども達に授業をしています。“席を立たない”“鉛筆を正しく持つ”というルールがあるのですが、「教室のお約束は?」と聞くと、「トイレに行ったら手を洗う」という回答や「好き嫌いをしないで食べる」回答が返ってくることも。トンチンカンな答えですが、発言するだけで立派と思っています。このような時は「違うでしょ」と否定せず「それもあるね。でも授業中に守ることは?」と言うようにしています。否定すると「こんな答えをしたら笑われるんじゃないか」「怒られるんじゃないか」と、手を挙げない引っ込み思案な子どもに育ってしまうからです。
子どもをダメにする「痛い親バカ」3パターン
2012/11/12 19:00
子どもを腐らせる痛い親バカ3パターン
1学芸会では主役じゃなきゃイヤ!
- 最近、学芸会の『白雪姫』では、白雪姫役が何人もいたり、あるいは白雪姫は職員で子どもは全員小人役などというカオスな現象が起きているようです。というのも、子どもひとりだけを白雪姫に選ぶと、「なんでウチの子じゃないんですか!?」と怒鳴りこんでくるモンスターペアレントがいるから。「かわいい我が子の晴れ姿を見たい」という親心はわかります。でも、「我が子が主役じゃなきゃ承知しない」というゴリ押しは、はたしていつまで通用するのでしょうか。<親がこんなことをしていると、子どもは自分が選ばれなかったときに対処する力が育たないまま大人になってしまいます。たとえば、就職活動で不採用通知を受け取っただけで、就職活動そのものを投げ出してしまいます。>
社会生活を送るうえで、競争や選抜はどうしても避けられません。「我が子が絶対に一番」という親のエゴのせいで、子どもの心が将来ポッキリ折れてしまうことがないように注意しましょう。
2“子どもの意思”と“わがまま”をはき違えている
- 子どもの意思を尊重しているつもりで、実は子どもの言いなりになっているだけという親が増えています。たとえば、習い事。子どもが「行きたくない」と言えば、すぐに休ませたり辞めさせたりする親が少なくないのです。<子どもが、いつも意欲満々で、毎回毎回楽しく通うとは限りません。体調が優れなかったり、幼稚園が終わった後、友達と遊びたかったりなど、たわいのない理由でお母さんに「今日行きたくない」と言うことがあります。その度に休ませたり辞めさせたりしていては、何ひとつ身につきません。>子どもの意思は、大人以上に体調や気分に左右されます。それなのに、子どもの言うことに大人がいちいち振り回されていては、単にわがままに育つというだけでなく、その子の成長の芽も摘んでしまうことになりかねません。
3子育て熱心なあまり恩着せがましくなる
- 自分のことを投げ打って、全精力を子どもに傾けるお母さんがよくいます。たとえば、子どものお受験のために、子どもにつきっきりになり、趣味や人付き合いなどは一切断ってしまうなどです。もちろん、子育て熱心なのは悪いことではありません。ただ、子ども中心の生活を送るあまり、次のようなフレーズを口にするようになっては要注意です。「お母さんはあなたのために叱っているのよ」「黙って言う通りにしていれば間違いないの!」「だから最初からダメだって言ったでしょ!」お母さん本人としては、本当に「子どものため」と思い込んでいるのでしょう。しかし、こうした恩着せがましい上から目線の態度は、子どもにとってありがたくも何ともありません。むしろ、子どもは「お母さんが僕のために犠牲になっているから、いい子にならなきゃ……」というプレッシャーにおしつぶされてしまいます。何かにつけて「子どものために……」と強迫観念にようになっている人は、もっと肩の力を抜いて、自分の時間を持ちましょう。常に子どもに張りついて監視するよりも、お母さん自身が楽しく生き生きとしている姿を見せるほうが、子どもにとってよほどためになるのではないでしょうか?
午前10:26 · 2022年2月17日 最近増えてる「フレネミー」ってやつですな!貴方のためにと嘘をついて自分のために言い寄るやつ!
「怒る」は自分の為。「叱る」は相手のため
子どもの育ち方を見ればその違いがよく分かる
Les enfants voient. Les enfants apprennent. Message d’intérêt public.
Les enfants voient. Les enfants apprennent. Message d'intérêt public (CSCL01-F)