違う自分を演じることは可能。でもストレスが溜まって破綻
コミュニケーションを高めることはできる。短期間なら違う自分を演じることは可能。でもストレスが溜まって破綻する
ソースは俺
青山学院大の原監督が語る陸上選手が企業で出世しない理由が非常に納得感高い
助け合いながらゲームを進めていくというラグビーや野球の特徴
陸上競技の特性
スポーツ選手で企業に入って出世するのは、ラグビーや野球の選手が多い。それはお互いに助け合いながらゲームを進めていくという競技の特徴に基づいている。
ラグビーの場合など、ノーサイド(試合終了)になったら敵味方なしという「ノーサイドの精神」があるため、社会に出ても大学時代にラグビーをやっていたというだけで話が通じるところがある。
陸上競技の選手は暗い。そういう指導を受けてきている
一方、陸上競技の選手はと言えば、だいたい会社に入っても出世しない。なぜかというと、第一に暗いからだ。第二に横のつながりを作る動きが苦手である。辛抱強いのでひとつのことをやるのには向いているが、他人とコミュニケーションしたりネットワークでつながったりするのがうまくない。
それは、自然なことだと言える。というのも、彼らはずっとそういう指導を受けてきているからだ。陸上選手はこれまで、指導者から「黙々と走れ」「人とあまり話すな」「チャラいことをするな」「派手に笑うな」といった修行僧のような指導を受けてきたのだ。
青山学院大学・駅伝部の原監督の言葉が完全にビジネスにも応用できる名言ばかりだったのでシェア。私が1番好きなのはこれ👇
『引退後、サラリーマンとなった時にコミュニケーション能力というのが社会が一番求めていると思うんですね。それを箱根駅伝を通じて学ばさせているんです。』
強いチームをつくるうえで必要なことは「業界の常識を疑うこと」
ワクワク大作戦(2015年)
ワクワク、ドキドキさせるレースで、自分も楽しみながら、見る人を楽しませたい。長距離のイメージが厳しい、つらいだけでは、他のスポーツに選手が行ってしまう。楽しくやりたかった。
強いチームをつくるうえで、まず必要なことは、「業界の常識を疑うこと」です。
走りたくて仕方ないという心の状態に持っていくことが大切
選手たちを、走りたくて仕方ないという心の状態に持っていくことが大切です。
学生が『僕はこう考えます』と言ってきたら、正反対の意見でも、まずは思うようにやらせてみる。
「監督がいるから一生懸命練習する」「監督がいないから練習をサボる」「監督が辞めたら弱くなる」こんな組織は作りたくないんです。
目標意識が希薄だと選手は監督の指示に従うだけになる
選手それぞれの目標に対する意識が希薄だと、選手は監督の指示に従うだけになります。
私が選手をスカウトするにあたって基準の一つにしているのが「表現力が豊かな選手か」「自分の言葉をもっている選手か」ということ。
チームが強くなるほど、監督の「見る仕事」は増える。それが成長したチームの理想形です。その状態を維持できるチームこそが常勝軍団だと私は考えています。
「どうすれば夢が実現するか?」できる理屈を積み上げていく、その繰り返しですね。
コミュニケーション能力が社会に一番求められている
「はい、はい」しか言わない生徒はダメですね。思考回路が止まっていますよね。自分で喋ることによって責任感が生まれると思うんですよね。やらされた感ではなくて。
引退後、サラリーマンとなった時にコミュニケーション能力というのが社会が一番求めていると思うんですね。それを箱根駅伝を通じて学ばさせているんです。
仕事が早いことが出世の条件。管理職の半分が陸上部
弊社では仕事が早いことが出世の条件なので、管理職の半分が陸上部です。ただ、自分の仕事は早いが他人を助けないので、求心力はありません。とにかく、自分の成績評価さえ上がればそれで良いという感じですね。
身体能力に自信がある人が行き着く部活が陸上部
技とかチームプレーは出来ないけど、身体能力に自信がある人が行き着く部活が陸上部だと常々言うてる。
ちな陸
高校の名門吹奏楽部で、プロとして大成した人が意外と少ない
高校の名門吹奏楽部で、プロとして大成した人が意外と少ない問題と、どうやら原因は同根のようですね。
一つ気になる事実があります。例の高校の吹奏楽部は、数々の栄光に包まれた素晴らしい経歴を持ってるんですが、著名な卒業者のリストに音楽家がほとんどいないんです。辛うじてパーカッショニストが一人確認できるだけで、あの厳しい音楽指導を受けていながら、卒業後にほとんどプロになれてないんです。