訪日客の“消費税免除”「廃止を」
- 実現に向け自民勉強会が税調会長に申し入れ
自民党有志議員による提言の内容
- 2025年6月、自民党の有志議員による勉強会が、訪日外国人向け消費税免税制度の原則廃止を求める提言を党幹部(小野寺五典政調会長、宮沢洋一税調会長)に提出しました。
- 提言の主旨は「真の観光立国を目指して」と題し、免税制度は本来の役目を終えたとし、制度の廃止を明記しています。
制度廃止を求める理由
- 2024年には過去最高の3687万人が日本を訪れ、免税購入額は約2兆4000億円、免除された消費税額は約2000億~2400億円と推計されています。
- 免税制度は高級ブランド品や家電など観光とは無縁の物品の購入を税制で後押ししており、国民の理解が得られにくいと指摘。
- 免税品の不正転売が横行していることも問題視されています。
- 地方経済の活性化や雇用拡大など、制度本来の目的が十分に達成されていないと評価されています。
今後の制度見直しと議論の行方
- 政府は2026年11月から、出国時に免税品の国外持ち出しを確認して消費税を還付する「リファンド方式」導入を決定していますが、提言ではこの方式の実効性や税関負担の問題を指摘し、速やかな停止を求めています。
- 一方で、空港などの「保税売店」での地元産品や工芸品販売については、地域振興の観点から支援を続けるべきとしています。
- 党内では、国際観光旅客税(出国税)の引き上げ案も浮上しており、訪日外国人の税負担全体について議論が続く見通しです。
実現可能性と今後の課題
- 提言は今後、党の税制調査会で議論されるかどうかが焦点となりますが、すでにリファンド方式の準備が進んでいることや、税制調査会での議論自体が難しいとの見方もあります。
- 免税廃止による観光客減少の懸念については、「10%の免税は“おまけ”と考える外国人観光客が多く、影響は限定的」とする意見も出ています。
まとめ
- 自民党有志による訪日外国人向け消費税免税制度の廃止提言は、税収増加や不正防止、制度の本来目的の見直しを背景に、2026年度税制改正に向けて議論が本格化する見通しです。ただし、実現には党内外での調整や観光産業への影響評価など、課題も多い状況です。
金の密輸犯罪は組織的かつ巧妙で、日本の消費税制度の甘さが原因の一つ
- 増税すると中国人が喜ぶ?財務省を欺く脱税ビジネスの実態を暴露(政経電論編集長 佐藤尊徳)
- 主なテーマは日本の消費税制度の抜け穴を利用した中国人犯罪組織による金(ゴールド)の密輸・不正取引についてです。ゲストは政経電論編集長の佐藤尊徳氏。
主な内容とポイント
1. 日本の消費税制度の抜け穴
- 日本の消費税は「広く公平な課税」を掲げているが、実際は制度設計が甘く、抜け穴が多い。
- EU諸国のように細かく税率や対象を決めていないため、制度が緩い。
- 金(ゴールド)は金融商品として扱われる面が強いが、日本ではほぼすべての取引に10%の消費税がかかる。
2. 犯罪組織の手口
- 課税されない国(例:シンガポール、ドバイ、香港など)で金を購入し、日本に密輸。
- 日本で売却すると消費税分(10%)が上乗せされるため、1億円分の金なら1,100万円の利益が出る。
- 密輸方法は加工(ネックレス、金粉、金箔など)や旅行者を運び屋として利用、フェリーや飛行機を使い巧妙に税関をすり抜ける。
- 運び屋は旅行代金を割引するなどして集め、リスク分散を図る。
3. なぜ金が狙われるのか
- 金は加工しやすく、価値が世界共通で安定している。
- インフレや通貨の価値下落リスクに強く、資産保全の手段としても人気。
- 世界の埋蔵量も限られており希少価値が高い。
4. 日本の税制と政治の問題点
- 消費税の適用範囲が広すぎるため、犯罪の温床になりやすい。
- 新聞など一部業界のロビー活動で軽減税率が適用されるなど、政治的な歪みも指摘。
- 一度導入した税制や特別財源はなかなか廃止されず、官僚や政治家の都合で運用されている。
5. まとめ・提言
- 金の密輸犯罪は組織的かつ巧妙で、日本の制度の甘さが原因の一つ。
- 「消費税をなくせばいい」という極論も出るほど、現行制度のままでは抜け穴を塞ぐのは難しい。
- 税制は本来「守る」ものではなく、時代に合わせて「変える」べきだという主張。
まとめ
- このインタビューは、日本の消費税制度の欠陥を突いた国際的な金の密輸犯罪の実態を、具体的な手口や背景を交えて解説しています。特に「なぜ日本が狙われるのか」「なぜ金なのか」「なぜ抜け穴が塞がらないのか」といった点が、分かりやすく語られています。
- 結論としては、日本の消費税制度の見直しや、より厳格な運用・監視体制の強化が必要であることが示唆されています。
概要
- 本書は映画監督・紀里谷和明による初の自己啓発小説です。対話形式で進むため非常に読みやすく、「嫌われる勇気」のようなスタイルが特徴です。
- 物語の舞台は、「出会えれば誰もが幸せになれる」と言われる不思議な劇場。そこで悩みを抱えた人々が支配人との対話を通じて自分と向き合い、人生の見方や価値観を問い直す内容となっています。
主な構成とテーマ
- 現代人が直面しがちな悩みを取り上げ、対話を通じて「本当の自分」と向き合うきっかけを与えてくれます。実話をもとに創作されており、すべてが実践によって検証済みとされています。
評価・特徴
- X JAPANのYOSHIKI氏も推薦しており、「心が温まる本」「明日からまた強く生きていく勇気を与えてくれる本」と高く評価されています。
- 読者からは「大人の自己分析」とも評され、人生の転機や自分を見つめ直したい人に強く支持されています。
こんな人におすすめ
- 自己啓発書が好きな方
- 自分の価値観や人生を見つめ直したい方
- 対話形式で読みやすい本を探している方
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まとめ
- 『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた』は、悩みや迷いを抱える現代人に寄り添い、自分自身と向き合う勇気を与えてくれる対話型の自己啓発小説です。人生の見方を変えたい方や、新しい一歩を踏み出したい方におすすめの一冊です。
第1話 成功したいあなたへ
- いくらあれば、しあわせになれるか?
- すべてを手放したのです
- お金がないと、モテない
- モテている人だと思われたい
- 誰からうらやましがられたいのですか?
- 他人と比較して自分の位置を決める
- 発狂したように怒鳴りだして、俺のほうに走ってきて
- 自分自身のほんとうの価値
- ナメられないように、バカにされないように
- そんなに簡単に捨てられるものではない
- ほんとうは、何も得なくてもいいかもしれない
第2話 自分を好きになれないあなたへ
- 道端でお芝居したって、意味ないじゃないですか
- 「女優」という肩書き
- 答えが欲しい
- 魔法のように簡単に救われるなんて
- 有名になればしあわせになれる
- 彼女を階段から突き落としてしまおう
- 〈大人の心〉と〈子どもの心〉
- 損得勘定を優先したら
- 生まれてきた価値がない
- もう二度と繰り返したくありません
第3話 やりたいことが見つからないあなたへ
- やりたいことが、見つからない
- 夢は、なくていい
- 雑音が、多すぎる
- ひどい質問
- 何もない場所に立ってみる
- ホームレス
- 生きるために食べるとは、どういうことか
- 死ぬ直前まで
- 僕、会社をズル休みしたんです
- 「生きるための最低限」に向き合う
- あれ、全然おもしろくない
- お金をもらえなくても、やってしまうことって何だろう?
- 人生の幸福は感動の総量で決まる
- 方程式なんて、どこにもない
第4話 仕事がうまくいっていないあなたへ
- ここはあなたの夢の中です
- わたしには才能がないから
- あなたは彼らよりも器用なのです
- 気に入らなければ使わなくていい
- 人生は100メートル走ではない
- 「好きな写真だけ撮ってたって、食えないじゃないですか」
- 個性はすべての人間の内側に存在する
- 何が下品で、何が高尚なのでしょう
- 彼が目指したものは「これまで見たことがないもの」だった
- 「成功」というものを信じていない
- それは「自信」ではなく「権威」です
- 自由とは、自分が自分に正直であること
- わがままになる努力
第5話 人生をあきらめかけているあなたへ
- 大きなチャンスを逃したんです
- この世界が「夢」だとしたら
- 無理に結果をコントロールするのをやめる
- 手塩にかけて育てた鳩を「手放す」
- アリとキリギリス
- がんばらなくてもいいのに、思い切り演じていた
- 結果は、夢から持って帰れない
- 結果を手放すには、結果を求めて全力を尽くさねばならない
- 生まれて初めてプールに飛び込んだ日のこと
- あなたは、この世界を信じなくていい
あとがき