解任の中国前外相、テレビ番組司会者と不倫と英紙報道 米国で代理出産か
2023年09月28日
不倫?
7月15日には台湾の報道機関が鳳凰衛視の女性ジャーナリスト・傅晓田(中国語版)との関係が動静が途絶えた原因だと報じた
傅晓田
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秦剛
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米紙「不倫説の秦剛前中国外相、出版社の職員に左遷」
2023年09月09日
昨年6月末から姿を現していない中国の秦剛前外相(58)が外務省傘下の出版社の閑職に左遷されたと、米ワシントンポスト(WP)が8日(現地時間)報じた。
WPは秦氏が中国外務省傘下の「世界知識出版社」の下位職責を引き受けることになったと、2人の元米高官を引用して報じた。匿名の高官は秦氏について「信頼を失ったが、苦境からは抜け出した」とし「監獄に行かないが、経歴も終わった」と伝えた。メディアは秦氏が書類上出版社に勤務していると明らかになったが、実際に出勤しているかどうかは確認されていないと付け加えた。
中国の「戦狼外交」の象徴だった秦剛氏は外相就任初日から上級者の王毅共産党中央外事工作委員会弁公室主任(71)の部下ではなく習近平国家主席(71)の外交政策を執行する人物となった。WPは、2022年8月にペロシ米下院議長の台湾訪問直後に中国が台湾上空を横切るミサイルを発射し、ホワイトハウスが当時の秦剛駐米大使を呼んだ時の状況を伝えた。秦氏が「(台湾海峡の)中間線を消す」と述べると、米国は発言の真偽を確認するなどの騒ぎがあった。
WPは秦氏の解任理由ついて香港のテレビキャスター傅暁田氏(41)との不倫説を挙げた。秦氏が公開的な席から消えた後、秦氏が傅暁田氏と内縁関係であり、米国に婚外子がいるという噂が広まった。WPは、傅暁田氏が外国情報機関に秘密を渡したという噂があるが、立証されていない、と伝えた。
秦氏が世界知識出版社に左遷された最初の外務省高官ではない。2005年に外務次官補級の沈国放氏が突然更迭された後、世界知識出版社の編集者に移った前例があった。1994年から98年まで報道官を務めた沈国放氏の左遷の理由として、香港の女性記者との不倫に関する噂が広まった。沈国放氏が左遷された当時に外務省報道官だった秦氏は記者の関連質問に「日常的なこと」と答えた。
秦氏は永遠に公開活動ができないはずという発言も出てきた。先月9日のアルジャジーラ対談プログラムに出演した鄧小平の通訳だった高志凱中国グローバル化シンクタンク(CCG)副主任は「彼(秦氏)は中国のどこかにいる」とし「あなたは決して彼を見ることができないだろう」と話した。
秦氏は昨年6月25日に北京で行われたベトナム・スリランカ外相との会談を最後に公開的な席から消えた。秦氏が消えてから1カ月後の7月25日、全国人民代表大会(全人代)常務委員会はいかなる説明もなく秦氏の外相職務を免職した。
昨年11月24日には国務委員職も解任し、今年の両会を控えた2月27日には天津市全人代代表職から辞職処分を受けた。7月18日に閉幕した中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)は「秦剛同志の辞職申請を受け入れ、秦剛同志の中央委員会委員職務を免職する」と「同志」と呼称し、秦氏の軟着陸を予告した。
一方、秦氏とは違い3中全会で党籍剥奪処分を受けた李尚福元国務委員兼国防相(66)の処罰はこれまで伝えられていない。李氏は6月の政治局会議で「原則を喪失した」として党籍と星将(大将)階級をすべて剥奪された後、軍検察に移送された。
失脚の中国・秦剛外相を堕とした不倫相手
中国共産党で異例のスピード出世を果たして外相に就任したものの、わずか半年ほどで解任された秦剛氏(57)。同氏の動静はいまだに不明だが、失脚原因との憶測を呼ぶ不倫相手で香港の著名ジャーナリス傅曉田(ふ・ぎょうでん)氏(40)もまた、公の場から姿を消したまま行方が分からない。才色兼備とされる傅氏とは一体どんな女性なのか―。
才色兼備の香港テレビ局ジャーナリストとは
1か月も動静不明だった中国の秦剛外相が解任されたと中国国営・新華社が伝えたのは25日。中国政府からの説明は一切無く、女性問題を利用して秦氏の失脚を図ったとする陰謀論も浮上した。その不倫相手とされる香港の著名ジャーナリス傅曉田氏もまた、行方が分からなくなっている。
重慶生まれ
中国・重慶生まれの傅氏は、北京語言大学と北京大学をそれぞれ卒業し、ケンブリッジ大学から2007年に修士号を得た。09年に香港フェニックステレビ(鳳凰衛視)のロンドン支局特派員として採用され、12年には香港本社に転勤。主に政治記者として活躍した。14年には同局の看板番組「トーク・ウィズ・ワールド・リーダー」の司会者に抜擢され、昨年まで世界の指導者たちへのインタビューを重ねてきた。
22年11月に男児を出産。父親は秦剛
家庭を持つ秦氏との出会いがいつだったのかは定かではない。ただ、2021年7月に駐米大使に就任した秦氏を傅氏は、赴任先のワシントンで翌22年3月に同番組のためにインタビューしている。その8か月後の同年11月、傅氏は男児を出産。父親は秦氏だとされる。
一方の秦氏はその1か月後の昨年12月に外相に就任。続いて今年3月にはとんとん拍子でスピード出世し、全国人民代表大会で国務委員に選出された。その際、傅氏は「微博(ウェイボー)」に息子の写真と一緒に、「勝利の開幕」というメッセージを投稿。一部では秦氏を祝福するメッセージだと受け止められた。
米紙ニューヨーク・ポストは先週、昨年3月の「トーク・ウィズ・ワールド・リーダー」でのインタビューで、いつものプロフェッショナルな仕草と違い、2人が互いにボディランゲージを交え、違和感を覚えるほどの親密な様子が見て取れたとする視聴者の感想を伝えた。
同紙にまた、傅氏の〝裏アカ〟とみられるインスタグラムのアカウントを見つけたとするインターネットの書き込みを紹介。ユーザー名「xfu.126」のインスタグラムには、ロスのミレニアム・ビルトモア・ホテルで、白いドレスに赤いガウンコートを羽織った傅氏の立ち姿の写真と、もう1枚、パーティー会場で蝶ネクタイのフォーマルスーツで出席者をもてなす秦氏の写真が昨年2月24日に投稿されていた。写真には、「私たちにとって歴史的な日」との短いメッセージが添えられた。
同インスタアカウントには今年3月4日、撮影場所は不明だが、プール付きの豪邸の庭で傅氏が赤ちゃんを抱き、父親とみられる年配男性と一緒に撮った写真や、その男性が赤ちゃんを抱っこして、母親とみられる年配女性と共に赤ちゃんをあやす様子を撮った写真など5枚が公開されていた。この投稿には「赤ちゃんの100日目!」と記されていた。
そして今年4月11日、傅氏の公式ツイッターには、プライベートジェットの写真、秦氏とのインタビューのスクリーンショット、機内で息子を抱いた自撮り写真の計3枚が同時に公開された。
「前回1人でこの飛行機に乗ったのはロスからワシントンへの出張。幸せでもあり、寂しくもあり、それが『トーク・ウィズ・ワールド・リーダー』での私の最後の仕事だった。今回もこの飛行機はLA発だけど、大切な息子エルキンと一緒」と綴った。そして、これを最後にツイッターの更新は途絶えた。
このツイートは意味深だ。22年3月にワシントンで秦氏をインタビューした際の思い出を振り返ったものなのか。また、2人の間に誕生した男児を抱き、にこやかな表情での自撮り写真は、再び同じロサンゼルスから以前に搭乗したのと同じジェットで飛び立つ明るい将来を願ったものなのか。ロスからどこに向かったのかは不明だ。