YouTube動画「【中国の歴史】古代から現代までをわかりやすく解説!」(教養としての世界史ch、2023年12月30日公開)は、中国の歴史を古代から現代まで、主要な出来事や王朝交代を中心に、約20分で簡潔に解説する内容です。
主な内容の流れ
古代文明の誕生と初期王朝
- 紀元前5000年頃、黄河流域に仰韶文化や竜山文化が栄え、これらは中国文明の起源とされる。
- 紀元前2000年頃、「夏」王朝が誕生したと伝えられるが、実在は未だ研究中。
- 紀元前16世紀頃、殷(商)王朝が成立し、甲骨文字の使用や神権政治が特徴。
- 殷は約500年続いたが、紀元前11世紀頃に滅亡し、周王朝へ交代。
戦国時代から秦の統一
- 周の後期には諸侯の力が強まり、戦国時代へ突入。戦国七雄が覇権を争う。
- 紀元前221年、秦の始皇帝が中国を初めて統一し、中央集権体制や万里の長城の建設を進める。
- しかし重税や過酷な労働で農民反乱が起き、秦は短命に終わる。
漢王朝とその後の分裂
- 劉邦が漢王朝を建国(前漢)。武帝の時代に領土拡大と儒教の国教化を進める。
- 新王朝(王莽)が一時成立するが、すぐに後漢が復活。
- 後漢末期、豪族や外戚の台頭、黄巾の乱などで混乱し、三国時代(魏・蜀・呉)へ。
南北朝時代と隋・唐の統一
- 三国時代後、晋王朝が統一するもすぐに分裂、五胡十六国・南北朝時代へ。
- 581年、隋が中国を再統一。大運河建設などを進めるが、短命に終わる。
- 唐が成立し、太宗・玄宗の治世で最盛期を迎えるが、安史の乱などで衰退。
宋・元・明・清の時代
- 五代十国時代を経て宋が成立。北方民族との抗争や経済発展が特徴。
- モンゴル帝国の元が中国を支配し、広大な領土を持つが、内乱や経済混乱で滅亡。
- 明が漢民族の王朝として復活。永楽帝時代に大航海や万里の長城再建などを実施。
- 満州族の清が成立し、康熙帝・乾隆帝の時代に最盛期を迎えるが、アヘン戦争や列強の侵略で衰退。
近現代:中華民国から中華人民共和国へ
- 1911年、辛亥革命で清が滅亡し、中華民国が成立(孫文、袁世凱など)。
- 軍閥割拠、国民党と共産党の対立、日本の侵略(満州事変・日中戦争)を経て、1949年に中国共産党が中華人民共和国を建国。
- 毛沢東時代は大躍進政策や文化大革命など大きな社会変動が起きる。
- 1978年以降、鄧小平による改革開放政策で経済成長。2013年からは習近平政権へと続く。