対象は中国本土や香港出身の民主活動家、ウイグル族やチベット族などの少数民族
中共の越境弾圧 世界的な構図と運用手段が明らかに
by 新唐人テレビ
国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が最新の越境調査報告を発表した。23カ国105人の被害者への取材を行うとともに、中共の内部文書に基づいて、中共がどのように世界各地にいる反体制派を抑圧しているかについて
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国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が2025年4月28日に発表した調査報告によると、中国共産党(中共)は世界23カ国に居住する反体制派や少数民族、その家族に対して「越境弾圧」を強化していることが明らかになりました。調査では105人の被害者への取材と、中国政府の内部文書や当局の報告書を分析し、中共の越境弾圧の構図と具体的な運用手段が浮き彫りにされています。
世界的な構図
- 対象は中国本土や香港出身の民主活動家、ウイグル族やチベット族などの少数民族が中心で、彼らは国外に逃れた後も監視や脅迫を受けています。
- 被害者は23カ国にわたり、アメリカやドイツ、日本など多様な国が含まれています。
- 中共は現地当局に対して政治的・経済的圧力をかけ、「共産党に反対する人を黙らせるキャンペーン」を展開していると指摘されています。
運用手段
- 監視や尾行、電話やメールによる脅迫、オンラインでの誹謗中傷、ハッキングなどのサイバー攻撃が行われているほか、銀行口座の凍結も報告されています。
- 105人のうち60人が海外で監視や尾行を受け、22人は中国共産党支持者から暴行や身体的脅迫を受けたと証言しています。
- 被害者の家族も中国国内で警察や国家安全機関による尋問や嫌がらせを受けており、家族を通じた圧力も重要な手段となっています。
- 国際刑事警察機構(ICPO)などの国際機関を悪用し、国際的な捜査協力の枠組みを利用して反体制派を追跡していることも明らかになっています。
- 内部文書には、2004年の警察教科書や2013年の国内治安担当者向けガイドラインが含まれ、これらの文書に記された手法が実際の弾圧に用いられていることが確認されました。
中国政府の反応
- 中国政府はこれらの調査結果を「根拠のない捏造された非難」として強く否定し、「国際法や他国の主権を厳格に遵守している」と反発しています。
ICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)の調査
この調査は、ICIJが42の報道機関と協力して10か月にわたり行った大規模な国際調査であり、世界的な越境弾圧の実態を内部資料と被害者証言から詳細に示しています。中共は国内外の反体制派を抑圧するために多様な手段を駆使し、国際社会の枠組みを悪用していることが浮き彫りとなりました。