生活に必要な支出が非常に大きい東京都
日本国内で収入に対して可処分所得が一番低い地域が東京都である理由は、たとえ収入自体は全国で最も高くても、生活に必要な支出が非常に大きいためです。具体的には、東京都は家賃や食費、光熱費といった生活費が他県に比べて高く、さらに通勤時間が長いため通勤コストも大きくなっています。また、東京都は物流の終点であるため物価や人件費も非常に高いことが挙げられます。そのため、実質的な可処分所得は収入の低い沖縄よりも下回ることもあるのです。
調査例では、東京都の「全世帯」の可処分所得は3位に位置しますが、平均的な中間世帯に限定すると12位に落ち、食費・家賃・光熱費を差し引くと42位、通勤時間のコストも加味すると最下位の47位になると報告されています。東京都の賃貸家賃相場は全国で最も高く、例えば青森県の約3倍にも達しています。
このように、東京都は収入は高いものの、生活必需費が非常に高く、交通費もかさんでしまうため、可処分所得が相対的に低くなるということです

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