株式会社「日本グルメ市場」の産地偽装の経緯

日本グルメ市場の産地偽装の経緯

日本グルメ市場(和歌山県有田市)は、2019年9月から2023年10月にかけて、山形県産シャインマスカット約11トンを長野県産と偽って表示し、長野県須坂市のふるさと納税返礼品として販売した。​

さらに2024年9月~11月には、長野市・中野市・千曲市産約14トンを「須坂市で収穫したフルーツ」と偽装。新たに約38トンの偽装も発覚し、秋以降も継続していた。​​

偽装総量は約50トン超で、寄付件数9886件・約1億2300万円に上る。業者側は「仕入れ先卸売業者に書面発注せず産地指定が伝わらなかった」と説明したが、市は故意と判断。​

須坂市は2024年11月上旬に業者から報告を受け把握したが、2025年2月下旬まで寄付受付を継続。市担当者と業者社長の定期会食など「近すぎる関係性」が問題視され、第三者委が調査。​

関連ニュースタイトルとURL

  • ふるさと納税「シャインマスカット」和歌山の業者が返礼品の産地を偽装 https://www.fnn.jp/articles/-/844946?display=full​
  • 株式会社日本グルメ市場における「ふるさと納税返礼品」シャインマスカットの不適正表示 https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansa/250318.html​
  • 【新たに38トン】ふるさと納税返礼品のシャインマスカットで“産地偽装” https://www.youtube.com/watch?v=KfSUQDo5lHU​

 

 

社員の独断による犯行か?社長の指示による犯行か?

日本グルメ市場のシャインマスカット産地偽装は、社員の独断ではなく会社全体の行為とされ、市や農水省は産地を認識しながら故意に偽装したと判断している。​

社長の山崎裕次氏は取材に対し「意図的にやったわけではない」「須坂市産が足りなかったわけでも利益のためでもない」と否定し謝罪したが、具体的な指示の有無は明らかになっていない。​​

農水省の調査では、発送箱に「長野県産」と偽表示し小分け販売した事実を確認し、管理体制の不備を指摘。市も「グ社が産地を認識しながら混入させた」と認定している。​

須坂市は業者との取引停止を決定し、現在は2.5億円の損害賠償提訴を進めている。​

関連ニュースタイトルとURL

  • 株式会社日本グルメ市場における「ふるさと納税返礼品」シャインマスカットの不適正表示 https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansa/250318.html​
  • ふるさと納税返礼品産地偽装問題で市長と業者社長が謝罪 https://www.youtube.com/watch?v=2d9YhpFtvOU​
  • 株式会社日本グルメ市場の仕入れ先事業者へのお詫び https://www.city.suzaka.nagano.jp/furusato/oshirase/7184.html​

 

 

日本グルメ市場

日本グルメ市場は、主に和歌山県有田市に本拠を置く株式会社で、全国の特産品、特にフルーツの卸販売やふるさと納税返礼品の取り扱いを行う企業です。​

農業支援を理念に掲げ、規格外の訳ありフルーツを高値で買い取り、ECサイトやふるさと納税を通じて販売していました。長野県須坂市、高知県土佐市、宮崎県宮崎市などに拠点を持ち、シャインマスカットなどの加工品開発も進めていましたが、2025年3月に農林水産省から原産地偽装の違反で改善指示を受けました。​

この問題で山形県産のシャインマスカットを長野県産と偽って販売したとして、長野県須坂市が対応を進め、企業側は廃業の方向で調整中です。​

最近の動向では、市が仕入れ先事業者への謝罪や不当利得返還請求の仮差押えを進めています。

 

 

社長は山﨑裕次氏

日本グルメ市場の社長は山﨑裕次氏です。​

和歌山県有田市に本社を置く同社の代表取締役として、ふるさと納税返礼品の原産地偽装問題で農林水産省から2025年3月に改善指示を受けました。​

須坂市長との謝罪会見後、企業は廃業調整中ですが、2025年7月時点で登記更新があり、市から2.5億円の損害賠償提訴も進んでいます。

 

 

2025年12月06日 ふるさと納税でシャインマスカット産地偽装、市が2・5億円の損害賠償求め提訴へ…業者側「損失の発生はない」

長野県須坂市は、ふるさと納税の返礼品シャインマスカットの産地偽装問題で、業者「日本グルメ市場」(和歌山県)に対し約2億5458万円の損害賠償を求め、提訴を決定した。​

市議会で提訴議案が全会一致で可決され、今月末から来年1月上旬に長野地裁へ提訴予定。請求額は偽装による損害費用約2億4165万円と、人件費・お詫び文郵送料など約1293万円の内訳。​

市は10月27日に請求通知を送ったが、業者は「再送しておらず損失なし」と拒否。11月18日の反論通知後も支払い意向を示さず、提訴に至った。​

問題の経緯として、業者が山形県産などを須坂市産と偽装し販売。市は2024年12月に把握したが、調査せず寄付受付を継続した過去もある。​​

関連ニュースタイトルとURL

  • ふるさと納税でシャインマスカット産地偽装、市が2・5億円の損害賠償求め提訴へ…業者側「損失の発生はない」 https://news.yahoo.co.jp/articles/5d68b91315e0f7a4bd6238bb6f152d6344ca2722​
  • 「市と業者はズブズブ」怒りと不満…ふるさと納税返礼品の産地偽装問題 https://news.yahoo.co.jp/articles/02806b96c676619c25aefc0cbaaf4e7b1a1b7206​
  • ふるさと納税でシャインマスカット産地偽装、市が2・5億円の… https://www.yomiuri.co.jp/national/20251205-GYT1T00384/