アメリカの調査結果、レジ袋使用禁止や有料化は海洋プラスチックごみ削減に効果あり

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レジ袋の使用禁止や有料化で「海のごみが減少」、研究で証明 海洋生物の保護にも

プラスチック製のレジ袋を使用禁止または有料化する政策は、海岸に捨てられるレジ袋の数を25~47%減少させ、海洋生物がごみで絡まる事例も30~37%減らす効果があることが最近の研究で示されました。米国では国レベルでの政策はありませんが、地方レベルで禁止や有料化が実施されており、政策の効果にばらつきはあるものの、有料化の方が禁止より効果が高い傾向があり、その理由についてはさらなる研究が必要とされています。また、もともとプラスチックごみ問題が深刻な地域ほど、レジ袋規制の効果が高く表れています。

この調査は、米デラウェア大学と米コロンビア大学の研究者によるもので、米環境保護団体オーシャン・コンサーバンシーが行う海岸清掃運動のデータを基にした大規模な分析です。政策が実施されている地域では、プラスチックごみ全体も減少する傾向があるため、海洋生物の保護にもつながっています。

このように、レジ袋使用禁止や有料化は海洋プラスチックごみ削減に実際に寄与していることが現実のデータで証明されており、海の生態系への悪影響の軽減にも効果的であると考えられます。政策のさらなる効果向上のためには、地域の状況に応じた適切な施策の検討やプラスチックごみ全体の削減も重要です。

以上の内容は2025年の最新の研究結果によるものです。

 

 

日本近海の深海底に大量のプラごみ、ポリ袋・レジ袋7割超…

  • 日本のほか、中国・韓国・東南アジアからも

日本近海の深海底に大量のプラスチックごみが沈んでおり、そのうちポリ袋やレジ袋が7割を超えています。このごみは日本だけでなく、中国や韓国、東南アジアからも流入していることが分かっています。

海洋研究開発機構の調査によると、深海の水深約2200メートルの地点でもレジ袋が見つかり、その表面にはイソギンチャクが付着するなど、生態系への影響も指摘されています。また、レジ袋は最初は海面に浮いていますが、藻類やフジツボなどの生物が付着して重くなり、深海へ沈むという過程を経ています。

さらに、日本の深海や周辺海域のプラスチック汚染は非常に深刻で、大阪湾だけでもレジ袋が300万枚ほど沈んでいる推計もあります。これらのごみは海流に乗って東アジア各地から流れてくるため、日本の海域はプラスチックごみのホットスポットになっているとされています。

 

 

日本近海のプラスチックごみの比率で最も高いのは中国のゴミ

日本近海のプラスチックごみの比率で最も高いのは中国のゴミで、中国は年間およそ353万トンものプラスチックごみを排出しています。次いでフィリピン75万トン、北朝鮮12万トン、韓国1.3万トン、日本は約6万トンと推計されています。つまり日本近海のごみの大部分は中国や東南アジア諸国から流れてきている状況です。

このため、日本近海の深海底に沈んだプラスチックごみのうち7割以上がポリ袋やレジ袋と言われますが、その発生源としては中国など周辺国からの流入が主となっています。

まとめると、

  • 中国からのプラスチックごみが日本近海の海底ごみの最大の割合を占める
  • 次いでフィリピン、北朝鮮、韓国など東アジア・東南アジア諸国が続く
  • 日本自身からの流出は他国に比べるとかなり少ない

という構図になっています。

 

 

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