牛乳は健康に良いのか悪いのか

・地球温暖化対策として「ニュージーランド、牛の「げっぷ税」を導入へ」

・世界的な人口増加と食料不足から、牛自体を減らしたい目論見なのかもしれません。「牛肉は豚や鶏肉の生産に比べて相当多くのコストがかかります」

牛乳 悪い 2ch / Yahoo / Google / Youtube

牛乳をたくさん飲む国ほど骨折が多発…

「牛乳=骨太」というイメージを覆す”衝撃の研究結果”

牛乳をやめたらガンが消えた・・ 余命2カ月から奇跡の回復をとげた女性

2017年06月01日

ジェーンさんは科学者で夫のピーターさんと彼女の研究室で、あることを発見した。世界中のガンの統計マップを見ると、中国における乳がん罹患率が明らかに低い。イギリスの10人に1人に対して、中国では10万人に1人。

当時、研究のために中国から帰国したばかりの夫のピーターさんから聞いたのは、中国人はほとんど牛乳を飲まず、乳製品を取らないということだった。

乳製品がガンと関連していると確信したジェーンさんは、それ以降、一切の乳製品を断ち切ることにした。数日が経ち、首の付け根にあったガンの塊が、突然かゆくなりだした。その後、柔らかくなり、縮小したかと思うと、6週間後に完全に消失してしまった。

ジェーンさんは独自に研究を続け、中国の人と同じような食生活にすることを決めた。その後、数十年この食生活を続け、ガンの再発はなかったという。

65歳の時に、ガンの再発もなく欧米のメディアに登場していたジェーンさん。残念ながら、昨年、血栓症で亡くなってしまったが、ガンを克服して30年以上生き延びた彼女は、乳がんと食事についての研究を続け、彼女の著書「乳がんと牛乳」は、世界的なベストセラーとなった。

牛乳は賛否両論で議論の絶えない食品。様子を見るのが吉

牛乳は健康に良いのか悪いのか」牛乳は賛否両論で議論の絶えない食品。こういうものは、手を付けないで様子を見るのが吉ですよ。

牛乳の飲み過ぎは健康に悪い?スウェーデン研究

牛乳をたくさん飲むと、骨が強くなり健康になる──そう医者たちは言うが、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)で29日に発表されたスウェーデン人を対象とした調査では、牛乳摂取量の多い人は、少ない人と比べて寿命が短く、女性では骨折が増えるとの結果が示されたという。

研究チームは一方で、今回の研究で示された牛乳の摂取量と死亡率・骨折頻度との関連性については偶然の可能性も排除できず、推奨摂取量の見直しにつなげるためには、さらなる研究が必要だと注意を促している。

スウェーデンのチームが実施した調査は、39~74歳の女性6万1000人を対象にした約20年にわたる観察記録と、45~79歳の男性4万5000人以上を対象にした11年間の観察記録に基づいたもの。参加者が提供したデータには、食事、ライフスタイル、体重、喫煙習慣、運動頻度、教育水準、結婚歴などが含まれる。この期間中、対象者のうち2万5500人が死亡、2万2000人が骨折を経験した。

チームの論文によると、牛乳の摂取量が多くなっても骨折の危険性は低下せず、むしろ「死亡率の増加と関連する可能性がある」ことが分かったという。女性の10年間の死亡率は1000人当たり126人だったが、牛乳を1日3杯以上飲む人では同180人だった。論文の共同執筆者、スウェーデン・ウプサラ大学(Uppsala University)のカール・ミケルソン(Karl Michaelsson)氏がAFPに語ったところによると、1日に飲む牛乳の量が1杯以下の人では、この割合は同110人だった。

女性が股関節部を骨折する割合は、牛乳摂取量が多い人で1000人中42人、平均で同35人、牛乳摂取量が少ない人で同31人だった。ミケルソン氏は「1日3杯以上の牛乳を飲む女性は、1日1杯未満の人と比べ、死亡率が90%高く、股関節部の骨折が60%多く、骨折全般では15%多かった」と述べている。

一方の男性では、死亡率の差は比較的小さかった。10年間の死亡率は、1日3杯のグループで1000人中207人、平均で同189人、摂取量が少ない人で同182人だった。骨折の割合では、牛乳の摂取量による違いはほとんどなかった。

また研究チームは、チーズやヨーグルトなどの発酵乳製品の摂取量が、特に女性の間での死亡率と骨折頻度の低下と関連することも発見した。推測される理由の一つとして、チーズと違い、牛乳には糖類の一種「D-ガラクトース」が多く含まれていることが論文では指摘されている。D-ガラクトースは、動物実験においては、老化を促進し、寿命を縮めるとの結果が出ている。

スウェーデン人以外には当てはまらない可能性も

ただ研究チームは、今回出た結果が、異なった乳糖(ラクトース)耐性を持つ別の民族グループには当てはまらない可能性を指摘している。また、牛乳の栄養レベルは、栄養価の強化や、乳牛の飼料などによっても違いが生まれる。

また、研究結果は、「因果関係の逆転」と呼ばれる現象でも説明できる可能性がある。骨折の恐れが高くなる骨粗しょう症を患う人が、牛乳の摂取量を増やし、骨折が起きた際にその原因が牛乳にあるとされてしまう可能性だ。

研究の欠点を指摘する専門家もいる。研究では、食生活の研究でありがちな欠点として、牛乳摂取量の記録を自己申告に頼っている他、対象となった男女の身体活動の種類(骨が強化される体重負荷運動であるか否か)を特定していない。

ロンドン(London)のセント・ジョージ病院(St George’s Hospital)のキャサリン・コリンズ(Catherine Collins)主任栄養士は、この研究が「答えよりも多くの疑問を生み出した」と指摘している。

「牛乳の飲み過ぎで骨粗鬆症に」 繰り返される有害説の根拠は…

有害説の発端は、平成17年に出版されミリオンセラーとなった本「病気にならない生き方」(サンマーク出版)とされる。著者は外科医の新谷弘実氏(80)で、自身の紹介サイトなどによると「胃腸内視鏡学のパイオニアとして活躍。ハリウッドセレブやレーガン元大統領、世界的トップ企業の専任医師として世界各国のVIPから信頼されている外科医」だそうだ。

同書では、牛乳のカルシウムはかえって体内のカルシウム量を減らしてしまう▽牛乳を飲み過ぎると骨粗鬆症になる▽牛乳を毎日たくさん飲んでいる米国、スウェーデンなど世界4大酪農国は股関節骨折と骨粗鬆症が多い▽日本でアトピーや花粉症の患者が急増した第一の原因は学校給食の牛乳にある-などの記述があり、松嶋さんの言い分がこの本の影響である可能性がうかがえる。

科学といえない独自理論

新谷氏は回答書で「私は臨床医としてこれまで30万件以上の症例を見てきましたが、腸相(新谷氏が腸の中の状態の善しあしを人相になぞらえて呼ぶ言葉)の悪い患者に共通しているのが、乳製品をはじめとする動物性タンパク質の多量摂取でした」など独自の理論を展開していた。これは新谷氏個人の意見といえ、科学的根拠とはいえない。

病気にならない生き方
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