評価が分かれる
牛乳については健康に良い面と悪い面の両方があるため、個人の体質や摂取量によって評価が分かれると言えます。
健康に良い点
- 牛乳にはカルシウム、たんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミンなど生命維持に不可欠な5大栄養素がバランス良く含まれている。
- カルシウムは骨の健康に重要で、成長期の子供や高齢者の骨粗しょう症予防に効果がある。
- 牛乳のタンパク質(ホエイプロテインやカゼイン)は吸収されやすく、体づくりや満腹感の持続に役立つ。
- トリプトファンが含まれており、快眠をサポートするとされる。
- 牛乳はダイエットのサポートにもなる栄養密度の高い食品とされる。
- WHOや日本栄養士会もカルシウム補給源として乳製品の摂取を推奨している。
健康に悪いとされる点
- 一部で牛乳の脂質の過剰摂取が生活習慣病につながる可能性がある。
- 乳糖不耐症の人は牛乳を飲むとお腹を壊すことがある。
- 以前一部で発がんリスクの懸念が言われたが、日本で使われる牛乳は成長ホルモンの使用が禁止されており科学的根拠は薄い。
- 消化が遅いと言われるたんぱく質のカゼインが胃に留まる時間が長いため、胃が弱い人には負担になることがある。
- 体質や健康状態によっては牛乳のメリットよりデメリットが大きくなることもあり、適量の摂取が重要。
まとめ
総合すると、牛乳は健康維持に役立つ栄養素が多い食品として推奨されているが、過剰摂取や個々の体質に応じて注意が必要である。自身の体調や目的に合わせて選ぶことが望ましい。牛乳が苦手な場合や体調が合わない場合は、他のカルシウムやタンパク質を含む食品で代替可能である。
- 胃腸内視鏡学の第一人者である著者が30万例以上の胃腸を診察した経験から導き出した、病気を防ぐための食事・生活習慣について解説したベストセラーです。
主な内容は以下です。
- 健康で長生きするには、体内のエンザイム(酵素)を無駄遣いしない生活を送り、食事からエンザイムを取り入れることが重要。
- 病気の大半は遺伝よりも生活習慣に起因し、習慣が遺伝子を書き換える可能性がある。
- 薬の多くは基本的に「毒」であるとし、食べ物や生活習慣の見直しで病気を防ぐことの大切さを説く。
- 牛乳やマーガリンの弊害、過度な運動の害、よく噛むことや腹八分目が健康によい理由なども説明。
- 「命のシナリオ」に基づいた理想の生き方を追求し、免疫力を高めるための愛情など精神面の重要性にも触れる。
新谷式とも言われる食事健康法(シンヤビオジマ)を中心に、病気にならずに天寿を全うするための具体的な指針を示しています。
また、本書はシリーズ190万部を越える国民的ベストセラーの文庫版で、栄養、食材(特に水・塩・砂糖・油の重要性)を見直すことを柱に、健康な体作りの秘訣を広く伝えています。
著者は福岡県出身、1935年生まれで、日本および米国での内視鏡検査の第一人者として多くの実績を持つ医学者です。
以上の点から、この本は病気予防として食事と日常生活全般の見直しを詳しく学びたい人にとても参考になる内容です。
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