ウクライナ軍で戦場ロボットが急増中 多用途無人車両TerMIT、年内に2000両生産
ウクライナ軍では多用途無人車両(UGV)「テルミット(TerMIT)」の導入が急増しており、年内に約2000両の生産が見込まれています。テルミットはウクライナのテンコア(Tencore)社が製造する最新の軍用ロボットで、ウクライナ国防省に正式登録・承認されています。すでに約20の部隊がテルミットを運用中で、政府の認証により公式ルートで大量発注が可能になりました。
テルミットの特徴は以下の通りです。
- 小型装軌車両で最大300kgの物資を積載し、前線まで兵站支援が可能
- 地雷設置や地雷原の除去など兵士の危険負担をロボットに代替
- 機関銃やグレネードランチャーを搭載して火力支援も対応
- 高度にモジュラー化されており、目的に応じて柔軟に構成変更可能
開発は「戦時モード」で進められ、前線からの直接的なフィードバックを重視し、官僚的手続きを排して迅速に実用化しています。政府、ボランティア、民間部門が連携し、兵士が初期段階から関与しているのも特徴です。こうした体制により生産数は百単位から万単位に拡大中で、兵士たちのニーズに直結した装備となっています。
このように、ウクライナ軍の戦場ロボット運用は急増し、戦闘や兵站支援、地雷処理など多方面で人間の危険負担を軽減する重要な役割を担っています。
ウクライナが迎撃ドローン数万機調達へ キーウでは防空ドーム「クリアスカイ」稼働か
- ウクライナの迎撃ドローン大量調達と「クリアスカイ」防空ドーム構想
概要
- ウクライナ国防省国防調達局のアルセン・ジュマディロウ局長は2025年07月のインタビューで、ウクライナが迎撃用無人機(ドローン)を「数万機」規模で調達する契約を締結したと明かしました。首都キーウなどでは、防空ドーム「クリアスカイ」の本格稼働も話題となっています。
背景 ― ドローン戦と迎撃システムの現実
- ロシアによるドローン攻撃
ロシアはイラン設計・現地生産の「シャヘド」自爆ドローンを大量投入。2025年06月だけで、シャヘド型やその他デコイドローンを含めて5000機以上を使用し、一晩で最大728機が飛来した記録もある。 - パトリオットミサイルの限界
米国供与のパトリオット地対空ミサイルは高価(1発約330万ドル)で生産数も年間650発程度と限られており、シャヘド1機(推定3.5万ドル)に対してコスト面で釣り合わない。
ウクライナ側の対抗策
- 機関銃や移動防空ユニット
これまでウクライナは対空機関砲やサーマルイメージング(熱画像)カメラによる機動防空部隊で対処してきたが、高度3,000メートル以上を飛び急降下する新戦術に迎撃率が低下(6月は95%→86%に)。 - 迎撃ドローンの大量導入・開発
FPVドローンを改造した迎撃専用ドローンの配備を急拡大。最近では従来型だけでなく、空気抵抗を抑えた弾丸型やデルタ翼型など多彩な設計が登場し、これら「スティング」などは個人や団体の募金によって調達されている。
「クリアスカイ」防空ドーム
- 概念と導入状況
キーウ市などでは「クリアスカイ」と称される都市防空ネットワークの構築が進められており、市独自予算から2億6千万フリブナ(約9億円)を迎撃機・新型防衛システム構築に投入。 - AI・ドローン対応型システム
また、ラインメタル社の新型防空システム「スカイネック」など西側供与機材も含め、AIや自動追尾で機動するドローン迎撃システムが複数運用開始。
今後の展望
- 国産・民間連携で量産体制強化
迎撃ドローンは価格1,000‒5,000ドルと安価で、民間の募金やボランティアファンドによる調達が活発化。低コスト・高効率な国産AI防空システムも開発が進んでいる。
まとめ
- ロシアのドローン攻撃は「数」の戦いとなりつつあり、ウクライナはクリアスカイ型の都市防空、数万機の迎撃ドローン投入、AIを活用したシステム強化など、量と多層性で対抗しています。従来型対空兵器に加え、柔軟かつ経済的な防空ネットワーク構築がウクライナの生存戦略の中核となっています
ウクライナがドローン攻撃 沈黙する露国営メディア
1兆円の被害 「報復」も報道せず
概要
- 2025年06月1日、ウクライナ軍は「クモの巣作戦」と名付けた大規模なドローン攻撃をロシア国内の空軍基地に対して実施しました。この作戦では、自爆型ドローン117機がロシア各地の空軍基地4~5カ所を同時に攻撃し、戦略爆撃機や早期警戒機など計41機に損害を与えたとウクライナ保安庁(SBU)が発表しています。損失額は約70億ドル(約1兆円)に上ると見積もられています。
攻撃の詳細
- 標的となったのは、モスクワ近郊のリャザン州、イワノボ州、北部ムルマンスク州、東シベリアのイルクーツク州などにある空軍基地。
- 攻撃対象の多くは、ウクライナへの巡航ミサイル攻撃に使われてきたTu-95やTu-22M爆撃機、A-50早期警戒管制機など。
- ドローンは木製コンテナに収容され、トラックで基地近くまで運ばれた後、遠隔操作で発進したとされています。
ロシアの対応と国営メディアの反応
- プーチン大統領は「クモの巣作戦」やクリミア大橋への攻撃について国民への説明を行わず、国営メディアもこの大規模損害や報復についてほとんど報道していません。
- ロシア国営テレビでは、通常通りのプーチン大統領の録画映像や祝辞などが流され、攻撃被害や報復措置については沈黙が続いています。
- クレムリン広報も沈黙を貫いており、公式には「調査中」とするだけにとどまっています。
背景と影響
- 6月12日は「ロシアの日」とされ、例年プーチン大統領が文化人や科学者に国家賞を授与するなど、愛国心高揚の行事が行われます。今年は特にウクライナ侵攻の正当化を強調する日となっていましたが、その直前に起きた大規模損害の報道は政権のメンツを潰すものとなりました。
- ロシア国内では、ウクライナ侵攻が「遠い場所の出来事」と捉えられがちでしたが、今回の攻撃で戦争が自国領土に及ぶリスクが顕在化した形です。
国際的・国内の反応
- ロシア政府寄りの論客や一部メディア関係者からは、報復や更なる強硬策を求める声も上がっていますが、国営メディアは依然として沈黙を守っています。
- 一方、ウクライナ側はこの作戦の成果を積極的に発信し、戦争の新たな局面を強調しています。
「プーチン政権は、ウクライナ軍の攻撃で、ロシアが大規模な損害を出したと認めることはできない」
このように、ウクライナの大規模ドローン攻撃はロシア軍に甚大な損害を与えた一方、ロシア国営メディアはこの事実をほぼ報じず、政権のイメージ維持を優先する姿勢が鮮明となっています。
シンプルな服でいいんだよ
- 余計なことをするからダサくなる
- 目に入ってくる奇抜な服を買うからダサくなる
- 若ければなんでも似合うが、歳をとると似合う服は減る
- 自分らしさとか「個性」はいったん脇に置くこと
- 鏡で自分をみている時間以外は服は他人が見るもの
- まずはレシピ通りに服を着る
- お気に入りの服をユニフォーム化する
- 「毎日同じ服を着ること」は「ダサくない」
- ベースとなる服はユニクロ、アウターはセレクトショップで買う
- 無地の服を買う
- ロゴの目立たない服を買う
- 色は「ネイビー」「ブラック」「ホワイト」「グレー」「ベージュ」
の5色だけでいい
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